精密加工特論

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 精密加工特論
科目番号 0019 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 精密機械加工の原理(工業調査会)
担当教員 中江 道彦

到達目標

1.切削加工の方法および特性を理解し,精密な加工を考慮できる.(A4)
2.工具摩耗および工具寿命,仕上げ面の特性を理解し,精密な加工を考慮できる.(A4)
3.研削加工の方法および特性を理解し,精密な加工を考慮できる.(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 (到達目標1)切削加工の方法および特性を理解し,精密な加工を十分考慮できる.切削加工の方法および特性を理解し,精密な加工をある程度考慮できる.切削加工の方法および特性を理解しておらず,精密な加工を考慮できない.
評価項目2 (到達目標2)工具摩耗および工具寿命,仕上げ面の特性を理解し,精密な加工を十分考慮できる.工具摩耗および工具寿命,仕上げ面の特性を理解し,精密な加工をある程度考慮できる.工具摩耗および工具寿命,仕上げ面の特性を理解しておらず,精密な加工を考慮できない.
評価項目3 (到達目標3)研削加工の方法および特性を理解し,精密な加工を十分考慮できる.研削加工の方法および特性を理解し,精密な加工をある程度考慮できる.研削加工の方法および特性を理解しおらず,精密な加工を考慮できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
切削加工および研削加工に関する専門用語を理解し,精密な加工を考慮できるようにする.
授業の進め方・方法:
予備知識:本科3年次の機械工作法で学んだ知識
講義室:精密測定室
授業形式:テキストに記述してある専門用語を調べてレポートを作成する.授業においてその内容を発表し,それに関して質疑応答を行い,テキストの内容を理解する.
注意点:
評価方法:中間・定期試験(50%)およびレポート(50%)により評価し,60点以上を合格とする
自己学習の指針:教科書を読み,用語の意味を調べて内容をよく理解する
オフィスアワー:月曜あるいは木曜16:00~17:00

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 シラバス説明,授業概要,授業方法の説明
1.1機械加工の歴史と精密さの変遷 
機械加工の歴史および精密さの変遷を説明できる
2週 1.2機械加工の種類と特徴
1.3精密さを生み出す基本原理
機械加工の種類と特徴および精密加工の基本原理を説明できる
3週 1.4精密機械加工における測定・評価  精密加工における測定および評価を説明できる
4週 2.1切削加工の特徴
2.2切削加工用工作機械と工具
切削加工の特徴,工作機械および工具を説明できる
5週 2.3切削工具材料
2.5切削加工の原理
切削工具材料および切削原理を説明できる
6週 2.6切削のメカニズム
演習
切削のメカニズムを説明できる
7週 2.7切削加工で発生する諸現象 切削加工における諸現象を説明できる
8週 中間試験
2ndQ
9週 2.8切削による加工面創成の原理
2.9切削加工面の精密さに影響する因子
切削面の創生原理および精密さに影響する因子を説明できる
10週 2.10各種工作機械における精密機械加工の原理 各種工作機械による加工原理を説明できる
11週 3.1砥粒加工と砥粒
3.2研削加工の特徴
3.3研削砥石
3.4研削加工用工作機械
砥粒加工の特徴および研削砥石を説明できる
12週 3.5研削加工の原理(1) 研削加工の原理を説明できる
13週 3.5研削加工の原理(2)
演習
3.6研削砥石の損耗
研削加工の原理および砥石の損耗を説明できる
14週 3.7研削加工面の精密さに影響する因子 研削加工面に影響する因子を説明できる
15週 3.8各種研削盤における精密機械加工の原理 各種研削盤の加工原理を説明できる
16週 前期期末試験

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力60400000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000