基礎生物工学

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 基礎生物工学
科目番号 0007 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 1
開設期 後期 週時間数 後期:2
教科書/教材 生物を知るための生化学/ スクエア最新図説生物(第一学習社)
担当教員 山﨑 隆志

到達目標

1 生物体を作る物質について認識できること。
2タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを認識できること。
3 タンパク質、糖質、脂質の働きと構造について概要について認識できること。
4核酸と遺伝情報とその働きについて認識できること。
5細胞内の異化について認識できること。
6生化学の発展について認識できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (到達目標1234) 生物体を作る物質について認識できること。 生物体を作る物質について概ね認識できること。 生物体を作る物質について認識できていない。
評価項目2 (到達目標5)細胞内の異化について認識できること。細胞内の異化について概ね認識できること。細胞内の異化について認識できていない。
評価項目2 (到達目標6)生化学の発展について認識できること。生化学の発展について概ね認識できること生化学の発展について認識できていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
バイオテクノロジー・生物工学を学ぶために、生化学がどのようにして発展してきたかを学びながら、生化学の基礎知識を習得する。
授業の進め方・方法:
予備知識:中学の理科、特に生物や化学分野に関する知識を整理・復習しておくこと。前期の生物も復習しておくこと。
講義室: 多目的室
授業形式:講義、演習
注意点:
評価方法:中間・定期試験(4回)80%、演習、レポートなど20%により評価し、60点以上を合格とする
自己学習の指針:授業内容を理解するとともに教科書の内容把握の予習復習を行ってください。課題レポートに取り組んでください。これらを合わせて授業時間と同じ程度の自主学習をお願いします。
オフィスアワー:月曜日の16:00~17:00

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 生化学とは 生物を構成する元素 生化学とは 生物を構成する元素について認識する
2週 生物を構成する化合物  細胞とそのつくりと働き 生物を構成する化合物  細胞とそのつくりと働きについて認識する
3週 細胞小器官 タンパク質とアミノ酸 細胞小器官 タンパク質とアミノ酸について認識する
4週 タンパク質の構造 タンパク質の構造について認識する
5週 糖質 糖質について認識する
6週 脂質と核酸
脂質と核酸について認識する
7週 これまでのまとめ これまでの学習内容を認識する。
8週 中間試験
4thQ
9週 酵素 酵素について認識する
10週 細胞内呼吸 細胞内呼吸について認識する
11週 遺伝情報物質としての核酸 遺伝情報物質としての核酸について認識する
12週 複製と転写 複製と転写について認識する。
13週 翻訳 翻訳について認識する
14週 バイオテクノロジー バイオテクノロジーについて認識する
15週 これまでのまとめ これまでの学習内容を認識する。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野基礎生物原核生物と真核生物の違いについて説明できる。1後2
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。1前3,後2,後3
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。1後2,後3
代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。1後10
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。1後9
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。1後10
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。1後11
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。1前8,前11,後11
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。1後11
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。1後11
細胞膜を通しての物質輸送による細胞の恒常性について説明できる。1後3
フィードバック制御による体内の恒常性の仕組みを説明できる。1後10
生物化学タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。1前8,後2
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。1
単糖と多糖の生物機能を説明できる。1後5
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。1後5
グリコシド結合を説明できる。1後5
多糖の例を説明できる。1後5
脂質の機能を複数あげることができる。1後6
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。1後6
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。1前7,前8,後6
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。1後3
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。1前12,後3
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。1前12,後4
タンパク質の高次構造について説明できる。1前13,後4
ヌクレオチドの構造を説明できる。1後6,後11
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。1前8,後6,後11
DNAの半保存的複製を説明できる。1後6,後12
RNAの種類と働きを列記できる。1後6,後12
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。1後6,後13
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。1後9
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。1後9
補酵素や補欠因子の働きを例示できる。水溶性ビタミンとの関係を説明できる。1後9
解糖系の概要を説明できる。1後10
クエン酸回路の概要を説明できる。1後10
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。1後10
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。1後10

評価割合

試験演習、レポート合計
総合評価割合80200100
専門的能力80200100
分野横断的能力0000