コミュニケーション論

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 コミュニケーション論
科目番号 0006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 共通教育科(熊本) 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 0.5
教科書/教材 プリントなどを使用
担当教員 古江 研也,草野 美智子,光永 武志,楠元 実子,髙木 朝子,岩下 いずみ

到達目標

1.自己理解を深め、自分に合った選択基準を考えることができる。自律的にキャリアをデザインする方法を知り、自分の意見を周囲に発言できる。進路に関するオムニバス講義(面接・社会人マナー・法律・病理など)を積極的に活用し、就職活動に必要なスキルを駆使できる。2.社会人として必要なマナー、一般常識、海外の文化習慣を理解し、社会的コミュニケーションとして実践できる。3.異文化・宗教や英語によるスピーチを正確に理解し、論理的思考を的確に把握できる。4.英語の発音の特徴や国による違いを理解し、英語による意見陳述が的確にできる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
表現面から学ぶキャリア授業 (草野)自己理解を深め、自分に合った選択基準を考えることができる。自律的にキャリアをデザインする方法を知り、自分の意見を周囲に発言できる。進路に関するオムニバス講義(面接・社会人マナー・法律・病理など)を積極的に活用し、就職活動に必要なスキルを駆使できる。 自分らしさを見据え、自分に合った選択基準を考えることができる。自律的にキャリアをデザインする方法を知り、自分の意見を周囲に発言できるようになる。自己理解を深め、自分に合った選択基準を考えることができる。自律的にキャリアをデザインする方法を知り、自分の意見を周囲に発言できる。進路に関するオムニバス講義(面接・社会人マナー・法律・病理など)を通して、就職活動に必要なスキルを知る。自己理解が深まらず、自分に合った選択基準を考えることができない。自律的にキャリアをデザインする方法がわからず、自分の意見を周囲に発言できることが少ない。進路に関するオムニバス講義(面接・社会人マナー・法律・病理など)を通して、就職活動に必要なスキルを理解できない。
英語の発音と実践(楠元)英語の発音の仕組みとバリエーションについて十分理解をしており、上手に発音することができる。英語の発音の仕組みとバリエーションについて基本的な理解をしており、正しく発音することができる。英語の発音の仕組みとバリエーションについて理解が不十分であり、正しく発音することができない。
異文化と世界情勢への理解(高木)異文化・宗教を十分に理解しており、詳細な説明ができる。異文化・宗教の基本的な理解ができ、簡単な説明ができる。異文化・宗教の理解が不十分であり、簡単な説明ができない。
メディア文化に関する英文読解と英語での意見陳述(岩下)メディア文化に関する英文を理解できる。またそれに基づいて自分の意見を簡単な英文で述べることができる。メディア文化に関する英文をおおまかに理解できる。またそれに基づいて自分の意見を簡単な英文でほぼ述べることができる。メディア文化に関する英文を理解できない。またそれに基づいて自分の意見を簡単な英文で述べることができない。
英語によるスピーチ理解 (光永)英語によるスピーチを聴いて、スクリプトを活用すれば内容を十分に理解することができる。英語によるスピーチを聴く際に、スクリプトを活用すれば内容をおよそ理解することができる。英語によるスピーチを聴く際に、スクリプトを併用しても内容をほとんど理解することができない。
マナーと社会習慣 (古江) マナーや習慣を正確に理解し、適切な対応ができる。マナーや習慣を概ね理解し、対応ができる。マナーや習慣への理解が不十分で、適切な対応ができない。

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)での学習・教育到達目標 1-1 説明 閉じる
本科(準学士課程)での学習・教育到達目標 1-2 説明 閉じる
本科(準学士課程)での学習・教育到達目標 1-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
日本語及び英語のコミュニケーション能力を高める方法について講義し、演習や課題提出、小テストを通してそれらを実践できる能力を習得する。必要な情報の収集に基づき、自らの意見や考えを効果的に伝えることができることや日本のみならず国際社会でも活躍できる技術者として不可欠な知識や実践的能力を身に付ける。
授業の進め方・方法:
授業は、国語科と英語科の教員がオムニバス方式で行う。授業の内容とその方法は、各担当者のシラバスによって実施される。評価の方法は、各授業担当者の評価方法による。前期(中間・定期)、後期(中間・定期)の評価については、各担当者が終了した分のみで成績を出す。総合成績は、各担当者の評価を総合し、100点で評価する。
注意点:
ICTホール等を使用した授業となるので、各担当者のガイダンスに基づき、積極的に授業に参加し、集中力を保つこと。また、コミュニケーション能力は、自覚的に日常生活を送ることでスキルアップしていくので、学習したことを日々実践していくとともに、空き時間や自宅での学習においても情報収集に努めること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 エントリーシートの書き方 エントリーシートの意味と、的確な表現について学ぶ。
2週 面接の留意点① 面接の意味と、的確な受け答えについて実践を交えて、学ぶ。
3週 面接の留意点②
社会人マナー
面接の意味と、的確な受け答えについて実践を交えて、学ぶ。社会人としての基本的なマナーについて使えるようにする。
4週 エンジニアと法律(外部講師) 実際の場面を想定し、最低限の法的知識を得る。
5週 エンジニアと健康(外部講師) 心身ともに健康で働くための、予備知識を得る。
6週 日本語と英語の発音の方法の違い
発声演習、アルファベットの発音演習
日本語と英語の話し方の違いについて理解で、発音できる。
7週 母音と子音の発声時の舌や息の出る位置と調音方法
音節と発音
音・語レベルでの英語の発音の仕組みを理解でき、発音できる。
8週 英語の歌と日本語の歌
音声変化
句・文レベルでの英語の発音の仕組みを理解でき、発音できる。
2ndQ
9週 中間試験
10週 歌詞の分析と練習
様々な英語(イギリス英語/アジア英語)の特徴
音声変化に気を配った発音ができ、英語のバリエーションについて理解でき、違いを聞き分けることができる。
11週 正しい英語の発音の総復習
最終テスト
音声変化などの分析ができ、英語らしい音やリズムを身に付けることができる。
12週 異文化理解のケース・スタディ(1) 異文化理解の不足で生じた問題に関するケース・スタディを行い、その必要性への認識を高めることができる。
13週 異文化理解のケース・スタディ(2) 異文化理解の不足で生じた問題に関するケース・スタディを行い、その必要性への認識を高めることができる。
14週 世界の宗教への理解を深める 世界の主な宗教の考え方の特徴について知識を広げ、考察できる。
15週 定期試験
16週 世界情勢への理解を深める 世界の紛争地域やその他の情勢について知識を広げ、考察できる。
後期
3rdQ
1週 メディア文化に関する英文読解と意見陳述(1) メディアの成り立ちを理解できる。それに基づいて自分の意見を英文で述べることができる。
2週 メディア文化に関する英文読解と意見陳述(2) 日本文化の世界での受容を理解できる。それに基づいて自分の意見を英文で述べることができる。
3週 メディア文化に関する英文読解と意見陳述(3) 視覚メディアを理解できる。それに基づいて自分の意見を英文で述べることができる。
4週 メディア文化に関する英文読解と意見陳述(4) 視覚メディアを理解できる。それに基づいて自分の意見を英文で述べることができる。
5週 メディア文化に関する英文読解と意見陳述(5) 音楽メディアを理解できる。それに基づいて自分の意見を英文で述べることができる。
6週 英語によるスピーチ:公民権運動家・ビジネスパーソン
公民権運動家・ビジネスパーソンによるスピーチの内容を理解できる。
7週 英語によるスピーチ:政治家(1)
政治家によるスピーチの内容を理解できる。(1)
8週 中間試験
4thQ
9週 英語によるスピーチ:政治家(2) 政治家によるスピーチの内容を理解できる。(2)
10週 英語によるスピーチ:映画(1)
映画の中でのスピーチを理解できる。(1)
11週 英語によるスピーチ:映画(2) 映画の中でのスピーチを理解できる。(2)
12週 敬語・言葉遣い・文書の書式について 場面に応じて適切な言葉遣いや文書作成ができる。
13週 一般常識・マナーについて 一般常識・マナーを多々しく理解し、適切に対応できる。
14週 席順・応対・国内外の慣習について 異文化への理解を深め、諸対応が適切にできる。
15週 定期試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験課題提出小テスト合計
総合評価割合165034000100
基礎的能力6181200036
専門的能力10322200064
分野横断的能力0000000