分析化学Ⅰ

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 分析化学Ⅰ
科目番号 0012 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 これならわかる分析化学(吉田直紀 三共出版)
担当教員 和田 憲治

到達目標

1. 溶液の濃度について計算できる。(A-4)
2. 酸と塩基の定義について説明できる。(A-4)
3. 強酸,強塩基,弱酸,弱塩基,および塩の水溶液を理解できる。(A-4)
4. 緩衝溶液を理解できる。(A-4)
5. 酸塩基滴定を理解できる。(A-4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1様々な溶液の濃度について計算できる。一般的な溶液の濃度について計算できる。溶液の濃度について計算できない。
評価項目2様々な酸と塩基の定義について説明できる。一般的な酸と塩基の定義について説明できる。酸と塩基の定義について説明できない。
評価項目3様々な緩衝溶液を理解できる。一般的な緩衝溶液を理解できる。緩衝溶液を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
水溶液中の酸塩基平衡を説明し、酸塩基に関する溶液内化学平衡を理解させるとともに分析実験における実験操作について学ぶ。
授業の進め方・方法:
予備知識:化学変化および化学平衡に関して理解し、反応に関係する物質の数量的な計算ができること。
講義室:2C教室
授業形態:講義と演習
学生が用意するもの:関数電卓
注意点:
評価方法:前後期の中間・期末試験(計4回)の平均点を80点、演習提出状況を20点、合計100点満点で評価して60点以上を合格
とする。
自己学習の指針:配布演習プリントを自習課題とし,毎回の授業の整理を行うこと。中間試験および定期試験前には,教科書の設問,配布演習プリントを理解できていること。
到達目標:※到達目標の( )内の記号はJABEE学習・教育到達目標

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 溶液の濃度 溶液の濃度計算ができる。
2週 希釈溶液及び混合溶液の濃度 希釈溶液及び混合溶液の濃度計算ができる。
3週 酸塩基の定義 酸塩基の定義を説明できる。
4週 水溶液中の酸塩基反応 水溶液中の酸塩基反応を説明できる
5週 水の解離、pHの定義、純水のpH 水の解離、pHの定義,純水のpHを説明できる。
6週 酸塩基の解離度と解離定数 酸塩基の解離度と解離定数を説明できる。
7週 役酸塩基対と解離定数 役酸塩基対と解離定数 を説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 強酸の水溶液のpH 強酸の水溶液のpH を計算できる。
10週 強塩基の水溶液のpH 強塩基の水溶液のpH を計算できる。
11週 弱酸水溶液のpH(その1) 弱酸水溶液のpH(その1) を計算できる。
12週 弱酸水溶液のpH(その2) 弱酸水溶液のpH(その2) を計算できる。
13週 弱塩基水溶液のpH(その1) 弱塩基水溶液のpH(その1) を計算できる。
14週 弱塩基水溶液のpH(その2) 弱塩基水溶液のpH(その2) を計算できる。
15週 多塩基酸水溶液のpH 多塩基酸水溶液のpH を計算できる。
16週
後期
3rdQ
1週 塩の水溶液のpH(その1) 塩の水溶液のpH(その1) を計算できる。
2週 塩の水溶液のpH(その2) 塩の水溶液のpH(その2) を計算できる。
3週 共通イオンの効果 共通イオンの効果を説明できる。
4週 共通イオンの効果と緩衝溶液 共通イオンの効果と緩衝溶液 を説明できる。
5週 緩衝溶液のpH 緩衝溶液のpH を計算できる。
6週 酸塩基を添加した緩衝溶液のpH(その1) 酸塩基を添加した緩衝溶液のpH(その1) を計算できる。
7週 酸塩基を添加した緩衝溶液のpH(その2) 酸塩基を添加した緩衝溶液のpH(その2) を計算できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 酸塩基混合溶液のpH(その1) 酸塩基混合溶液のpH(その1) を計算できる。
10週 酸塩基混合溶液のpH(その2) 酸塩基混合溶液のpH(その2) を計算できる。
11週 酸塩基滴定の滴定曲線(その1) 酸塩基滴定の滴定曲線(その1) 作図できる。
12週 酸塩基滴定の滴定曲線(その2) 酸塩基滴定の滴定曲線(その2) 作図できる。
13週 酸塩基滴定における当量点の指示法 酸塩基滴定における当量点の指示法を説明できる。
14週 多価塩基酸と強塩基滴定の滴定曲線 多価塩基酸と強塩基滴定の滴定曲線 作図できる。
15週 多価塩基酸と強塩基滴定における当量点の指示法 多価塩基酸と強塩基滴定における当量点の指示法 を説明できる。
16週

評価割合

試験演習合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000