細胞・遺伝子工学

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 細胞・遺伝子工学
科目番号 0087 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 プリント
担当教員 村山 智子

到達目標

1.DNA、プラスミド等について説明できる。(A4)
2.遺伝子導入法を説明できる。(A4)
3.遺伝子増幅および解析法を説明できる。(A4)
4.遺伝子工学技術の社会的意義を説明できる。(A4)
5.最近の遺伝子工学技術を説明できる。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (到達目標1,2)遺伝子導入法について図を用いて説明できる。遺伝子導入法についてある程度説明できる。遺伝子導入法について説明できない。
評価項目2 (到達目標3)遺伝子増幅および解析法を図を用いて説明できる。遺伝子増幅および解析法をある程度説明できる。遺伝子増幅および解析法を説明できない。
評価項目3 (到達目標4,5)最近の遺伝子工学技術および社会的意義を説明できる。最近の遺伝子工学技術および社会的意義をある程度説明できる。最近の遺伝子工学技術および社会的意義を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
生物学・生化学の基礎知識をもとに細胞・遺伝子工学技術の基本原理とその利用について解説する。
授業の進め方・方法:
予備知識  :生物学、生化学の基礎知識
講 義 室 :大講義室、演習室
授業形式 :講義、課題発表
学生が用意するもの : 配布資料
注意点:
評価方法:    期末試験(70点)、課題発表評価(20点)、授業態度(10点)により評価し、60点以上を合格とする。 追試験は1回のみとする。
自己学習の指針:配布資料の復習を行うこと。課題に関しては、技術的な内容もさることながら、その背景や社会的意義をも踏まえた調査を行うこと。
オフィスアワー: 16時00分~17時00分

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 遺伝子工学の基礎知識 DNAの構造や遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。
2週 遺伝子工学に関する演習問題 DNAの構造や遺伝情報とタンパク質の関係についての問題を解くことができる。
3週 動物細胞への遺伝子導入法Ⅰ 遺伝子組換え技術の原理について説明できる。
4週 動物細胞への遺伝子導入法Ⅱ 遺伝子組換え技術の原理について説明できる。
5週 動物細胞への遺伝子導入法Ⅲ 遺伝子組換え技術の原理について説明できる。
6週 DNA増幅Ⅰ (総論) DNA増幅の原理について説明できる。
7週 DNA増幅Ⅱ (各論) PCR法について詳細な説明ができる。
8週 DNA増幅Ⅲ (各論) PCR法について詳細な説明ができる。
4thQ
9週 遺伝子操作技術-未来人の設計図- バイオテクノロジーが従来の技術に対して優れている点について説明できる。
10週 遺伝子解析Ⅰ 遺伝子解析を通してバイオテクノロジーの応用例について説明できる。
11週 遺伝子解析Ⅱ 遺伝子解析を通してバイオテクノロジーの応用例について説明できる。
12週 遺伝子疾患 遺伝子が関連する疾患について説明できる。
13週 iPS細胞 iPS細胞について説明できる。
14週 遺伝子工学技術について発表 バイオテクノロジーが従来の技術に対して優れている点について説明できる。
15週 遺伝子工学技術について発表 遺伝子組み換え技術のリスクと安全策について説明できる。
16週

評価割合

試験発表授業態度合計
総合評価割合702010100
専門的能力7020090
分野横断的能力001010