生物化学Ⅱ

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 生物化学Ⅱ
科目番号 0109 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 基礎からしっかり学ぶ生化学、山口雄輝編、成田央著、羊土社
担当教員 森山 幸祐

到達目標

1. タンパク質の構造、機能及びその生合成について説明できる。(A4)
2. 酵素の特性について説明できる。(A4)
3. 核酸の構造と機能を説明できる。(A4)
4. 糖の構造、機能、代謝について説明できる。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1タンパク質の機能及び生合成について充分に説明できる。タンパク質の機能及び生合成について概ね説明できる。タンパク質の機能及び生合成について説明できない。
評価項目2酵素の反応速度論について充分に説明できる。酵素の反応速度論について概ね説明できる。酵素の反応速度論について説明できない。
評価項目3核酸の構造及び機能について充分に説明できる。核酸の構造及び機能について概ね説明できる。核酸の構造及び機能について説明できない。
評価項目4糖の構造、機能及び代謝ついて充分に説明できる。糖の構造、機能及び代謝について概ね説明できる。糖の構造、機能及び代謝について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-3 説明 閉じる
JABEE b 説明 閉じる
JABEE d 説明 閉じる
JABEE e 説明 閉じる

教育方法等

概要:
生物化学 I で学習した生化学的基礎知識をの基礎を基にしてタンパク質、酵素、核酸、糖の機能及びその代謝について学び、より全体的な生物化学の理解を深める。
授業の進め方・方法:
予備知識:生物学や生化学 I 等で学習した事、化学全般の基礎知識
講義室:大講義室
授業形式:講義形式
学生が用意するもの:教科書、講義資料、筆記具
注意点:
評価方法:定期試験(中間と期末)80%及び課題20%で評価し、60点を合格とする。なお各試験における追試は一度しか行わない。
自己学習の指針:予め、教科書を読んで概要を把握しておくこと。教科書及び配布資料等を参考にして、授業の整理を毎回行い、理解度確認を行うこと。
オフィスアワー:随時
*到達目標の()内の記号はJABEE学習・教育到達目標

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、生化学的視点から捉えた生物のデザイン 生命の定義について説明できる。
2週 タンパク質の構造と機能(1) タンパク質の階層的構造について説明できる。
3週 タンパク質の構造と機能(2) タンパク質の機能及びその分離方法、解析方法について説明できる。
4週 酵素の反応速度論 酵素の特性及びその反応速度論について説明できる。
5週 核酸の構造と機能 核酸の構造や性質について説明できる。
6週 DNAの複製・修復・組換え
遺伝情報の維持や修復について説明できる。
7週 転写とRNAプロセシング
遺伝子からRNAが合成される過程について説明できる。
8週 翻訳と翻訳後修飾
タンパク質が合成される過程と機能を獲得するまでの流れを説明できる。
2ndQ
9週 総合演習問題 1週から8週で学んだ内容を説明できる。
10週 中間試験
1~8週までの学習内容に関する試験問題を解くことができる。
11週 単糖と多糖、脂質と生体膜
糖や脂質の構造と生体内での役割について説明できる。
12週 糖代謝(1)
解糖系と糖新生について説明できる。
13週 糖代謝(2)及び光合成 クエン酸回路と電子伝達について説明できる。光合成の意義とその過程について説明できる。
14週 細胞の増殖と分化について 細胞の増殖および分化について説明できるすることができる。
15週 シグナル伝達 シグナル伝達の意義及びその原理について説明できる。
16週 期末試験 11~15週までの学習内容に関する試験問題を解くことができる。

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000