到達目標
1.社会学の基礎理論について理解し、説明できる
2.行為の分析について理解し、説明できる
3.秩序の解読について理解し、説明できる
4.社会の構想について理解し、説明できる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 社会学の基礎理論を深く理解し、詳しく説明できる。社会学的調査の方法について深く理解し、詳しく説明できる。 | 社会学の基礎理論の概要を理解し、だいたい説明できる。社会学的調査の方法について概要を理解し、だいたい説明できる。 | 社会学の基礎理論をほとんど理解しておらず、説明できない。社会学的調査の方法についてほとんど理解しておらず、説明できない。 |
評価項目2 | 諸事象における人間の行為の分析について、深く理解し、詳しく説明できる。 | 諸事象における人間の行為の分析について、概要を理解し、だいたい説明できる。 | 諸事象における人間の行為の分析について、ほとんど理解しておらず、説明できない。 |
評価項目3 | 諸事象における秩序の解読について、深く理解し、詳しく説明できる。 | 諸事象における秩序の解読について、概要を理解し、だいたい説明できる。 | 諸事象における秩序の解読について、ほとんど理解しておらず、説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
社会学は、社会的存在としての人間の立場から社会生活そのものを考察していく学問である。この社会学の基礎概念を理解し、具体的生活経験とのかかわりを通じながら、現代社会のより深い認識をめざし、自由な生き方を考える手がかりをつかむ。
授業の進め方・方法:
授業は教科書に沿って講義形式で行う。社会学がどのような学問であるかを知り、様々な社会事象について社会学的な視点から考える力を養う。現代社会における家族や地域社会・職場などを客観的に見つめ分析する中で、主体的で自由な生き方を身につける。講義内容について課題を課す場合がある。
注意点:
本科目は、3年以下のすべての社会系科目を基礎科目とする応用科学である。自学自習は、教科書の熟読を基本とするが、書物や新聞等により各自の思索を深め、その成果をレポートや課題で検証する。その具体的方法については、講義中に指示する。
本科目では、1単位あたり15時間の自学自習が求められる。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
社会学とはどういう学問か (1) |
社会学の発想の雰囲気に触れる。社会学の歴史をたどり、デュルケーム、ウェーバー、ジンメル等基本的視点を理解し説明できる。
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2週 |
社会学とはどういう学問か(2) |
同上
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3週 |
社会学とはどういう学問か(3) |
社会学的研究方法としての統計・事例調査等について学び、調査の見方を理解し説明できる。
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4週 |
行為の分析 a.意味と相互主観性 |
「理解し合う」ということについて考え、相互主観性を理解し説明できる。
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5週 |
行為の分析 b.アイデンティティとスティグマ(1) |
「私が私であること」を考え、アイデンティティについて理解し説明できる。 他者への烙印がどのような影響を与えるのかを理解し説明できる。
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6週 |
行為の分析 b.アイデンティティとスティグマ(2) |
同上
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7週 |
行為の分析 c.正常と異常 |
社会における選別と排除のメカニズムについて理解し説明できる。
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8週 |
行為の分析 d.予言の自己成就 |
現実と虚構について学び、予言の自己成就・自己破壊について理解し説明できる。
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2ndQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
行為の分析 e.社会構築主義 |
社会的事実とは何か考え、客観性について理解し説明できる。
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11週 |
秩序の解読 a.ジェンダー |
女であること・男であることとは何か、社会的性について理解し説明できる。
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12週 |
秩序の解読 b.規範と制度 |
私たちをとりまく社会的ルールついて理解し説明できる。
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13週 |
秩序の解読 c.コミュニケーションの自己基準(1) |
社会秩序の不思議さ、コミュニケーションのありようについて理解し説明できる。
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14週 |
秩序の解読 c.コミュニケーションの自己基準(2) |
同上
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15週 |
定期試験 |
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16週 |
答案返却 秩序の解読 d.社会のなかの権力 |
見える権力・見えない権力について考え、権力とは何かについて理解し説明できる。
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後期 |
3rdQ |
1週 |
秩序の解読 e.不平等と正義 |
格差社会の現状と問題点について理解し説明できる。
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2週 |
社会の構想 a.共同体(1)
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家族とは何か、家族の類型、歴史的変遷、家族の抱える問題について理解し説明できる。
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3週 |
社会の構想 a.共同体(2) |
同上
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4週 |
社会の構想 a.共同体(3) |
同上
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5週 |
社会の構想 a.共同体(4) |
同上
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6週 |
社会の構想 b.国家と市民社会(1) |
国民意識、国家とは何か、市民社会とは何かについて理解し説明できる。
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7週 |
社会の構想 b.国家と市民社会(2) |
同上
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
社会の構想 c.グローバル化と公共圏(1) |
情報化社会の問題点を通し、メディアとどのように関わり民主主義を実現するのかを理解し説明できる。
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10週 |
社会の構想 c.グローバル化と公共圏(2) |
同上
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11週 |
ユートピアと想像力他(1) |
ポストモダン社会としての現代の様々な社会問題の具体的事例について、社会学的に理解し説明できる。
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12週 |
ユートピアと想像力他(2) |
同上
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13週 |
ユートピアと想像力他(3) |
同上
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14週 |
ユートピアと想像力他(4) |
同上
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15週 |
定期試験 |
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16週 |
答案返却 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地歴 | 日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。 | 2 | |
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。 | 2 | |
文化の多様性を認識し、互いの文化を尊重することの大切さを理解できる。 | 2 | |
地歴・公民 | 今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。 | 2 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |
専門的能力 | 80 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 80 |
分野横断的能力 | 10 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 10 |