物理化学Ⅲ

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 物理化学Ⅲ
科目番号 0017 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:1
教科書/教材 渡辺 啓著 「物理化学」 サイエンス社
担当教員 長田 秀夫

到達目標

1.化学・生物系の課題を解決するために相平衡論の知識を使うことができること。(A4)
2.化学・生物系の課題を解決するために化学平衡論の知識を使うことができること。(A4)
3.化学・生物系の課題を解決するために電解質および電池の知識を使うことができること。(A4)
4.化学・生物系の課題を解決するために気体状態の知識を使うことができること。(A4)
5.化学・生物系の課題を解決するために化学反応速度論の知識を使うことができること。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1相平衡に関する問題を定量的に解決することができる。相平衡に関する問題をある程度定量的に解決することができる。相平衡に関する問題を定量的に解決することができない。
到達目標2化学平衡に関する問題を定量的に解決することができる。化学平衡に関する問題をある程度定量的に解決することができる。化学平衡に関する問題を定量的に解決することができない。
到達目標3電解質および電池に関する問題を定量的に解決することができる。電解質および電池に関する問題をある程度定量的に解決することができる。電解質および電池に関する問題を定量的に解決することができない。
到達目標4気体状態に関する問題を定量的に解決することができる。気体状態に関する問題をある程度定量的に解決することができる。気体状態に関する問題を定量的に解決することができない。
到達目標5化学反応速度論に関する問題を定量的に解決することができる。化学反応速度論に関する問題をある程度定量的に解決することができる。化学反応速度論に関する問題を定量的に解決することができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
高専卒業生として特に有用と考えられる化学熱力学を中心に講義と演習により物理化学の考え方を身につけさせる。
授業の進め方・方法:
予備知識:4年次までの化学,物理化学の関連する項目を整理・復習するとともに、数学、とくに微分(常微分・偏微分),積分および簡単な微分方程式の解法について復習しておくこと。
講義室:5C教室
授業形式:通常授業
学生が用意するもの:教科書,筆記用具,電卓
注意点:
評価方法:2回の試験の平均点が60点以上あり、かつ課題プリント提出率が70%以上あれば合格とする。
自己学習の指針:演習問題および提出課題を毎週出すのでそれらを自力で正解できるようになること。
オフィスアワー:月曜日および木曜日の16時~17時(会議の日は除く)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業内容の説明と自由エネルギー 自由エネルギーに関する応用問題ができる。
2週 純物質の相平衡 純物質の相平衡に関する応用問題ができる。
3週 化学ポテンシャル 化学ポテンシャルに関する応用問題ができる。
4週 希薄溶液の熱力学的性 薄溶液の性質に関する応用問題ができる。
5週 化学平衡の法則 化学平衡の法則に関する応用問題ができる。
6週 平衡定数と熱力学関数 平衡定数と熱力学関数の関係に関する応用問題ができる。
7週 1〜6週の総合的な演習問題 テキストを参考にしながらこれまでの総合的な応用問題ができる。
8週 前学期中間試験 評価項目1,2の内容についての総合的な応用問題ができる。
2ndQ
9週 電解質溶液 電解質溶液に関する応用問題ができる。
10週 電池 Nernstの式を用いて電池の起電力に関する応用問題ができる。
11週 理想気体 理想気体に関する応用問題ができる。
12週 実在気体 実在気体に関する応用問題ができる。
13週 反応次数と速度定数 反応次数と速度定数に関する応用問題ができる。
14週 反応速度の理論 反応速度の理論を理解し、応用問題ができる。
15週 9〜14週の総合的な演習問題 テキストを参考にしながらこれまでの総合的な応用問題ができる。
16週 前学期定期試験 評価項目3〜5の内容についての総合的な応用問題ができる。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000