応用微生物学

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 応用微生物学
科目番号 0088 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材
担当教員 山﨑 隆志

到達目標

・微生物の種類と特徴について理解できる。(A4)
・微生物の生体内成分とその代謝経路を理解できる。(A4)
・微生物の増殖曲線・育種方法・培養方法について理解できる。(A4)
・微生物による食品加工や排水処理、抗生物質や生理活性物質などの生産について理解できる。(A4)
・バイオプロセスと培養産物の抽出・精製法を理解できる。(A4)
・反応速度、増殖速度パラメータを求めることができる。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1微生物の種類と特徴、 生体内成分とその代謝経路を理解できる。微生物の種類と特徴、 生体内成分とその代謝経路をほとんど理解できる。微生物の種類と特徴、 生体内成分とその代謝経路を理解できない。
評価項目2微生物の増殖曲線・育種方法・培養方法について理解できる。微生物の増殖曲線・育種方法・培養方法についてほとんど理解できる。微生物の増殖曲線・育種方法・培養方法について理解できない。
評価項目3バイオプロセスと培養産物の抽出・精製法を理解できる。反応速度、増殖速度パラメータを求めることができる。バイオプロセスと培養産物の抽出・精製法をほとんど理解できる。増殖速度パラメータを求めることができる。バイオプロセスと培養産物の抽出・精製法を理解できない。反応速度、増殖速度パラメータを求めることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
微生物の構成成分や菌体の培養に関する知識を習得する。また、酵素の速度論的取り扱いを習得し、酵素の精製法や生体内での代謝機能の基礎知識を得る。
授業の進め方・方法:
授業の進め方:講義と演習と発表
評価方法:中間・定期試験(4回)80%、演習、レポートなど20%により評価し、60点以上を合格とする。
注意点:
自己学習の指針:毎回の授業で自習課題を課すので、自習課題に取り組んでください。中間試験と定期試験前には、配付した資料、自習課題を理解できているようにしてください。授業内容を理解するとともに授業の内容把握の予習復習を行ってください。これらを合わせて授業時間と同じ程度の自主学習をお願いします。
オフィスアワー:月曜日の16:00~17:00
佐世保高専 教育目的2
JABEE対応学習・教育到達目標 A-4
JABEE基準1(2)   b, d-1, e

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 微生物の構成成分 微生物の構成成分について理解できる。
2週 タンパク質
タンパク質の特徴について理解できる。
3週 タンパク質 タンパク質の特徴について理解できる。
4週 核酸 核酸の構造と機能について説明できる 。
5週 糖の構造と機能について理解できる 。
6週 脂質 脂質の構造と機能について理解できる
7週 これまでのまとめ これまでの学習内容を理解する。
8週 中間試験 これまでの学習内容に関する問題を解ける。
2ndQ
9週 細胞の構造 微生物の分類 細胞の構造と微生物の分類について説明できる
10週 微生物の環境と栄養


微生物の環境と栄養について理解できる
11週 バイオプロセスの構成 バイオプロセスとその構成について理解できる
12週 微生物の培養技術と発酵プロセス
微生物の培養技術と発酵プロセスについて理解できる
13週 培養操作・装置と化学量論式 培養操作と装置について、また化学量論式を作ることが出来る
14週 増殖速度・増殖収率
増殖速度と増殖収率を求めることが出来る
15週 これまでのまとめ これまでの学習内容を理解する。
16週
後期
3rdQ
1週 代謝
代謝とその意味について理解できる
2週 糖質の代謝1 解糖系について理解できる
3週 糖質の代謝2 TCAサイクルについて理解できる
4週 脂質の代謝
脂質の代謝 について理解できる
5週 タンパク質の代謝 タンパク質の代謝について理解できる
6週 培養産物の分離・分画 培養産物の分離と分画について理解できる
7週 これまでのまとめ これまでの学習内容を理解する。
8週 中間試験 これまでの学習内容に関する問題を解ける。
4thQ
9週 液体クロマトグラフィー 液体クロマトグラフィーについて理解できる
10週 培養産物の分析 培養産物の分析について理解できる
11週 アルコール発酵 アルコール発酵と醸造への利用について説明できる
12週 発酵食品 発酵食品について理解できる
13週 食品と食糧 食品・食料と微生物の関係について理解できる
14週 エネルギー生産と環境 エネルギー生産と環境について理解できる
15週 これまでのまとめ これまでの学習内容を理解する。
16週

評価割合

試験演習、レポートなど相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力80200000100
分野横断的能力0000000