文学探究

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 文学探究
科目番号 0014 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 化学・生物工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 前期:2 後期:2
教科書/教材 『結ひの古典』(高専古典教育研究会)、『カラー版新国語便覧』(第一学習社)、古語辞典
担当教員 大坪 舞

到達目標

1.文語の基本的な構造を理解し、辞書を用いて大意をとることができる。
2.作品の特性を時代背景と合わせて理解し、日本における文学と社会の繋がりについて説明できる。
3.作品に描かれた人間について読解することで、人間の普遍的ありようについて考察できる。
4.古典の作品から発想したものづくりをし、内容を発表できる。
5.ピアで協力して活動できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文語の基本的な構造を理解し、辞書などを用いて正確に読解できる。文語の基本的な構造を理解し、辞書などを用いて大意を取ることができる。古文・漢文の基本的な構造を理解せず、辞書などを用いて大意を取ることができない。
評価項目2作品の特性を時代背景と合わせて理解し、日本における文学と社会の繋がりについて的確に説明できる。作品の特性を時代背景と合わせて理解し、日本における文学と社会の繋がりについて説明できる。作品の特性を時代背景と合わせて理解し、日本における文学と社会の繋がりについて説明できない。
評価項目3作品に描かれた人間について読解することで、人間の普遍的ありようについて深く考察できる。作品に描かれた人間について読解することで、人間の普遍的ありようについて考察できる。作品に描かれた人間について読解することで、人間の普遍的ありようについて考察できない。
評価項目4古典の作品から発想したものづくりをし、わかりやすく内容を発表できる。古典の作品から発想したものづくりをし、内容を発表できる。古典の作品から発想したものづくりできず、内容を発表できない。
評価項目5ピアで協力して主体的に活動できる。ピアで協力して活動できる。ピアで協力して活動できない。

学科の到達目標項目との関係

DP 2 論理的に思考し,意見をわかりやすく日本語および英語で表現することができる。

教育方法等

概要:
前近代日本において読まれた、あるいは記された作品などを取り上げ、それぞれの時代の価値観や社会と文学のかかわりとともに、時代を越えて受け継がれ人間の普遍的なありようについて学ぶ。また、古典文学から発想したものづくりを実施する。
授業の進め方・方法:
1)予備知識:中学校国語の基礎的な知識
2)講義室:ICT5教室
3)授業形態:講義および学生によるピアラーニングを中心としたアクティブラーニング形式で実施する。
4)学生が用意するもの:
・古文の現代語訳をするため、古語辞書が必要である。貸出希望の場合は、授業前までに教員室に取りに来ること。
・LMSを用いた課題提示・回収を実施する。授業中にもLMSを使用するため、PC・タブレット端末・スマートフォンなどを適宜用意すること。ただし、それらの端末は指示があるまで起動させないこと。
・ノート
注意点:
【評価基準・評価方法】
・前期中間・前期定期・後期中間に際してはそれぞれ試験60%・ポートフォリオ30%・ピアラーニング10%で評価する。後期定期は試験を実施せず、発表を中心に評価する。発表60%・ポートフォリオ30%・ピアラーニング10%。ポートフォリオは課題・ノートで評価する。ピアラーニングは授業活性化、グループワークの協力態度、他者への評価フィードバックなどを総合的に評価する。

【自学自習の方針】
・読解に際しては、古文本文と文法的事項、口語訳を書き込む。単元開始前に本文をノートに書き写すこと。
・授業後、内容を整理し、本文理解を深めること。

【ノート】
・試験は受講者自身の手書きでまとめられたノートを持ち込み可とする。この関係でノートには指定の配布プリント以外は貼り付けてはならない。ノートは試験後回収し、指示以外の貼り付け物があった場合、試験不正として扱う。また、貼り付ける際は、裏面すべてを糊付けすること。

【提出物】
・各提出物は期日までに提出すること。遅れた場合は日数に応じて減点する。
・欠席等で期日に提出できなかった場合、提出可能になった時点で遅れ提出の事情をコメント欄に書いて提出すること。
・すべての提出物は定期試験期間前(科目を問わず試験1日目の前日)に提出すること。以降は受け取らない。
・他人の提出物を写した場合、写した者・写された者双方を0点とする。出典を書かずに書籍・インターネットなどの情報を写した場合も0点とする。

【連絡手段】
・連絡はTeamsチャットを基本とする。個別の連絡がある場合、Teamsチャットにて連絡すること。
・遅刻・欠席・提出遅れなど、連絡はチャットにこまめにいれること。

【オフィスアワー】
・水曜日 14:30-16:10

※各授業項目および授業時間の配分は、学生の理解・習得の状況を確かめながら、変更することがあり得る。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
日本語の歴史
シラバスを読み、授業の目的・進行方法を理解できる。
日本語の歴史について、概略を説明できる。
2週 日本語の文法 日本語の文法について、概略を説明できる。
3週 和歌 口語訳できる。
和歌の形式について説明できる。
4週 沙石集・歌故に命を失ふ事 口語訳できる。
作品内に登場する二首について、ディベートできる。
5週 十八史略・鶏鳴狗盗 書き下しできる。口語訳できる。
6週 枕草子・頭弁の、職にまゐりたまひて 口語訳できる。
7週 枕草子・頭弁の、職にまゐりたまひて 口語訳できる。
漢籍の需要について説明できる。
8週 中間試験 学習の内容をふりかえり、説明できる。また、自分の到達状況を確認できる。
2ndQ
9週 伊勢物語・芥河 口語訳できる。
伊勢物語の特色を説明できる。
10週 歌物語・即興劇 口語訳できる。
11週 源氏物語概要 源氏物語の概要について説明できる。
12週 源氏物語概要 源氏物語の概要について説明できる。
13週 源氏物語・車争ひ 口語訳できる
14週 源氏物語・車争ひ 口語訳できる。それぞれの立場と心情を考察できる。
15週 源氏物語・車争ひ
それぞれの立場と心情を発表できる
16週 定期試験 学習の内容をふりかえり、説明できる。また、自分の到達状況を確認できる。
後期
3rdQ
1週 古典×ものづくりプラン 夏季休暇課題をふまえて、古典から発想したものづくりの計画を立てることができる。
2週 史記・項王自刎 書き下し文を書くことができる。口語訳できる。
3週 古事記・国生み 内容について考察し、発表できる。
4週 平家物語・知章最期 平家物語の概要を説明できる。
口語訳できる。
5週 平家物語・知章最期 知盛の心情について考察し、議論できる。
6週 猿蟹遠昔噺 本文を把握し、パロディについて理解し、発表の準備ができる。
7週 猿蟹遠昔噺 本文を把握し、パロディについて理解し、発表できる。
8週 確認テスト・ポートフォリオ 学習の内容をふりかえり、説明できる。また、自分の到達状況を確認できる。
4thQ
9週 古典×ものづくり グループで古典から発想したものづくりを制作できる。
10週 古典×ものづくり グループで古典から発想したものづくりを制作できる。
11週 古典×ものづくり グループで古典から発想したものづくりを制作できる。
12週 古典×ものづくり グループで古典から発想したものづくりを発表できる。
13週 古典×ものづくり グループで古典から発想したものづくりを発表できる。
14週 古典×ものづくり グループで古典から発想したものづくりを発表できる。
15週 古典×ものづくり グループで古典から発想したものづくりを発表できる。他グループの発表を評価できる。
学習の内容をふりかえり、説明できる。また、自分の到達状況を確認できる。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語文学作品(小説・随筆・詩歌・古典等)を文脈に即して鑑賞し、そこに描かれたものの見方や登場人物の心情を説明できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後8,後13,後14,後15
言語的・文化的教養(語彙・知識等)に広く関心を持ち、そこで得られた知識や考え方を効果的な表現に活用できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後8,後13,後14,後15
言語作品の読解を通して、人間や社会の多様な在り方についての考えを深め、自己を客観的に捉えたり自分の意見を述べることができる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後8,後13,後14,後15
常用漢字を中心に、日本語を正しく読み、表記できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後8,後13,後14,後15
分野横断的能力汎用的技能情報収集・活用・発信力情報収集・活用・発信力ディジタルツールを含む種々の手段や各種メディアを活用し、情報を収集できる。2後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
信頼性・妥当性・有効性などを考慮しながら情報を検証・評価できる。2後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14
自己及び他者の権利に配慮し、適切な方法を用いて情報を活用し、効果的に情報発信できる。2
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力専門分野以外の多様なものの捉え方や視点の重要性を認識し、受け入れることができる。3後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14

評価割合

試験発表ポートフォリオピアラーニング合計
総合評価割合45153010100
基礎的能力45030075
専門的能力00000
分野横断的能力01501025