機械工学概論

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 機械工学概論
科目番号 0021 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:1
教科書/教材 基礎から学ぶ機械工学 キカイを学んでものづくり力を鍛える! 門田和雄
担当教員 城野 祐生

到達目標

1.材料の力学的な性質を理解する.(A4)
2.材料力学の基本的な計算をできる.(A4)
3.複合材料、熱応力等の力学の計算をできる.(A4)
4.機械に関するものづくりの方法について理解する.(A4)
5.様々な工作法について説明できる。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (到達目標1,2)材料の力学的な性質を理解し、材料力学の基本的な計算を正確にできる。材料の力学的な性質を理解し、材料力学の基本的な計算をほぼできる。材料の力学的な性質を理解していない。材料力学の基本的な計算をできない。
評価項目2 (到達目標3)複合材料、熱応力等の応用問題を正確に解ける。複合材料、熱応力等の応用問題をほぼ解ける。複合材料、熱応力等の応用問題を解けない。
評価項目3 (到達目標4,5)機械部品等のものづくりの方法について理解し、様々な工作法について正確に説明できる。機械部品等のものづくりの方法について理解し、様々な工作法についてほぼ説明できる。機械部品等のものづくりの方法について理解していない。工作法について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械工学全般について学習し,機械工学について理解を深める.材料の力学的な性質や基礎的な力学計算の方法を学習する.また、素材から製品へ加工する方法について学習する。
授業の進め方・方法:
予備知識:これまでの学んできた工学に関する知識,数学,物理,化学工学の知識。
講義室:5C教室
授業形式:座学と演習
学生が用意するもの:関数電卓、筆記用具、専用ノート
注意点:
評価方法:中間試験と期末試験の平均点100点満点で60点以上を合格とする。
自己学習の指針:講義を受ける前の予習と講義後の復習をしっかり行ってください。講義内で演習をする時間は限られますので、講義中の演習問題や関連する問題集などで自主学習、演習に取り組んでください。授業時間と同じ程度の自主学習、演習を行ってください。
オフィスアワー:月曜日16:00~17:00(教員室),金曜日 16:00~17:00(教員室)
※到達目標の( )内の記号はJABEE学習・教育到達目標

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業ガイダンス、機械工学とは 、工業力学に関する演習 機械工学とはどのような学問であるか理解している。
2週 荷重と材料の応力、伸びとひずみ 荷重と材料の応力、伸びとひずみの関係を理解している。
3週 伸びとひずみの計算 伸びとひずみの基礎的な問題を計算できる。
4週 鉄鋼材料の応力とひずみの関係 鉄鋼材料の応力とひずみの関係について理解している。
5週 体積ひずみ 体積ひずみについて理解している。
6週 熱応力、疲労 熱応力について理解し、基礎的な計算をできる。
7週 プラスチックの力学 プラスチックの力学について理解している。
8週 中間試験 これまでの学習内容に関する問題を解ける。
4thQ
9週 試験解説、機械材料の分類、鉄鋼材料 機械材料の分類を理解している。
10週 工作法の分類、鋳造 鋳造法の原理、特徴と種類について理解している。
11週 鍛造、圧延、プレス加工 鍛造法の原理、特徴と種類について理解している。
12週 溶接 溶接の原理、特徴と種類について理解している。
13週 熱処理 熱処理の原理、特徴と種類について理解している。
14週 切削加工、精密加工 切削加工の原理、特徴と種類について理解している。
15週 プラスチック成型 プラスチック成型の原理、特徴と種類について理解している。
16週 後期末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000