科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国語
科目番号 0067 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 改訂版現代文B(数研出版)・漢字検定対応常用漢字オールクリア(尚文出版)
担当教員 大坪 舞

到達目標

1.論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。
2.論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
3.文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。
4.常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。
5.類義語・対義語を思考や表現に活用できる。
6.社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。
7.専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。
8.ピアで協働し、課題解決に取り組むことができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、わかりやすく要約できる。論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。論理的な文章(論説や評論)の構成や展開をとらえず、要約できない。
評価項目2論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を論理的に述べることができる。論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができない。
評価項目3文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を論理的に述べることができる。 文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができない。
評価項目4常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。常用漢字の音訓をおおむね正しく使える。主な常用漢字がおおむね書ける。常用漢字の音訓を正しく使えない。主な常用漢字が書けない。
評価項目5類義語・対義語を思考や表現に的確に活用できる。類義語・対義語を思考や表現に活用できる。類義語・対義語を思考や表現に活用できない。
評価項目6社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容をわかりやすく説明できる。社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できない。
評価項目7専門の分野に関する用語を思考や表現に的確に活用できる。専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できない。
評価項目8ピアで協働し、主体的に課題解決に取り組むことができる。ピアで協働し、課題解決に取り組むことができる。ピアで協働し、課題解決に取り組むことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
論理的文章・文学的文章を教材として、読解力、論理的思考力、文章表現力を身につける。
授業の進め方・方法:
講義および学生によるピア活動を中心として進める。
予習・復習として動画教材やLMSを用いた課題提示・回収を実施する。
漢字の小テストを毎週実施し、7コマごとに全体の確認テストを実施する。
授業中にICTを使用し、課題の作成や、クラス内での問題共有に取り組むので、PC・タブレット端末・スマートフォンなどを適宜用意すること。
授業内で提出する文章は、例としてあげることがあるので、全体に公開することを前提に記すこと。
注意点:
【提出物】
・各提出物は期日までに提出すること。遅れた場合は日数に応じて減点する。
・欠席等で期日に提出できなかった場合、紙媒体の場合、登校後すぐに教員室に提出しに来ること。また、遅れ提出の事情を名前横に明記すること。システムを使用して提出する場合は、遅刻した旨を書いて提出すること。
・すべての提出物は試験期間前(科目を問わず試験1日目の前日)に提出すること。以降は受け取らない。
・他人の提出物を写した場合、写した者・写された者双方を0点とする。
・出典を書かずに書籍・インターネットなどの情報を写した場合も0点とする。

【連絡手段】
・連絡はTeamsを基本とする。個別の連絡がある場合、Teamsチャットにて連絡すること。
・遅刻・欠席・提出遅れなど、連絡はチャットにこまめにいれること。

【評価基準・評価方法】
要約・小論文・発表60%・確認テスト20%・小テスト10%、課題ピア活動10%で総合的に判断する。
総合成績60点以上を単位取得とする。
各授業項目および授業時間の配分は、学生の理解・習得の状況を確かめながら、変更することがあり得る。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
野矢茂樹「日本語は非論理的か」
授業の目的・進行方法を理解できる。
本文を読解し、大意を捉えることができる。
2週 野矢茂樹「日本語は非論理的か」 日本語の特徴を知り、具体例を示して説明できる。
本文を要約できる。
3週 港千尋「擬似群衆の時代」 本文を読解し、大意を捉えることができる。
4週 港千尋「擬似群衆の時代」 本文を要約できる。
5週 港千尋「擬似群衆の時代」 本文をふまえ、ポスト情報化社会に対する意見を述べることができる。
6週 原田マハ「無用の人」 本文を表現に即して読解することができる。
7週 原田マハ「無用の人」 父の人物像について考察し、意見を述べることができる。
8週 確認テスト
上田紀之「『内的成長』社会へ」
7週目までの範囲の漢字・語彙を修得できる。
本文を読解し、大意を捉えることができる。
2ndQ
9週 上田紀之「『内的成長』社会へ」 本文を要約できる。
10週 岡真理「文化が違う」とは何を意味するのか 本文を読解し、大意を捉えることができる。
11週 岡真理「文化が違う」とは何を意味するのか 本文を要約できる。
異文化理解に関する文章を読み、要約できる。
12週 岡真理「文化が違う」とは何を意味するのか 異文化理解に関して、考え、小論文を書くことができる。
13週 短歌 担当する短歌を表現に即して読み取り、発表資料を作成できる。
14週 短歌 担当する短歌を表現に即して読み取り、発表資料を作成できる。
15週 確認テスト
短歌
14週目までの範囲の漢字・語彙を修得できる。
担当する短歌について表現に即して読み取った内容をわかりやすく発表できる。
16週
後期
3rdQ
1週 多木浩二「消費されるスポーツ」 本文を読解し、大意を捉えることができる。
2週 多木浩二「消費されるスポーツ」 本文を要約できる。
3週 山田登世子「メディアのテロル」 本文を読解し、大意を捉えることができる。
4週 山田登世子「メディアのテロル」 本文を要約できる。
5週 メディアと専門領域についての考察 専門領域とメディアがどのようにかかわっているか考察し、小論文を書くことができる。
6週 メディアと専門領域についての考察 専門領域とメディアがどのようにかかわっているか考察し、小論文を書くことができる。
7週 メディアと専門領域についての考察 書いた小論文をピアで批評できる。
8週 確認テスト
メディアと専門領域についての考察
7週目までの範囲の漢字・語彙を修得できる。
専門領域とメディアがどのようにかかわっているか考察した内容をわかりやすく発表できる。
4thQ
9週 小説 担当する短編小説に描かれた人物やものの考え方を表現に即して読み取り、グループ内で意見交換できる。
10週 小説 担当する短編小説に描かれた人物やものの考え方を表現に即して読み取り、グループでまとめた意見を発表資料にまとめることができる。
11週 小説 担当する短編小説に描かれた人物やものの考え方を表現に即して読み取り、グループでまとめた意見を発表資料にまとめることができる。
12週 小説 担当する短編小説に描かれた人物やものの考え方を表現に即して読み取った内容を、わかりやすく発表できる。
13週 小説 担当する短編小説に描かれた人物やものの考え方を表現に即して読み取り、考察した上で批評文を書くことができる。
14週 小説 担当する短編小説に描かれた人物やものの考え方を表現に即して読み取り、考察した上で批評文を書くことができる。
15週 確認テスト
小説
14週目までの範囲の漢字・語彙を修得できる。
ピアで小論文を批評できる。
16週

評価割合

要約・小論文・発表確認テスト小テスト提出物・ピア合計
総合評価割合60201010100
基礎的能力60201010100
専門的能力00000