到達目標
電気電子回路を設計し性能を予測した上で製作、評価し性能報告書を作成する。(A-4)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
回路の設計 | 参考図書およびこれまでの経験を元に電気電子回路を設計できる。 | 参考図書を参照した類似の電気電子回路を設計できる。 | 電気電子回路を設計できない。 |
回路の動作予測 | 電気電子回路動作を理論的に推定し,不具合をらかじめ予測,対策して回路設計できる。 | 電気電子回路の動作を理論的に推定できる。 | 電気電子回路の動作を理論的に推定できない。 |
回路の実装 | 部品の選定,素子の配置や配線等,誤動作に配慮しながら回路製作し,正しく動作する。 | 部品を適切に選択し回路を製作でき,正しく動作する。 | 電気電子回路を製作できない,または回路が正しく動作しない。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達度目標 A-4
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JABEE b
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教育方法等
概要:
電気回路を製作する全ての工程を総合的に学習し、回路設計,マネジメント能力、回路製作、修正能力等を涵養する。具体的には、1.電気電子回路の動作目的および仕様の理解,2.電気電子回路の設計、3.電気電子回路の試作,4.動作テスト,5.不具合箇所の確認と設計の修正、6.修正箇所について動作の再確認をおこなう。以上の電気電子回路の設計過程や動作試験結果を報告書として取りまとめる。
授業の進め方・方法:
授業の進め方:各自デザインする回路が異なるため個々に作業を進めるが、必要に応じて教員による教授を行う。
学生が用意するもの:筆記用具、ノート、実習服、ノートパソコン(データ集計、報告書、データシート作成)
自己学習の指針:設計した回路とその検証に必要な部品や計測器、測定技術に関する調査が必要となるので、 各自自己学習として調査をおこなうこと。
注意点:
評価方法:回路演習の製作物(50点)と報告書(50点)を100点満点で評価し、合計得点が60点以上であれば合格とする。
注意:回路製作や動作の検証に,電気電子素子,電気工具,電気電子計測器,などを用いるため、それらを安全に取り扱える必要がある。
オフィスアワー:原則として授業実施日の放課後1時間とする。実施不可能な場合、別途指定した時間帯に振り替える。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
本授業の目的を説明できる。
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2週 |
データシートと素子の特性 |
英文のデータシートから素子の特性を理解できる。
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3週 |
LED の特性とスイッチング回路設計 |
LED の特性を理解し,スイッチング回路を設計できる。
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4週 |
特性の測定や動作の検証 |
設計製作した回路の動作を検証し,適切な計測器で特性を測定できる。
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5週 |
BCD コードと 7 セグメント表示 |
BCD コードと 7 セグメント表示の関係を説明できる。
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6週 |
バイナリーコードと BCD コード |
バイナリーコードと BCD コードの関係を説明できる。
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7週 |
7 セグメントドライバーと 7 セグメント LED 表示器 |
7 セグメントドライバー回路を用いて 7 セグメント LED 表示器を正しく動作させることができる。
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8週 |
プルアップとプルダウン |
プルアップおよびプルダウンを適切に利用して,回路の誤動作を防止できる。
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2ndQ |
9週 |
10 進カウンター回路 |
10 進カウンター回路で正しくパルス数をカウントできる。
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10週 |
チャタリングとその防止回路 |
チャタリングの発生に対して適切に対処し,回路の誤動作を防止できる。
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11週 |
フリップフロップ |
フリップフロップでカウンターやチャタリング防止回路を設計できる。
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12週 |
赤外 LED と赤外線センサー |
赤外 LED と赤外線センサーの特性を測定し,正しく動作させることができる。
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13週 |
シュミットトリガとノイズによる誤動作防止 |
シュミットトリガ素子を利用して,センシング信号に含まれるノイズに対処し,誤動作を防止できる。
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14週 |
センサーを通過した回数の表示回路の設計 |
これまでに学んだ内容の総まとめとして,センサーの前を通過した回数の表示回路を設計する。
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15週 |
通過回数の表示回路の動作確認 |
通過回数の表示回路が正しく動作し,正確に計数できることを確認する。
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16週 |
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評価割合
| 報告書 | 製作回路 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 50 | 50 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |