微生物学序論

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 微生物学序論
科目番号 0011 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 応用微生物の基礎知識〈小崎道夫 オーム社)、スクエア 最新図説生物(第一学習社) バイオテクノロジーの基礎実験(鈴木隆雄、三共出版)
担当教員 山﨑 隆志

到達目標

原核微生物と真核微生物の種類と特徴について説明ができる。また、簡単な分類ができる。基礎的な実験法について説明できる。微生物の増殖・培養方法について説明できる。アルコール発酵について説明でき、その醸造への利用について説明できる。食品加工と微生物の関係について、抗生物質や生理活性物質とその微生物による生産について説明できる。微生物の酵素や代謝について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1原核微生物と真核微生物の種類と特徴について説明ができる。また、簡単な分類ができる。原核微生物と真核微生物の種類と特徴について理解できる。また、簡単な分類ができる。原核微生物と真核微生物の種類と特徴について理解できない。また、簡単な分類ができない。
評価項目2基礎的な実験法について説明できる。微生物の増殖・培養方法について説明できる。基礎的な実験法について理解できる。微生物の増殖・培養方法について理解できる。基礎的な実験法について理解できない。微生物の増殖・培養方法について理解できない。
評価項目3アルコール発酵について説明でき、その醸造への利用について説明できる。食品加工と微生物の関係について、抗生物質や生理活性物質とその微生物による生産について説明できる。微生物の酵素や代謝について説明できる。アルコール発酵や醸造への利用について理解できる。食品加工と微生物の関係や抗生物質や生理活性物質とその微生物による生産について理解できる。微生物の酵素や代謝について理解できる。アルコール発酵や醸造への利用について理解できない。食品加工と微生物の関係や抗生物質や生理活性物質とその微生物による生産について理解できない。微生物の酵素や代謝について理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
微生物の構造、形態、分類、性質や取り扱いについて学び、バイオテクノロジーの基礎となる微生物学を理解する。
授業の進め方・方法:
予備知識:1年次の生物及び基礎生物工学は基礎となるので十分に整理復習しておくことが必要である。
評価方法・評価基準:中間・定期試験(4回)80%、演習、レポートなど20%により評価し、60点以上を合格とする。
授業形式: 講義と演習
注意点:
自己学習の指針:授業内容を理解するとともに教科書の内容把握の予習復習を行ってください。課題レポートに取り組んでください。これらを合わせて授業時間と同じ程度の自主学習をお願いします。
学生が用意するもの: 教科書、ノート、ファイル、プリント、最新図説生物、バイオテクノロジーの基礎実験
佐世保高専教育目標: 2)
オフィスアワー: 月曜日の16時~17時

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 微生物の意義と歴史 微生物の意義と歴史について認識する
2週 微生物の働きと分類 微生物の働きと分類について認識する
3週 糸状菌と酵母 糸状菌と酵母について認識する
4週 中間試験 これまでの学習内容に関する問題を解ける。
5週 細菌とその種類 細菌とその種類について認識する
6週 微生物の増殖と環境 微生物の増殖と環境について認識する
7週 微生物の栄養 微生物の栄養について認識する
8週 微生物の基礎実験と菌体増殖の測定 微生物の基礎実験と菌体増殖の測定について認識する
2ndQ
9週 糸状菌と細菌の培養 糸状菌と細菌の培養について認識する
10週 放線菌とウイルス 放線菌とウイルスについて認識する
11週 微生物の酵素とその種類 微生物の酵素とその種類について認識する
12週 中間試験 これまでの学習内容に関する問題を解ける。
13週 微生物の代謝と代謝産物の利用 微生物の代謝と代謝産物の利用について認識する
14週 応用微生物の利用 と下水および工業廃水処理 応用微生物の利用 と下水および工業廃水処理について認識する
15週 アルコール飲料と発酵食品 アルコール飲料と発酵食品について認識する
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験演習相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000