触媒プロセス工学

科目基礎情報

学校 佐世保工業高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 触媒プロセス工学
科目番号 0023 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 複合工学専攻 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 御園生 誠,斉藤泰和共著 触媒化学 第2版(丸善出版)
担当教員 長田 秀夫

到達目標

1.触媒の速度はどのように決まるかについて評価できる。(A4)
2.触媒の構造・物性の測定について評価できる。(A4)
3.固体触媒の機能の制御について評価できる。(A4)
4.分子性触媒の機能の制御するかについて評価できる。(A4)
5.触媒の利用法や利用形態について評価できる。(A4)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(到達目標1)触媒の速度がどのように決まるかを具体例を挙げて評価できる。触媒の速度がどのように決まるかをある程度評価できる。触媒の速度がどのように決まるかを全く評価できない。
評価項目2(到達目標2)触媒の構造・物性の測定について具体例を挙げて評価できる。触媒の構造・物性の測定についてある程度評価できる。触媒の構造・物性の測定について全く評価できない。
評価項目3(到達目標3)固体触媒の機能の制御について具体例を挙げて評価できる。固体触媒の機能の制御についてある程度評価できる。固体触媒の機能の制御について全く評価できない。
評価項目4(到達目標4)分子性触媒の機能の制御するかについて具体例を挙げて評価できる。分子性触媒の機能の制御するかについてある程度評価できる。分子性触媒の機能の制御するかについて全く評価できない。
評価項目5(到達目標5)触媒の利用法や利用形態について具体例を挙げて評価できる。触媒の利用法や利用形態についてある程度評価できる。触媒の利用法や利用形態について全く評価できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
工業触媒がどのような機能を持っているのか、どのような触媒が工業的に使われているかおよび触媒が工業的にどのように使われているかについて習得させる。
授業の進め方・方法:
予備知識:無機化学,有機化学および物理化学の基礎的な知識
講義室:ICT3
授業形式:反転授業
学生が用意するもの:教科書,筆記用具
注意点:
評価方法:2回の試験の平均点,小テスト,ディスカッションの参加態度を総合して100点とし、その評価が60点以上あり、かつ課題プリント提出率が70%以上あれば合格とする。
自己学習の指針:授業内容確認テスト(小テスト)および提出課題を毎週出すのでそれらを自力で正解できるようになること。
オフィスアワー:月曜日よび木曜日の16時~17時(会議の火は除く)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 授業内容,進め方,評価方法などに関する説明
2週 触媒の3大機能および反応速度 触媒の3大機能および反応速度について評価できる。
3週 反応機構とその決定法および吸着 反応機構とその決定法および吸着について評価できる。
4週 配位および触媒調製法と物理的な物性測定 配位および触媒調製法と物理的な物性測定について評価できる。
5週 化学的な物性測定および金属酸化物と金属触媒の活性点 化学的な物性測定および金属酸化物と金属触媒の活性点について評価できる。
6週 金属酸化物と金属触媒の機能および劣化対策 金属酸化物と金属触媒の機能および劣化対策について評価できる、
7週 2〜6週の授業内容についての総合的な演習問題 評価項目1〜3に関する内容についてテキストを参考にしながら総合的に評価できる。
8週 後学期中間試験 評価項目1〜3に関する内容について総合的に評価できる。
4thQ
9週 固体触媒(主触媒)の特徴 金属酸化物および金属触媒の特徴について評価できる。
10週 固体触媒(担体)および分子性触媒び特徴,機能と制御 固体触媒(担体)および分子性触媒び特徴,機能と制御について評価できる。
11週 分子性(錯体,酵素等)触媒の工業プロセス 分子性(錯体,酵素等)触媒の工業プロセスについて評価できる。
12週 燃料製造と触媒 燃料製造分野における触媒について評価できる。
13週 化学産業(無機化学工業および有機化学工業)と触媒 化学産業分野(無機化学工業および有機化学工業)における触媒について評価できる。
14週 エネルギー変換分野および環境分野と触媒 エネルギー変換分野および環境分野と触媒における触媒について評価できる。
15週 9〜14週の授業内容についての総合的な演習問題 評価項目4,5に関する内容についてテキストを参考にしながら総合的に評価できる。
16週 後学期定期試験 評価項目4,5に関する内容について総合的に評価できる。

評価割合

試験小テスト態度合計
総合評価割合801010000100
基礎的能力0000000
専門的能力801010000100
分野横断的能力0000000