物質化学特論

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 物質化学特論
科目番号 0123 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 物質工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 1
教科書/教材 ブルース有機化学概説 第3版、化学同人 マクマリー有機化学(下)第8版、東京化学同人
担当教員 平山 俊一

到達目標

1.代表的な有機化合物を命名することができる。(A4)
2.主要な人名反応の機構が書ける。(A4)
3.アルカンのラジカル置換反応について説明できる。(A4)
4.重合反応について説明できる。(A4)
5.フロンティア軌道論を説明できる。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (到達目標1)IUPAC命名法に従って、様々な有機化合物を命名することができる。IUPAC命名法に従って、単純な有機化合物を命名することができる。IUPAC命名法に従って、有機化合物を命名することができない。
評価項目2 (到達目標2)主要な人名反応の機構を書き、説明することができる。主要な人名反応の機構を書くことができる。主要な人名反応の機構を書くことができない。
評価項目3 (到達目標3)アルカンのラジカル置換反応について、機構を書き、説明することができる。アルカンのラジカル置換反応について、機構を書くことができる。アルカンのラジカル置換反応について、機構を書くことができない。
評価項目4 (到達目標4)ラジカル重合、カチオン重合、アニオン重合について、反応式と機構を書くことができる。ラジカル重合、カチオン重合、アニオン重合について、反応式を書くことができる。ラジカル重合、カチオン重合、アニオン重合について、反応式を書くことができない。
評価項目5 (到達目標5)フロンティア軌道論に基づいて、電子環状反応、付加環化反応、シグマトロピー転位を説明することができる。フロンティア軌道論に基づいて、電子環状反応を説明することができる。フロンティア軌道論に基づいて、電子環状反応を説明することができない。

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 A-4 説明 閉じる
JABEE b 説明 閉じる
JABEE d-1 説明 閉じる
JABEE e 説明 閉じる

教育方法等

概要:
ラジカル反応について理解する。
高分子合成について理解を深める。
ペリ環状反応について理解する。
授業の進め方・方法:
予備知識:4年生までの有機化学や物理化学に関する知識があること。
講義室:5C教室
授業形式:講義と演習
学生が用意するもの:演習ノート
注意点:
評価方法:定期試験60%、演習(レポート)40%により評価し,合計が60点以上を合格とする。
自己学習の指針:この科目は学修単位のため、事前・事後学習としてレポート提出を求める。
オフィスアワー:随時

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 大学編入学試験問題に基づく演習(1) 代表的な有機化合物を命名できる。
2週 大学編入学試験問題に基づく演習(2) 人名反応を説明できる。
3週 大学編入学試験問題に基づく演習(3) 人名反応の機構が書ける。
4週 中間試験 大学編入学試験問題を解くことができる。
5週 ラジカル反応 アルカンのラジカル置換反応を説明できる。
6週 高分子合成反応 ラジカル重合、カチオン重合、アニオン重合について説明できる。
7週 ペリ環状反応(1) フロンティア軌道を説明できる。
8週 ペリ環状反応(2) シグマトロピー転位を説明できる。
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験演習合計
総合評価割合6040100
基礎的能力000
専門的能力6040100
分野横断的能力000