保健体育II

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 保健体育II
科目番号 0056 科目区分 一般 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 共通教育科(八代) 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 適宜、資料を配布する。
担当教員 四宮 一郎,川尾 勇達,大森 眞治,森本 浩太郎

到達目標

1.技能の向上と各種大会の計画立案及び運営ができる。(生涯スポーツにつながるよう)
2.ルールを理解し、審判法を習得することができる。
3.社会的態度(規則を守る、責任感、協調性、安全性)を身につけ、行動することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実技・身体技能試験 (陸上・バスケ・ハンド・水泳)基本的な技術を身につけ、ルールを覚え、各チームで協力し積極的に練習や試合を運営することができる。 経験者はチームやクラスメイトに指導をし、被指導者の技能を高めることができる。基本的な技能を身につけ、ルールを覚え、各チームで協力し練習や試合に参加できる。 経験者はチームやクラスメイトに技能向上に関する指導をすることができる。基本的な技術を身につけたり、ルールを覚えたりすることが殆どできず、練習や試合に対して消極的な態度で参加している。 経験者でありながら、チームやクラスメイトに技能向上に関する指導や、競技や試合運営及び補助を行わない。
取り組み方・安全配慮・協力授業や各種目のルールに則って安全に行動ができる。また、授業で使う道具や施設の準備を行ったり、それらを安全に配置したりすることができる。 他者と協力・強調してチームのために参加・応援・補助をする活動ができる。授業や各種目のルールに則って安全に行動ができる。また、授業で使う道具や施設を適切に使用することができる。 自分本位な活動にならないように、参加・応援・補助をすることができる。授業や各種目のルールに則った行動や安全に配慮したプレー・活動ができない。また、授業で使う道具や施設を安全に適切に使用することができない。 個人活動の割合が多くなったり、自分本位な活動ばかり行ったりする。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
保健体育Ⅱでは保健体育Ⅰと同様に、走・跳・投・泳をバランスよく配合した種目で構成している。スポーツ分野での活動となるが、運動能力の基礎となる動作や体力を高め、運動の楽しみや身体との付き合い方、運動習慣について学び、社会性ある態度を身につけて学生諸君のより良い生き方につなげる鍵となる。
授業の進め方・方法:
保健体育Ⅱでは、陸上競技、バスケットボール、ハンドボール、ニュースポーツ、水泳、持久走を実施する。水泳、持久走以外の4種目から2種目を選択し実施する。
保健体育Ⅰ、Ⅲ同様、学年一斉で行うので、男女比によってはグループ構成が変わるため、実施されない種目もある。
注意点:
授業で配布する資料以外にも、図書館に関連図書をそろえているので、自分で資料を集め理解を深めたり、方法を学んだりし、技術の向上に努めてほしい。
保健体育では、運動や健康・命の大切さ、生命活動の神秘を再認識し、授業で学んだことを日常生活で実践できるようになってほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション(授業の概要、受講上の注意、評価方法)、グループ分け 年間の授業の流れを把握し、評価方法、各グループのローテーションを確認する。
2週 陸上(A)①、バスケット(A)①、ハンドボール(A)①、ニュースポーツ(A)①  オリエンテーション 授業の進め方や達成目標について確認する。グループ編成を行い、グループ内の係を確認する。
3週 陸上(A)②、バスケット(A)②、ハンドボール(A)②、ニュースポーツ(A)② 1年次に学習した内容を確認する。
4週 陸上(A)③、バスケット(A)③、ハンドボール(A)③、ニュースポーツ(A)③
基本的な技術について学ぶ。
ルールを理解する。
5週 陸上(A)④、バスケット(A)④、ハンドボール(A)④、ニュースポーツ(A)④
基本的な技術について学ぶ。
ルールを理解する。
6週 陸上(A)⑤、バスケット(A)⑤、ハンドボール(A)⑤、ニュースポーツ(A)⑤
簡易ゲームを行い、審判法を学ぶ。
7週 陸上(A)⑥、バスケット(A)⑥、ハンドボール(A)⑥、ニュースポーツ(A)⑥
ゲームを行い、ゲームの運営方法、審判法を学ぶ。
8週 陸上(A)⑦、バスケット(A)⑦、ハンドボール(A)⑦、ニュースポーツ(A)⑦
ゲームを行い、ゲームの運営方法、審判法を学ぶ。
2ndQ
9週 陸上(A)⑧、バスケット(A)⑧、ハンドボール(A)⑧、ニュースポーツ(A)⑧
ゲームを行い、ゲームの運営方法、審判法を学ぶ。
10週 実技評価 実技試験の課題をクリアする。
11週 実技評価 実技試験の課題をクリアする。
12週 水泳① オリエンテーション
    泳力チェック
水泳の授業の流れについて確認する。
13週 水泳② 健康・安全に留意し、持久力などの身体能力を高め、できるだけ早く泳ぐことができる。
14週 水泳③ 同上
15週 水泳④ 同上
16週 水泳評価 50mタイムトライアルにて、自分の目標をクリアする。
後期
3rdQ
1週 新体力テスト(握力、上体起こし、反復横飛び、長座体前屈) 握力・上体起こし・反復横飛び・長座体前屈の測定を行い、自身の体力を把握する。
2週 新体力テスト(50m走、ハンドボール投げ、20mシャトルラン) 50m走・ハンドボール投げ・20mシャトルランの測定を行い、自身の体力を把握する
3週 陸上(B)①、バスケット(B)①、ハンドボール(B)①、ニュースポーツ(B)① 授業の進め方や達成目標について確認する。グループ編成を行い、グループ内の係を確認する。
4週 陸上(B)②、バスケット(B)②、ハンドボール(B)②、ニュースポーツ(B)② 1年次に学習した内容を確認する。
5週 陸上(B)③、バスケット(B)③、ハンドボール(B)③、ニュースポーツ(B)③ 基本的な技術について学ぶ。
ルールを理解する。
6週 陸上(B)④、バスケット(B)④、ハンドボール(B)④、ニュースポーツ(B)④ 基本的な技術について学ぶ。
ルールを理解する。
7週 陸上(B)⑤、バスケット(B)⑤、ハンドボール(B)⑤、ニュースポーツ(B)⑤ 簡易ゲームを行い、審判法を学ぶ。
8週 陸上(B)⑥、バスケット(B)⑥、ハンドボール(B)⑥、ニュースポーツ(B)⑥ ゲームを行い、ゲームの運営方法、審判法を学ぶ。
4thQ
9週 陸上(B)⑦、バスケット(B)⑦、ハンドボール(B)⑦、ニュースポーツ(B)⑦ ゲームを行い、ゲームの運営方法、審判法を学ぶ。
10週 陸上(B)⑧、バスケット(B)⑧、ハンドボール(B)⑧、ニュースポーツ(B)⑧ ゲームを行い、ゲームの運営方法、審判法を学ぶ。
11週 実技評価 実技試験の課題をクリアする。
12週 実技評価 実技試験の課題をクリアする。
13週 実技評価予備日 実技試験の課題をクリアする。
14週 持久走① 長い距離を走ることに慣れ、持久力を向上させる。
15週 持久走② 持久力を向上させ、できるだけ早く走ることのできる能力を身につける。
16週 持久走評価 12分間走を行い、1年生時と比較し、自身の持久力を把握する。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。3
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。3
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。3
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。3
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合90001000100
基礎的能力90001000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000