電子通信基礎演習I

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電子通信基礎演習I
科目番号 TE2104 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報通信エレクトロニクス工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 講義中に配布
担当教員 大木 真,葉山 清輝,永田 和生

到達目標

・情報に関する技術や知識を身に付け,基本的な演習課題を解決することができる.
・通信に関する技術や知識を身に付け,基本的な演習課題を解決することができる.
・電子に関する技術や知識を身に付け,基本的な演習課題を解決することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
情報技術情報技術の基礎を全て理解し説明することができる.情報技術の基礎を一部理解し説明することができる.情報技術の基礎の全てを理解できず説明することができない.
通信技術通信技術の基礎を全て理解し説明することができる.通信技術の基礎を一部理解し説明することができる.通信技術の基礎の全てを理解できず説明することができない.
エレクトロニクス技術エレクトロニクス技術の基礎を全て理解し説明することができる.エレクトロニクス技術の基礎を一部理解し説明することができる.エレクトロニクス技術の基礎の全てを理解できず説明することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
情報通信エレクトロニクス工学科で学ぶ知識を実際に活用できるよう,演習や実験を通して技術力を身に付ける.
授業の進め方・方法:
製作や実験などの演習をすることで,座学だけでは身に付けることの難しい技術を習得する.そのため,パソコン室や実験室などで,自ら手を動かして課題を解決することになる.課題への取り組みと解決したことに対して評価する.
注意点:
情報通信エレクトロニクス工学科で学ぶ全ての科目の基礎であり,座学による知識だけで無く,実際の演習課題を解決する技術を身に付けるために,自ら取り組むことが大切である.質問は授業中はもちろんのこと,いつでも受け付けているので,休み時間や放課後に直接教員室に来て気軽に質問してほしい.ただし,TwitterやFacebookなどSNSでの質問は受け付けない.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 実験施設利用のルールを理解できる.
2週 タイピング演習 タイピングの正しい動作を理解し、練習できる.
3週 ワード(1) ワードの操作ができる.
4週 ワード(2) ワードの操作ができる.
5週 エクセル(1) エクセルの操作ができる.
6週 エクセル(2) エクセルの操作ができる.
7週 エクセル(3) エクセルの操作ができる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 パワーポイント(1) パワーポイントの操作ができる.
10週 パワーポイント(2) パワーポイントの操作ができる.
11週 電子計測の基礎 アナログ電流計、アナログ電圧計、デジタルマルチメータを使って電子部品の基礎的な測定ができる.
12週 電子部品の基礎(1) 電子回路の基礎部品の動きを理解できる.
13週 電子部品の基礎(2) 電子回路の基礎部品の動きを理解できる.
14週 電子部品の基礎(3) 電子回路の基礎部品の動きを理解できる.
15週 電子部品の基礎(4) 電子回路の基礎部品の動きを理解できる.
16週
後期
3rdQ
1週 電子ブロック演習(1) 電子ブロックを用いて複数の電子回路を作成できる.
2週 電子ブロック演習(2) 電子ブロックを用いて複数の電子回路を作成できる.
3週 電子ブロック演習(3) 電子ブロックを用いて複数の電子回路を作成できる.
4週 電子ブロック演習(4) 電子ブロックを用いて複数の電子回路を作成できる.
5週 ユニバーサル基板実装(1) ユニバーサル基板上に電子回路を実装できる.
6週 ユニバーサル基板実装(2) ユニバーサル基板上に電子回路を実装できる.
7週 ユニバーサル基板実装(3) ユニバーサル基板上に電子回路を実装できる.
8週 電気基礎実験(1) 電気の基礎実験を実施できる.
4thQ
9週 電気基礎実験(2) 電気の基礎実験を実施できる.
10週 電気基礎実験(3) 電気の基礎実験を実施できる.
11週 電気基礎実験(4) 電気の基礎実験を実施できる.
12週 研究紹介(1) 通信電子情報の研究概要を理解できる.
13週 研究紹介(2) 通信電子情報の研究概要を理解できる.
14週 研究紹介(3) 通信電子情報の研究概要を理解できる.
15週 研究紹介(4) 通信電子情報の研究概要を理解できる.
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。1
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。1
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。1
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。1
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。1
実験データを適切なグラフや図、表など用いて表現できる。1
実験の考察などに必要な文献、参考資料などを収集できる。1
実験・実習を安全性や禁止事項など配慮して実践できる。2
個人・複数名での実験・実習であっても役割を意識して主体的に取り組むことができる。1
共同実験における基本的ルールを把握し、実践できる。1
レポートを期限内に提出できるように計画を立て、それを実践できる。2
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。1
専門的能力分野別の専門工学電気・電子系分野電気回路キルヒホッフの法則を用いて、直流回路の計算ができる。1
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。1
ブリッジ回路を計算し、平衡条件を求められる。1
電子回路ダイオードの特徴を説明できる。1
分野別の工学実験・実習能力電気・電子系分野【実験・実習能力】電気・電子系【実験実習】電圧・電流・電力などの電気諸量の測定が実践できる。1
抵抗・インピーダンスの測定が実践できる。1
電気・電子系の実験を安全に行うための基本知識を習得する。1
キルヒホッフの法則を適用し、実験結果を考察できる。1
分流・分圧の関係を適用し、実験結果を考察できる。1
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。1
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。1
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。1
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。1
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。1
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。1
事実をもとに論理や考察を展開できる。1
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。1

評価割合

演習課題筆記試験合計
総合評価割合9010100
基礎的能力9010100
000