応用物理化学

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 応用物理化学
科目番号 0023 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 渡辺 啓著 「物理化学」 サイエンス社
担当教員 長田 秀夫

到達目標

1.化学・生物系における複合的な課題を気体状態の観点から評価できること。
2.化学・生物系における複合的な課題を化学反応速度論の観点から評価できること。
3.化学・生物系における複合的な課題を電気化学の観点から評価できること。
4.化学・生物系における複合的な課題を量子力学の観点から評価できること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1化学・生物系における複合的な課題を気体状態の観点から評価できる。化学・生物系における複合的な課題を気体状態の観点からある程度評価できる。化学・生物系における複合的な課題を気体状態の観点から評価できない。
到達目標2化学・生物系における複合的な課題を化学反応速度論の観点から評価できる。化学・生物系における複合的な課題を化学反応速度論の観点からある程度評価できる。化学・生物系における複合的な課題を化学反応速度論の観点から評価できない。
到達目標3化学・生物系における複合的な課題を電気化学の観点から評価できる。化学・生物系における複合的な課題を電気化学の観点からある程度評価できる。化学・生物系における複合的な課題を電気化学の観点から評価できない。
到達目標4化学・生物系における複合的な課題を量子化学の観点から評価できる。化学・生物系における複合的な課題を量子化学の観点からある程度評価できる。化学・生物系における複合的な課題を量子化学の観点から評価できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
物質の変化を巨視的に扱う化学熱力学および微視的に扱う量子化学を中心について学習する。
授業の進め方・方法:
予備知識:高専本科で学んだ物理化学を理解しておくこと。
講義室:専攻科棟ゼミ室
授業形式:通常授業
学生が用意するもの:教科書,筆記用具,電卓
注意点:
評価方法:2回の試験の平均点が60点以上あり、かつ課題プリント提出率が70%以上あれば合格とする。
自己学習の指針:演習問題および提出課題を毎週出すのでそれらを自力で正解できるようになること。
オフィスアワー:月曜日および木曜日の16時~17時(会議の日は除く)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 気体状態 理想気体および実在気体に関する定量的な評価ができる 。
2週 分子の速度分布と衝突 分子の速度分布と衝突に関する定量的な評価ができる。
3週 反応次数と速度定数 反応次数と速度定数に関する定量的な評価ができる。
4週 反応機構と速度式 反応機構と速度式の関連について定量的な評価ができる。
5週 電解質溶液 電解質溶液の特性を理解し、定量的な評価ができる。
6週 電池 電池の起電力に関する定量的な評価ができる。
7週 総合演習 テキストを参考にして1〜6週の学習内容を説明でき、定量的な評価ができる。
8週 中間試験 1〜6週の学習内容を説明でき、定量的な評価ができる。
2ndQ
9週 原子の構造と放射能 陽子および電子の性質を理解し、放射性物質を用いた年代測定法を定量的に評価できる。
10週 前期量子論およびSchreodinger方程式 前期量子論および簡単なSchreodinger方程式に関する定量的な評価ができる。
11週 井戸型ポテンシャルと水素原子 井戸型ポテンシャルおよび水素原子に関してSchreodinger方程式を用いた定量的な評価ができる。
12週 電子配置と周期律 他の原子における電子配置を定量的に評価できる。
13週 化学結合と分子構造 簡単な分子における化学結合と分子構造に関する定量的な評価ができる。
14週 種々の化学結合と分子構造 複雑な分子における化学結合と分子構造に関する定量的な評価ができる。
15週 総合演習 テキストを参考にして9〜14週の学習内容を説明でき、定量的な評価ができる。
16週 定期試験 9〜14週の学習内容を説明でき、定量的な評価ができる。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力0000000
専門的能力10000000100
分野横断的能力0000000