古典文学

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 古典文学
科目番号 0047 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 共通教育科(八代) 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 道園 達也

到達目標

1.古典文学の概要と、主要な作品に触れる。
2.主要な作品について討論できる。
3.自分の観点で意見を述べることができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1古典文学の概要と、主要な作品に触れ、自分の観点で意見を述べられる。古典文学の概要と、主要な作品に触れる。古典文学の概要と、主要な作品に触れることがない。
評価項目2主要な作品について主体的に討論できる。主要な作品について討論できる。主要な作品について討論できない。
評価項目3自分の観点で意見を述べることに主体的に取り組むことができる。自分の観点で意見を述べることができる。自分の観点で意見を述べることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
古典文学に表現された人間の知を読み解きたい。人生や社会、自然に対する思想と感性は、共通性と差異によって〈いま・ここ〉に生きる私たちの姿を照らし出してくれる。
様々な古典文学を読むことで、その一端に触れたい。
授業の進め方・方法:
資料を配付して、様々な古典文学を読む。それぞれの作品について概要を紹介し、読解のポイントを示すので整理して理解してほしい。古文への抵抗感をやわらげ、その世界が身近に感じられるように配慮したい。
注意点:
授業で取り上げた古典文学作品について概要とともに、読解のポイントを理解すること。
ディスカッションに積極的に参加し、口頭発表や文書・資料作成に取り組むこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 古典文学史の基礎 古典文学史の基礎的知識を確認する。
2週 歴史ー古事記 古事記の基本的知識を理解し、グループディスカッション等に取り組む。
3週 和歌ー万葉集と古今和歌集 万葉集と古今和歌集の基本的知識を理解し、グループディスカッション等に取り組む。
4週 伝奇物語ー竹取物語 竹取物語の基本的知識を理解し、グループディスカッション等に取り組む。
5週 歌物語(1)ー伊勢物語 伊勢物語の基本的知識を理解し、グループディスカッション等に取り組む。
6週 歌物語(2)ー伊勢物語 伊勢物語の基本的知識を理解し、グループディスカッション等に取り組む。
7週 古典と触れ合うー参考文献 古典文学に触れ合うための参考文献に関する資料を作成する。
8週 古典と触れ合うー参考文献 古典文学に触れ合うための参考文献に関する資料に基づいて口頭発表をおこなう。
2ndQ
9週 物語ー源氏物語 源氏物語の基本的知識を理解し、グループディスカッション等に取り組む。
10週 随筆ー方丈記 方丈記の基本的知識を理解し、グループディスカッション等に取り組む。
11週 軍記物語ー平家物語 平家物語の基本的知識を理解し、グループディスカッション等に取り組む。
12週 浄瑠璃(1)ー曽根崎心中 曽根崎心中の基本的知識を理解し、グループディスカッション等を経て、感想を文章にまとめる。
13週 浄瑠璃(2)ー曽根崎心中 曽根崎心中の感想を文章で共有し、グループディスカッションをおこなう。
14週 読本(1)ー雨月物語 雨月物語の基本的知識を理解し、グループディスカッション等を経て、感想を文章にまとめる。
15週 読本(2)ー雨月物語 雨月物語の感想を文章で共有し、グループディスカッションをおこなう。
16週 学習内容の振り返り

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

GD+発表+文章作成合計
総合評価割合100100
基礎的能力100100
専門的能力00
分野横断的能力00