数学(基礎数学線形代数)

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 数学(基礎数学線形代数)
科目番号 0033 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 共通教育科(熊本) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 高遠節夫他「新基礎数学」「新基礎数学問題集」「新線形代数」「新線形代数問題集」(大日本図書)
担当教員 堀本 博

到達目標

本科目の到達目標は、「図形と式」、「場合の数」、「数列」、「ベクトル」に関する基本的な計算ができ、定義や定理、公式の意味を理解し、標準的な応用問題への適用ができることである。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
図形と式図形と式に関する基本概念を理解し、標準的な計算ができる。図形と式に関する基本概念を理解し、基本的な計算ができる。図形と式に関する基本的な計算ができない。
場合の数場合の数に関する基本概念を理解し、標準的な計算ができる。場合の数に関する基本概念を理解し、基本的な計算ができる。場合の数に関する基本的な計算ができない。
数列数列に関する基本概念を理解し、標準的な計算ができる。数列に関する基本概念を理解し、基本的な計算ができる。数列に関する基本的な計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)での学習・教育到達目標 3-1 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1年の数学Iに続いて、図形と式、場合の数、数列、ベクトルについて学習する。
授業の進め方・方法:
授業は、教科書の単元に従い、基本事項を解説した後、ピア・ラーニングによって、問題演習を行う。
注意点:
本科目の到達度レベルは、標準的な学生が30時間の自学自習を要するものとする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 2点間の距離と内分点 2点間の距離と内分点について理解し、計算ができる。
2週 直線の方程式 直線の方程式について理解し、計算ができる。
3週 2直線の関係 2直線の関係について理解し、計算ができる。
4週 円の方程式 円の方程式について理解し、計算ができる。
5週 いろいろな2次曲線 楕円について理解し、計算ができる。
6週 いろいろな2次曲線 双曲線、放物線について理解し、計算ができる。
7週 2次曲線の接線 2次曲線の接線について理解し、計算ができる。
8週 不等式と領域 不等式と領域について理解し、計算ができる。
2ndQ
9週 中間試験
10週 場合の数 場合の数について理解し、計算ができる。
11週 順列 順列について理解し、計算ができる。
12週 組合せ 組合せについて理解し、計算ができる。
13週 いろいろな順列 いろいろな順列について理解し、計算ができる。
14週 二項定理 二項定理について理解し、計算ができる。
15週 定期試験
16週 答案返却
後期
3rdQ
1週 等差数列 等差数列について理解し、計算ができる。
2週 等比数列 等比数列について理解し、計算ができる。
3週 いろいろな数列の和 いろいろな数列の和について理解し、計算ができる。
4週 漸化式 漸化式について理解し、計算ができる。
5週 数学的帰納法 数学的帰納法について理解し、計算ができる。
6週 平面ベクトルの演算と成分 平面ベクトルの演算と成分について理解し、計算ができる。
7週 平面ベクトルの内積 平面ベクトルの内積について理解し、計算ができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 ベクトルの平行と垂直 ベクトルの平行と垂直について理解し、計算ができる。
10週 ベクトルの図形への応用 ベクトルの図形への応用について理解し、計算ができる。
11週 直線のベクトル方程式 直線のベクトル方程式について理解し、計算ができる。
12週 空間ベクトルの成分と内積、直線の方程式 空間ベクトルの成分と内積、直線の方程式について理解し、計算ができる。
13週 平面の方程式と球の方程式 平面の方程式と球の方程式について理解し、計算ができる。
14週 空間のベクトルの線形独立・線形従属 空間のベクトルの線形独立・線形従属について理解し、計算ができる。
15週 定期試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学2点間の距離を求めることができる。2
内分点の座標を求めることができる。2
通る点や傾きから直線の方程式を求めることができる。2
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。2
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。2
積の法則と和の法則を利用して、簡単な事象の場合の数を数えることができる。2
簡単な場合について、順列と組合せの計算ができる。2
等差数列・等比数列の一般項やその和を求めることができる。2
総和記号を用いた簡単な数列の和を求めることができる。2
ベクトルの定義を理解し、ベクトルの基本的な計算(和・差・定数倍)ができ、大きさを求めることができる。2
平面および空間ベクトルの成分表示ができ、成分表示を利用して簡単な計算ができる。2
平面および空間ベクトルの内積を求めることができる。2
問題を解くために、ベクトルの平行・垂直条件を利用することができる。2
空間内の直線・平面・球の方程式を求めることができる(必要に応じてベクトル方程式も扱う)。2

評価割合

試験その他(小テスト等)合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000