到達目標
1.日本語による文章表現の基礎知識(用字・語彙・文法等)を正確に身に付けている。
2.他者の文章を正確に理解し、それに対する自らの考えを的確に表現することができる。
3.必要な情報を収集・整理し、正確かつ簡潔に伝える文章にまとめることができる。
4.目的や場に応じて、言葉遣いや文体等を工夫して文章表現することができる。
5.用語の適切さや使用上の効果を吟味し、自らの表現や推敲に役立てることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 日本語による文章表現の基礎知識(用字・語彙・文法等)を正確に身に付けている。 | 日本語による文章表現の基礎知識(用字・語彙・文法等)は不十分であるが、身に着けようとする意欲がある。 | 日本語による文章表現の基礎知識(用字・語彙・文法等)が不十分であり、身に着けようとする意欲に乏しい。 |
評価項目2 | 他者の文章を理解し、それに対する自らの考えを的確に文章で表現することができる。 | 他者の文章を理解しようと努力し、それに対する自分なりの考えを文章で表現することができる。 | 他者の文章を理解しようとせず、それに対する自らの考えを文章で表現することもできない。 |
評価項目3 | 必要な情報を収集・整理し、目的や場に応じて言葉遣いや文体を工夫し、正確かつ簡潔に伝える文章にまとめることができる。 | 必要な情報を収集した後、目的や場に応じて言葉遣いや文体を考え、意味の伝わる文章にまとめることができる。 | 必要な情報の収集・整理ができず、目的や場に応じて言葉遣いや文体の工夫をせず、文章にまとめることもできない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
伝えたいことを分りやすく的確に表現するためには、日本語の語彙、文法、文体、表記法など、日本語そのものに対する理解を深める必要がある。本授業では、まず日本語について言語学的に学び、その運用(表現法)について実践を通して身に付けていくことを目的とする。
授業の進め方・方法:
座学を中心として授業を進めていく。必要に応じて適宜発問し、学生に回答を求める。授業では、学んだ内容を反映した形で、各自が文章の実作に取り組むことを求める。そして、そこで書かれた文章については、可能な限り教材として授業に還元し、授業の場において公開添削・推敲という形式で、より適切な文章表現のあり方を探ってゆく。
注意点:
成績の評価は、「定期考査」の成績を80%、これに授業中に作成を求める作文(「特別研究の内容紹介」等)の評価を20%分加味し、100点満点で評価する。合格は60点以上とする。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
日本語の構文・膠着語の特色 |
日本語で書かれる「文」の特徴を、構成要素である文節・単語から解き明かし、分かり易い表現の在り方が理解できる。
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2週 |
日本語の文体・表記法・敬語表現 |
「文章」を構成する各々の「文」について、適切な並べ方およびその接続の仕方、段落(パラグラフ)の形成等が理解できる。
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3週 |
日本語の文章の特色 |
「文章」を構成する各々の「文」について、適切な並べ方およびその接続の仕方、段落(パラグラフ)の形成等が理解できる。
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4週 |
分りやすい文章に求められるもの |
段落の構成、事実と意見の区別、引用、全体と細部の関連等、「文章」作成の基本となる考え方が理解できる。
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5週 |
分りやすい文章に求められるもの |
段落の構成、事実と意見の区別、引用、全体と細部の関連等、「文章」作成の基本となる考え方が理解できる。
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6週 |
文章を書き始める準備 |
主題(テーマ)の設定および文章全体の構想(アウトライン)作成について、基本的な考え方および方法が理解できる。
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7週 |
文章を書き始める準備 |
主題(テーマ)の設定および文章全体の構想(アウトライン)作成について、基本的な考え方および方法が理解できる。
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8週 |
意見文等の実作演習 |
具体的なテーマについて、取材・記録・実験データ等を集め、それに基づく文章表現を試みる。その際、読者の理解に対する配慮を重視し、分かり易い文章として書くことができる。
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2ndQ |
9週 |
意見文等の実作演習 |
具体的なテーマについて、取材・記録・実験データ等を集め、それに基づく文章表現を試みる。その際、読者の理解に対する配慮を重視し、分かり易い文章として書くことができる。
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10週 |
意見文等の実作演習 |
具体的なテーマについて、取材・記録・実験データ等を集め、それに基づく文章表現を試みる。その際、読者の理解に対する配慮を重視し、分かり易い文章として書くことができる。
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11週 |
推敲と清書 |
前週に書き上げた文章を推敲し、完成原稿を作成する。その場合における着眼点および具体的な方法について学ぶ。感性原稿を学生間で相互に批評し合い、より良い表現・推敲のあり方が理解できる。
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12週 |
推敲と清書 |
前週に書き上げた文章を推敲し、完成原稿を作成する。その場合における着眼点および具体的な方法について学ぶ。感性原稿を学生間で相互に批評し合い、より良い表現・推敲のあり方が理解できる。
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13週 |
日本語における話し言葉 |
口頭発表等、話すことについて、基本的な考え方と方法について理解できる。
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14週 |
言語表現の周辺領域 |
ノンバーバルコミュニケーションについて理解できる。
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15週 |
豊かな表現を目指して |
論文、報告、手紙、創作(詩歌・小説等)等、様々な文章のスタイルを学び、状況に応じた適切な表現をすることができるようになる。
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16週 |
前期定期試験 |
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評価割合
| 試験 | 課題作文 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 80 | 20 | 100 |