英語V

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 英語V
科目番号 LK502 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報通信エレクトロニクス工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 『Two Sides to Every Discussion』, Jonathan Lynch, 成美堂/ 『Next Stage Best Trainer』,瓜生豊他,桐原書店/ 『Database4500, 4thEdition』,桐原書店編集部, 桐原書店
担当教員 松尾 かな子

到達目標

1. 英語の4技能のうち、「聞くこと」「話すこと」を中心に、「自分の意見をしっかり持って、基本的な英語で伝える力」を養うことができる。
2. 他者に対して、自分の英語を理解してもらえるように適切に発話することができる。
3. 教員作成プリントにより、文法・語法などを理解し、実用英検2級やTOEICに出題されるレベルの文法事項を理解することができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 ディスカッションの基礎の理解と応用教科書に記載されているディスカッション法を理解することができる。また、実際に自分の意見を基本的な英語で口頭で述べることができる。教科書に記載されているディスカッション法をほぼ理解することができる。また、実際に紙に書いた自分の意見を基本的な英語で口頭で述べることができる。教科書に記載されているディスカッション法を理解することができない。また、自分の意見を基本的な英語で紙に書き起こすことも、それを読み上げることもできない。
評価項目2 上記についての作文および会話力のアップ各ユニットのトピックについて、制限時間内に英作文を書くことができ、またそれを相手に理解して貰えるように口頭発表できる。制限時間内では終わらない場合でも、各ユニットのトピックについて、課題として英作文を書くことができ、またそれを相手にほぼ理解して貰える程度に口頭発表できる。制限時間内でも自宅でも課題として各ユニットのトピックについて、課題として英作文を書くことができない。 また、書いたものを相手に口頭で発表することができない。
評価項目3 文法力アップ文法問題集を使用して、所定以上の授業外の学習を行う。文法問題集を使用して、所定どおりの授業外の学習を行う。文法問題集を使用して、所定どおりの授業外の学習を行うことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本科目は、英語によるコミュニケーション能力を養成するためのもので、作文、会話能力を中心に修得することを目指す。毎回、グループやペアでディスカッションや朗読練習を行う。また、実用英検2級やTOEICテストを中心とした外部テストでの得点を可能にするために必要な構文・文法を学習する。
授業の進め方・方法:
(1)ディスカッションの方法を理解し、自分の意見を英語で書き起こしたり、口頭で述べる演習を行う。
(2)他者に対して、自分の英語を理解して貰えるように適切に発話する演習を行う。
(3)教員作成プリントを用いて、文法・語法の問題を解き、実用英検2級やTOEICに出題されるレベルの文法事項を理解する。
(4)教員作成プリントを用いて、自宅学習を行う。
注意点:
本科目は本科の英語Iから英語IVを基礎にし、英語の実際の運用力をつけるためのものであり、実用英検、TOEIC等の英語試験との関連が深い。校内英単語コンテストを年3回実施する。単語集や文法問題集を使用した授業外での学習や、E-Learningなどについても積極的に取り組むこと。毎回小テストがあるので、小テストの準備の学習を行ってくること。インタビューテストの練習も兼ねて、指定された英文の音読を家庭学習で必ず行うこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
『Two Sides to Every Discussion』U1
『Next Stage Best Trainer』L1
教科書の学習を通して、ディスカッションに必要な英語表現に関する基本的な語彙を習得することができ、また教科書に関するテーマについて、英語で作文を書くこと、および他者に対して口頭説明ができることを目標とする。
2週 『Two Sides to Every Discussion』U1,2
『Next Stage Best Trainer』L2
文法小テスト1
文法・語法問題集を通し、必要な文法力習得を目指す。毎時間行う小テストに対する予習として、予習と復習を行うことが求められる。
3週 『Two Sides to Every Discussion』U2
『Next Stage Best Trainer』L3
文法小テスト2
同上
4週 『Two Sides to Every Discussion』U3
『Next Stage Best Trainer』L4
文法小テスト3
同上
5週 『Two Sides to Every Discussion』U3,4
『Next Stage Best Trainer』L5
文法小テスト4
同上
6週 『Two Sides to Every Discussion』U4
『Next Stage Best Trainer』L6
文法小テスト5
同上
7週 『Two Sides to Every Discussion』U5
『Next Stage Best Trainer』L7
文法小テスト6
同上
8週 『Two Sides to Every Discussion』U5
『Next Stage Best Trainer』L8
文法小テスト7
同上
2ndQ
9週 中間試験
10週 中間試験答案返却、振り返り
『Two Sides to Every Discussion』U6
『Next Stage Best Trainer』L9
教科書の学習を通して、ディスカッションに必要な英語表現に関する基本的な語彙を習得することができ、また教科書に関するテーマについて、英語で作文を書くこと、および他者に対して口頭説明ができることを目標とする。
11週 『Two Sides to Every Discussion』U6,7
『Next Stage Best Trainer』L10
文法小テスト8
文法・語法問題集を通し、必要な文法力習得を目指す。毎時間行う小テストに対する予習として、予習と復習を行うことが求められる。
12週 『Two Sides to Every Discussion』U7
『Next Stage Best Trainer』L11
文法小テスト9
同上
13週 『Two Sides to Every Discussion』U8
『Next Stage Best Trainer』L12
文法小テスト10
同上
14週 『Two Sides to Every Discussion』U8
『Next Stage Best Trainer』L13
文法小テスト11
同上
15週 定期試験
16週 定期試験答案返却、振り返り
『Two Sides to Every Discussion』U9
『Next Stage Best Trainer』L14
後期
3rdQ
1週 『Two Sides to Every Discussion』U9,10
『Next Stage Best Trainer』L15
文法小テスト12
教科書の学習を通して、ディスカッションに必要な英語表現に関する基本的な語彙を習得することができ、また教科書に関するテーマについて、英語で作文を書くこと、および他者に対して口頭説明ができることを目標とする。
2週 『Two Sides to Every Discussion』U10
『Next Stage Best Trainer』L16
文法小テスト13
文法・語法問題集を通し、必要な文法力習得を目指す。毎時間行う小テストに対する予習として、予習と復習を行うことが求められる。
3週 『Two Sides to Every Discussion』U11
『Next Stage Best Trainer』L17
文法小テスト14
同上
4週 『Two Sides to Every Discussion』U11,12
『Next Stage Best Trainer』L18
文法小テスト15
同上
5週 『Two Sides to Every Discussion』U12
『Next Stage Best Trainer』L19
文法小テスト16
同上
6週 『Two Sides to Every Discussion』U13
『Next Stage Best Trainer』L20
文法小テスト17
同上
7週 『Two Sides to Every Discussion』U14
『Next Stage Best Trainer』L21
文法小テスト18
同上
8週 中間試験
4thQ
9週 『Two Sides to Every Discussion』U15
『Next Stage Best Trainer』L22
教科書の学習を通して、ディスカッションに必要な英語表現に関する基本的な語彙を習得することができ、また教科書に関するテーマについて、英語で作文を書くこと、および他者に対して口頭説明ができることを目標とする。
10週 『Two Sides to Every Discussion』U16
『Next Stage Best Trainer』L23
文法小テスト19
文法・語法問題集を通し、必要な文法力習得を目指す。毎時間行う小テストに対する予習として、予習と復習を行うことが求められる。
11週 『Two Sides to Every Discussion』U17
『Next Stage Best Trainer』L24
文法小テスト20
同上
12週 『Two Sides to Every Discussion』U18
『Next Stage Best Trainer』L25
文法小テスト21
同上
13週 『Two Sides to Every Discussion』U19
『Next Stage Best Trainer』L26
文法小テスト22
同上
14週 『Two Sides to Every Discussion』U20
『Next Stage Best Trainer』L27
文法小テスト23
同上
15週 定期試験
16週 定期試験答案返却、振り返り

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学英語英語運用の基礎となる知識聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3前7
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3
工学基礎グローバリゼーション・異文化多文化理解グローバリゼーション・異文化多文化理解それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。3
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。3
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。3
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。3
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。3
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。3
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

試験平常点(英単語コンテスト・小テスト・レポート・ノート)相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合60400000100
基礎的能力60400000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000