機器分析

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 機器分析
科目番号 0080 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 機器分析(田中誠之、飯田芳男共著 裳華房)
担当教員 田中 泰彦

到達目標

1.紫外可視吸収分光スペクトルから有機物の構造解析ができる。 (A4)
2.赤外吸収分光スペクトルから有機物の構造解析ができる。(A4)
3.核磁気共鳴から有機物の構造解析ができる。(A4)
4.質量スペクトルから有機物の構造解析ができる。(A4)
5.X線分析法による無機化合物の定性、定量分析が説明できる。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
紫外可視吸収分光スペクトルから有機物の構造解析ができる。紫外可視吸収分光スペクトルから様々な有機物の構造解析ができる。紫外可視吸収分光スペクトルから代表的な有機物の構造解析ができる。紫外可視吸収分光スペクトルから有機物の構造解析ができない。
赤外吸収分光スペクトルから有機物の構造解析ができる。赤外吸収分光スペクトルから様々な有機物の構造解析ができる。赤外吸収分光スペクトルから一般的な有機物の構造解析ができる。赤外吸収分光スペクトルから有機物の構造解析ができない。
核磁気共鳴から有機物の構造解析ができる。核磁気共鳴から様々な有機物の構造解析ができる。核磁気共鳴から一般的な有機物の構造解析ができる。核磁気共鳴から有機物の構造解析ができない。
質量スペクトルから有機物の構造解析ができる。質量スペクトルから様々な有機物の構造解析ができる。質量スペクトルから一般的な有機物の構造解析ができる。質量スペクトルから有機物の構造解析ができない。
X線分析法による無機化合物の定性、定量分析が説明できる。X線分析法による様々な無機化合物の定性、定量分析が説明できる。X線分析法による一般的な無機化合物の定性、定量分析が説明できる。X線分析法による無機化合物の定性、定量分析が説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
紫外吸収、赤外吸収、核磁気共鳴吸収、質量スペクトルによる有機化合物の構造解析およびX線回折分析、蛍光X線分析による無機化合物の定性、定量分析法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
予備知識:分析化学、無機化学および有機化学の基礎知識があること。
講義室:4C教室
授業形態:講義と演習
学生が用意するもの:教科書,ノート,関数電卓,配付資料を切り貼りする人はハサミとノリなど
注意点:
評価方法:前後期の中間・期末試験(計4回)の平均点を80点、ポートフォリオ(演習テスト・提出物の提出状況)を20点、合計100点満点で評価して60点以上を合格
自己学習の指針:配布演習プリントを自習課題とし,毎回の授業の整理を行うこと。
中間試験および定期試験前には,教科書の設問,配布演習プリントを理解できていること。
オフィースアワー:随時
※到達目標の( )内の記号はJABEE学習・教育到達目標

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 電磁波の種類と機器分析法 電磁波の種類と機器分析法を説明できる。
2週 吸光光度分析法の基礎、吸収に関する用語と記号 吸光光度分析法の基礎、吸収に関する用語と記号 を説明できる。
3週 Lambert Beerの法則 Lambert Beerの法則 を説明できる。
4週 吸光光度分析における定量分析、多成分同時定量法 吸光光度分析における定量分析、多成分同時定量法 を説明できる。
5週 紫外吸収スペクトルの基礎および各種の電子遷移 紫外吸収スペクトルの基礎および各種の電子遷移 を説明できる。
6週 共役系と芳香族の紫外特性吸収 共役系と芳香族の紫外特性吸収 を説明できる。
7週 紫外吸収スペクトルの有機物構造解析への応用 紫外吸収スペクトルの有機物構造解析への応用 を説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 赤外吸収スペクトルの原理 赤外吸収スペクトルの原理 を説明できる。
10週 有機化合物の赤外特性吸収(炭化水素) 有機化合物の赤外特性吸収(炭化水素) を説明できる。
11週 有機化合物の赤外特性吸収(芳香族) 有機化合物の赤外特性吸収(芳香族) を説明できる。
12週 有機化合物の赤外特性吸収(酸素を含む化合物) 有機化合物の赤外特性吸収(酸素を含む化合物) を説明できる。
13週 赤外吸収スペクトルの有機物の構造解析への応用 赤外吸収スペクトルの有機物の構造解析への応用 を説明できる。
14週 その他の測定1 その他の測定手法1について説明できる。
15週 その他の測定 2 その他の測定手法2について説明できる。
16週
後期
3rdQ
1週 核磁気共鳴法の原理 核磁気共鳴法の原理 を説明できる。
2週 核磁気共鳴における官能基と化学シフト 核磁気共鳴における官能基と化学シフト を説明できる。
3週 核磁気共鳴におけるカップリング 核磁気共鳴におけるカップリング を説明できる。
4週 核磁気共鳴の有機物の構造解析への応用 核磁気共鳴の有機物の構造解析への応用 を説明できる。
5週 質量分析法の原理 質量分析法の原理 を説明できる。
6週 質量分析におけるフラグメンテーションの一般則 質量分析におけるフラグメンテーションの一般則 を説明できる。
7週 質量分析スペクトル解読の手順 質量分析スペクトル解読の手順 を説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 質量分析の有機物の構造解析への応用 質量分析の有機物の構造解析への応用 を説明できる。
10週 有機化合物の構造解析演習 有機化合物の構造解析ができる。
11週 X線の発生と性質 X線の発生と性質 を説明できる。
12週 X線回折分析法の原理 X線回折分析法の原理 を説明できる。
13週 X線回折分析の応用(その1) X線回折分析の応用(その1) を説明できる。
14週 X線回折分析の応用(その2) X線回折分析の応用(その2) を説明できる。
15週 蛍光X線分析法の原理 蛍光X線分析法の原理 を説明できる。
16週

評価割合

試験ポートフォリオ合計
総合評価割合8020100
専門的能力8020100