生物化学Ⅱ

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 生物化学Ⅱ
科目番号 0103 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 基礎からしっかり学ぶ生化学、山口雄輝編、成田央著、羊土社
担当教員 森山 幸祐

到達目標

1. タンパク質の構造、機能及びその生合成について説明できる。(A4)
2. 酵素の特性について説明できる。(A4)
3. 核酸の構造と機能を説明できる。(A4)
4. 糖の構造、機能、代謝について説明できる。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1タンパク質の機能及び生合成について充分に説明できる。タンパク質の機能及び生合成について概ね説明できる。タンパク質の機能及び生合成について説明できない。
評価項目2酵素の反応速度論について充分に説明できる。酵素の反応速度論について概ね説明できる。酵素の反応速度論について説明できない。
評価項目3核酸の構造及び機能について充分に説明できる。核酸の構造及び機能について概ね説明できる。核酸の構造及び機能について説明できない。
評価項目4糖の構造、機能及び代謝ついて充分に説明できる。糖の構造、機能及び代謝について概ね説明できる。糖の構造、機能及び代謝について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-3 基礎工学の知識を身につけて、複合化したもの創りの実務における工学的諸問題の解決に応用できること
JABEE b 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者が社会に対して負っている責任に関する理解
JABEE d 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
JABEE e 種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力

教育方法等

概要:
生物化学 I で学習した生化学的基礎知識をの基礎を基にしてタンパク質、酵素、核酸、糖の機能及びその代謝について学び、より全体的な生物化学の理解を深める。
授業の進め方・方法:
予備知識:生物学や生化学 I 等で学習した事、化学全般の基礎知識
講義室:5C教室
授業形式:講義形式
学生が用意するもの:教科書、ノート、筆記具、英語の辞書
注意点:
評価方法:定期試験(中間と期末)80%及び課題20%で評価し、60点を合格とする。
自己学習の指針:予め、教科書を読んで概要を把握しておくこと。教科書及び配布資料等を参考にして、授業の整理を毎回行い、理解度確認を行うこと。
オフィスアワー:随時
*到達目標の()内の記号はJABEE学習・教育到達目標

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、生化学的視点から捉えた生物のデザイン 生命の定義について説明できる。
2週 タンパク質の構造と機能(1) タンパク質の階層的構造について説明できる。
3週 タンパク質の構造と機能(2) タンパク質の機能及びその分離方法、解析方法について説明できる。
4週 酵素の反応速度論 酵素の特性及びその反応速度論について説明できる。
5週 核酸の構造と機能及びDNAの複製・修復・組換え 核酸の構造や機能、遺伝情報の維持について説明できる。
6週 転写とRNAプロセシング 遺伝子からRNAが合成される過程について説明できる。
7週 翻訳と翻訳後修飾 タンパク質が合成される過程と機能を獲得するまでの流れを説明できる。
8週 中間試験 1~7週までの学習内容に関する試験問題を解くことができる。
2ndQ
9週 単糖と多糖 糖の構造と生体内での役割について説明できる。
10週 脂質と生体膜 脂質の構造と生体内での役割について説明できる。
11週 糖代謝(1) 解糖系と糖新生について説明できる。
12週 糖代謝(2) クエン酸回路と電子伝達について説明できる。
13週 光合成 光合成の意義とその過程について説明できる。
14週 細胞の増殖と分化について 細胞の増殖および分化について説明できるすることができる。
15週 シグナル伝達 シグナル伝達の意義及びその原理について説明できる。
16週 期末試験 9~15週までの学習内容に関する試験問題を解くことができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学化学・生物系分野物理化学気体の法則を理解して、理想気体の方程式を説明できる。4
気体の分子速度論から、圧力を定義して、理想気体の方程式を証明できる。4
実在気体の特徴と状態方程式を説明できる。4
臨界現象と臨界点近傍の特徴を説明できる。4
混合気体の分圧の計算ができる。4
基礎生物原核生物と真核生物の違いについて説明できる。4前1
核、ミトコンドリア、葉緑体、細胞膜、細胞壁、液胞の構造と働きについて説明できる。4前1
葉緑体とミトコンドリアの進化の説について説明できる。4前13
代謝、異化、同化という語を理解しており、生命活動のエネルギーの通貨としてのATPの役割について説明できる。4前11
酵素とは何か説明でき、代謝における酵素の役割を説明できる。4前4
光合成及び呼吸の大まかな過程を説明でき、2つの過程の関係を説明できる。4前13
DNAの構造について遺伝情報と結びつけて説明できる。4前5
遺伝情報とタンパク質の関係について説明できる。4前7
染色体の構造と遺伝情報の分配について説明できる。4前5
細胞周期について説明できる。4前14
分化について説明できる。4前14
ゲノムと遺伝子の関係について説明できる。4前5
細胞膜を通しての物質輸送による細胞の恒常性について説明できる。4前10
フィードバック制御による体内の恒常性の仕組みを説明できる。4前15
情報伝達物質とその受容体の働きを説明できる。4前15
免疫系による生体防御のしくみを説明できる。4前15
生物化学タンパク質、核酸、多糖がそれぞれモノマーによって構成されていることを説明できる。4前2,前5,前9
生体物質にとって重要な弱い化学結合(水素結合、イオン結合、疎水性相互作用など)を説明できる。4前3
単糖と多糖の生物機能を説明できる。4前9
単糖の化学構造を説明でき、各種の異性体について説明できる。4前9
グリコシド結合を説明できる。4前9
多糖の例を説明できる。4前9
脂質の機能を複数あげることができる。4前10
トリアシルグリセロールの構造を説明できる。脂肪酸の構造を説明できる。4前10
リン脂質が作るミセル、脂質二重層について説明でき、生体膜の化学的性質を説明できる。4前10
タンパク質の機能をあげることができ、タンパク質が生命活動の中心であることを説明できる。4前3
タンパク質を構成するアミノ酸をあげ、それらの側鎖の特徴を説明できる。4前2
アミノ酸の構造とペプチド結合の形成について構造式を用いて説明できる。4前2
タンパク質の高次構造について説明できる。4前3
ヌクレオチドの構造を説明できる。4前5
DNAの二重らせん構造、塩基の相補的結合を説明できる。4前5
DNAの半保存的複製を説明できる。4前5
RNAの種類と働きを列記できる。4前6
コドンについて説明でき、転写と翻訳の概要を説明できる。4前7
酵素の構造と酵素-基質複合体について説明できる。4前4
酵素の性質(基質特異性、最適温度、最適pH、基質濃度)について説明できる。4前4
補酵素や補欠因子の働きを例示できる。水溶性ビタミンとの関係を説明できる。4前4
解糖系の概要を説明できる。4前11
クエン酸回路の概要を説明できる。4前12
酸化的リン酸化過程におけるATPの合成を説明できる。4前12
嫌気呼吸(アルコール発酵・乳酸発酵)の過程を説明できる。4前11
各種の光合成色素の働きを説明できる。4前13
光化学反応の仕組みを理解し、その概要を説明できる。4前13
炭酸固定の過程を説明できる。4前13

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000