国際協力論

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 国際協力論
科目番号 1060 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考資料として,東京法令出版の「政治・経済資料」を使用する。
担当教員 池田 宏子,堀江 潔

到達目標

1.国際協力を成功させるためには、相互の理解を進めていく事が基本となる。国家や人種や民族・宗教・その他の文化的な差異を認識し,お互いの多様性を認め,尊重し合うことの重要性を理解できる。(B-1)
2.基本的人権の国際的保障は,普遍的な原理であり,国際協力・国際理解,また世界の
平和の維持に重要であることを理解できる。(B-1)
3.与えられた条件に相応しいテーマを自ら設定し,これについて調べ,発表することができる。(B-1)
4.他者の発表を聴講し,お互いの理解を深める議論ができる。(B-1)
5.議論を通して新たな視点を持ち、さらに思考を深めることが出来る。(B-1)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 到達目標1,2到達目標1,2の内容をしっかり理解できる到達目標1,2の内容を概ね理解できる到達目標1,2の内容を理解できない
評価項目2 到達目標3適切なテーマを設定し,聴講学生の知識や理解力をの向上に資する説得力のある発表ができるテーマを設定し,聴講学生の知識の向上に資する発表ができる聴講学生の知識の向上に資する発表ができない
評価項目3 到達目標4,5適切な質疑応答ができる質疑応答ができる適切な質疑応答ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 B-1 説明 閉じる
JABEE a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
国際社会が抱える貧困・環境・人権などの問題,国家間の安全保障や民族・宗教問題等に根差す地域紛争について問題,様々な国家間の問題を解決するための組織や取り組みを学びます。議論を通して国際協力についての理解を深めます。事前・事後学習として講義の期間中にレポートの提出を実施します。
授業の進め方・方法:
指定されたテーマについて情報収集等の予習をおねがいします。
講義では皆さんの意見を問う時間を設けます。知識を深めるためのDVD視聴も予定しています。
また、講義中に重要な時事問題が起こればシラバスにとらわれることなくそれに関連した学習を行います。
テーマに関連して皆さんにはレポートを提出してもらい、講評を行います。
注意点:
評価方法:発表・質疑応答等の受講態度の積極性20%(B-1)、レポート20%(B-1)、定期試験60%(B-1)
自己学習の指針:新聞,テレビ,雑誌等のニュース,特に国際問題に関わることに日頃から関心を持っておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 国際協力論で何を学ぶか 学習目標や授業方法について理解する。
2週 自由・平等の権利について 人権問題の歴史を理解する。
3週 歴史的な人権問題の変遷 人権の発展・広がり、国際的な総意を学ぶ。
4週 現代社会の抱える人権問題 現代の人権問題を理解する。
5週 発展する国と発展の権利
発展途上国の抱える共通の課題を理解する。
6週 DVD視聴 テーマに沿ったDVDの視聴を通して理解を深める。
7週 国際的な支援の必要性 1 国際的な経済格差や難民問題を知る。国際協力の必要性を説明できる。
8週 国際的な支援の必要性 2 経済格差や難民問題に対応する各国の支援体制を知る。
4thQ
9週 国際的な取り組みの現状 政治の果たす役割を理解する。
10週 様々な協力のありかた 国際協力の現状を理解する。
11週 支援と課題 国際協力の抱える課題問題を議論する
12週 日本の果たす役割 日本の国際協力の歴史と現状を知る。
13週 経済格差を生み出す原因・影響 経済格差と男女格差の関連性を理解する。
14週 レポート講評
様々な意見を取り入れ、国際社会に関する理解と各自の思考を深める。
15週 総括的な議論 これまでの発表をとりまとめたディスカッションができる
16週

評価割合

発表質疑応答評価レポート総括レポート合計
総合評価割合30204010100
基礎的能力30204010100