日本史

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 日本史
科目番号 0094 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 共通教育科(八代) 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『詳説 日本史B』 山川出版社   適宜授業に関連した資料を配布する。
担当教員 時松 雅史

到達目標

日本の江戸時代から第二次大戦後について、地元熊本県の歴史や世界の動きと関連させながら、基礎知識を習得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 商人町の形成と貨幣制度の発達、江戸の豪商について商人町がいかにして形成・拡大されるにいたったのかを、事例を挙げながら説明できる。また貨幣史についてその概略を説明できる。商人町がいかにして形成・拡大されるにいたったのかについて概略を説明できる。また貨幣史についてその概略を端的に説明できる。商人町がいかにして形成・拡大されるにいたったのかについて概略を説明できない。また貨幣史についてその概略を端的に説明できない。
評価項目2 江戸時代の武士・商人・農民について 江戸の文化江戸時代の武士の生活や商人間の信用制度について具体的に説明できる。江戸時代の文化について人名を挙げながらその特徴を説明できる。江戸時代の武士の生活や商人間の信用制度について概略を端的に説明できる。江戸時代の文化についてその特徴を端的に説明できる。江戸時代の武士の生活や商人間の信用制度について概略を端的に説明できない。江戸時代の文化についてその特徴を端的に説明できない。
評価項目3 幕末の日本と熊本 明治の諸改革幕末の日本の動きを、海外や熊本の動きと絡めながら人物名・事件名を挙げながら説明できる。明治期の諸改革や産業の発達について事例を挙げながら説明できる。幕末の日本の動きについて、端的に説明できる。明治期の諸改革や産業の発達について事例を挙げながら説明できる。幕末の日本の動きについて、端的に説明できない。明治期の諸改革や産業の発達について事例を挙げながら説明できない。
第二次大戦と日本 戦後の日本について第二次大戦にいたるまでの日本とアジア諸国について、人物名・事件名を挙げながら説明できる。戦後の日本について主要な事件や変革を挙げながら説明できる。第二次大戦にいたるまでの日本とアジア諸国について、概略を説明できる。戦後の日本について概略を端的に説明できる。第二次大戦にいたるまでの日本とアジア諸国について、概略を説明できない。戦後の日本について概略を端的に説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
世界史との関連で、日本史に対する興味・関心を高め、基礎知識を習得することを主眼に置く。日本史の流れを世界史との動きと関連付けながら学ぶ。また、日本の近現代史を学ぶにあたり、地元熊本県の近代史を織り込むことで郷土理解を深める。
授業の進め方・方法:
教科書及び準備した資料に従い講義を進める。また絵図や写真もできるだけ多く用いて視覚的に学べるようにする。さらに教科書や資料を輪読させることで授業参加を促す。
注意点:
定期試験以外に授業のノートも評価の参考にするので必ずノートを準備しておくこと。ノートの点数を加算した総合点が60点未満の場合には再評価のための試験を行うことがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・市の形成 市の形成と発達について理解できる。
2週 町人町の形成 町人町がいかにして形成されたかを理解できる。
3週 江戸時代の豪商1 越後屋の商業取引について理解できる。
4週 江戸時代の豪商2 当時の流通と信用取引について理解できる。
5週 江戸時代の貨幣制度と流通 江戸時代までの日本の貨幣史の概略を理解できる。
6週 武士と町人 武家の収支状況から当時の武士の生活を理解できる。
7週 江戸時代の熊本 肥後の絵図を見て、絵図の書き方や特徴を理解できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 江戸の文化 浮世絵及び陶磁器について基礎的な知識を習得できる。
10週 江戸時代の教育と熊本 日本の有名な藩の塾や私塾、九州・熊本の塾の名称及び指導者について理解できる。
11週 熊本の土木事業 肥後藩で行われた土木事業について基礎知識を習得できる。
12週 明治期の諸改革1 廃藩置県ほかについて肥後の事例をもとに理解できる。
13週 明治期の諸改革2 地租改正と地券の発行について理解できる。
14週 交通と通信の発達1 人力車の発達と駕籠の衰退について理解できる。
15週 交通と通信の発達2 鉄道の発達について基礎的な知識を得る。
16週 前期末試験の解説
後期
3rdQ
1週 製糸業と紡績業の発達 日本の製糸業と紡績の発達について必要な知識を得る。
2週 金融業の発達 明治以降の金融制度の発達について必要な知識を得る。
3週 石炭業の発達 石炭業の発達について必要な知識を得る。
4週 明治・大正の文化 明治以降の洋画と日本画を鑑賞する。
5週 明治・大正の熊本 熊本洋学校の設立や実学党の思想について理解する。また海外移民に関する知識を習得できる
6週 日清・日露戦争 大国と戦争を交えた経緯について理解できる。
7週 世界恐慌と日本 第二次大戦に向かうまでの日本の状況を理解できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 日本の戦後復興 戦後の日本の民主化について必要な知識を得る。
10週 高度成長期1 成長期の主な出来事についての知識を得る。
11週 高度成長期2 成長の要因といろいろな革命についての知識を得る。
12週 昭和の文化 高度成長の時代の文化に触れる。
13週 オイルショックと日本 オイルショックが起きた背景と日本の政策について理解できる。
14週 バブル経済前後と平成以降の日本 バブル経済前後におきた事件について、必要な知識を得る。
15週 アジア諸国と日本 中国や韓国等と日本の関わりについて理解できる。
16週 学年末試験の解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地歴産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程または現在の地域的特性、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解できる。2前1,前2,前3,前4,前5,前6,前15,後10,後11
人間活動と自然環境との関わりや、産業の発展が自然環境に及ぼした影響について、地理的または歴史的観観点から理解できる。1前11,後1,後3
日本を含む世界の様々な生活文化、民族・宗教などの文化的諸事象について、歴史的または地理的観点から理解できる。3前9,前10,後13,後15
国家間や国家内で見られる、いわゆる民族問題など、文化的相違に起因する諸問題について、地理的または歴史的観点から理解できる。1後13,後14,後15
地歴・公民今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解できる。2前4,前13,後2,後6,後7

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合9500005100
基礎的能力9500005100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000