国語III-HI

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 国語III-HI
科目番号 0019 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 共通教育科(熊本) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『現代文B』数研出版
担当教員 堀畑 真紀子

到達目標

1. 論理的な文章では、論理の展開や要旨を的確にとらえ、思考力や表現力を養うことができる。
2. 文学的な文章では、人物・情景・心情を的確にとらえ、表現を味わうとともに、人間としての生き方という普遍的な命題について考えを深めることができる。
3. 語彙を豊かにし、自ら表現することができる。
4. 目的や場面に応じ、筋道をたてて話したり、的確に聞き取ったりすることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1文学的な表現を的確に理解、鑑賞することができ、筆記試験が高得点である文学的な表現を概ね理解し、筆記試験が平均的な得点である。文学的な文章の表現の理解に欠け、筆記試験が低得点である。
評価項目2論理の展開や要旨を正確に捉え、自らの意見を的確に表現することができ、筆記試験が高得点である。論理の展開や要旨を概ね理解し、説明することができ、筆記試験が平均的な得点である。論理の展開や要旨の理解に欠け、筆記試験が低得点である。
評価項目3豊かな語彙で、的確に表現することができ、筆記試験が高得点である。語彙を理解、表現することができ、筆記試験が平均的な得点である。基礎的な語彙力や表現力に欠け、筆記試験が低得点である
評価項目4論理構成や口頭による表現方法を工夫し、自らの意見を効果的に伝えることができる。論理構成や口頭による表現方法を工夫し、自らの意見を伝えることができる。論理構成や口頭による表現方法が未熟で、意見の十分な伝達に欠ける

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)での学習・教育到達目標 1-1 説明 閉じる
本科(準学士課程)での学習・教育到達目標 5-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
教科書は主にⅡ部を学習する。近代以降の優れた文章や作品を、読解し鑑賞する能力を高めるとともに、認識力・思考力を鍛え、感受性を豊かにする。また、すすんで読書をし、自らの表現する態度も養う。月一回の漢字問題試験によって、漢字の使い方を身につけ、語彙を豊かにする。
授業の進め方・方法:
講義とグループ討議を組み合わせて行う。①予習課題を解く。②授業を受けるなかで、自分の答案と模範解答の違いを理解する。③作者の主張をまとめ、それに対する自分の考えを文章や口頭で表現する。
注意点:
新聞のコラム欄を毎日読むなどして、活字に接する時間を確保しましょう。予習課題は、表現力を養うことを目的としてますので、必ず自分の力で解いてください。質問については、授業中や授業前後、適宜受け付ける。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス、「人はなぜ働かなくてはならないのか」の読解(1) 第一段落を理解できる。
2週 「人はなぜ働かなくてはならないのか」の読解(2) 第二・第三段落を理解できる。
3週 「人はなぜ働かなくてはならないのか」の読解(3) 第三段落を理解できる。
4週 「人はなぜ働かなくてはならないのか」の読解(4) 第四段落を理解できる。
5週 「人はなぜ働かなくてはならないのか」の読解(5) 筆者が考える労働の意義を理解し、説明することができる。
6週 小論文を書く(1) 課題文に対して、自分の意見を述べることができる。
7週 小論文を書く(2) 悪文を理解できる
8週 小論文を書く(3) 書きあげた文章を推敲できる
2ndQ
9週 中間試験
10週 「赤い繭」の読解(1) 第一段落を理解できる。
11週 「赤い繭」の読解(2) 第二段落を理解できる。
12週 「赤い繭」の読解(3)・漢字テスト 第三段落を理解できる。
13週 「赤い繭」の読解(4) 第四段落を理解できる。
14週 「赤い繭」の読解(5) 作品全体を鑑賞できる。相互に意見を交換し、まとめの感想を書くことができる。
15週 定期試験
16週 答案返却
後期
3rdQ
1週 「未来都市は今」の読解(1) 第一段落を理解できる。
2週 「未来都市は今」の読解(2) 第二段落・前半を理解できる。
3週 「未来都市は今」の読解(3) 第二段落・後半を理解できる。
4週 「未来都市は今」の読解(4)・漢字テスト 第三段落を理解できる。
5週 「未来都市は今」の読解(4) 筆者の主張に対して、相互に意見を交換することができる。
6週 小論文を書く(1) 五週目で出し合った意見をもとに、小論文を書くことができる。
7週 小論文を書く(2) 小論文を推敲することができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 「檸檬」の読解(1) 執筆時期の時代背景を理解できる
10週 「檸檬」の読解(2) 第一・第二段落を理解できる。
11週 「檸檬」の読解(3) 第三段落を理解できる。
12週 「檸檬」の読解(4) 第四段落を理解できる。
13週 「檸檬」の読解(5) 第五段落を理解できる。
14週 「檸檬」の読解(6) 作品全体を鑑賞できる。相互に意見を交換し、まとめの感想を書くことができる。
15週 定期試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テストレポート合計
総合評価割合801010100
基礎的能力205530
専門的能力605570
分野横断的能力0000