コミュニケーション言語論

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 コミュニケーション言語論
科目番号 0098 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 情報通信エレクトロニクス工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 作成プリント配布
担当教員 有働 万里子

到達目標

1. 実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。
2. 目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集し、収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。
3. 作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。
4. 相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。
5. 新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。
6. 働くことの意味や、技術が与える社会的な影響などを考え、これからの社会における「自己」の存在を表現できるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
実用的な文章作成実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。実用的な文章(手紙・メール)を、ある程度、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できない。
適切な情報収集と分析報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。報告・論文の目的に応じて、ある程度、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 ある程度、収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できない。 収集した情報を分析し、目的に応じて整理できない。
論理構成と展開報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。ある程度、報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができない。
口頭による伝達作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、ある程度、正確に口頭発表することができる。作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、口頭発表することができない。
相互理解相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。ある程度、相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができない。
適切な主張の展開新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践しようとすることができる。新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
就職や進学への準備として、語彙や文法など言語に関する知識を身につけ、適切な文章を書くことができる力を身に着ける。また、自己を理解し、自己を取り巻く社会を理解し、他者にそれを伝達できるようになる。
授業の進め方・方法:
講義では作成したプリントを主に使っていく。採り上げる単元によって、文章作成や口頭発表、そのほか提出物を課す。評価方法は、試験中間・定期の2回のレポート試験60%、平常点40%とする。総合評価60%以上を合格とする。
注意点:
1単位科目 学修単位 30時間の授業+15時間の自学自習をもって1単位
授業への質問や要望は、メール・来室問わず随時受け付ける。
積極的に授業に参加することを通して、国語科に関する基礎知識と、社会人に求められるコミュニケーション能力の基礎を身に着けること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス
2週 文章表現①  文章中の事実/意見、主張/論拠などの区別ができ、文章の要約ができる。
3週 文章表現② 実用的な文章 実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。
4週 話す・聞く
自分自身について語る①
自己を理解し、自己の経験を振り返り、自分自身を表現することができる。また相手の話に傾聴することができる。
5週 話す・聞く
自分自身について語る②
適切な表現で自分の考えを話すことができる。
相手の話を傾聴し、話題を引き出すことができる。
6週 1分間自己紹介① 適切な表現で自分の考えを話すことができる。
7週 自己紹介書・履歴書① 自分史を振り返り、自分の長所/短所、得意/不得意などについて、なるべく多く書き出して、それらを整理することができる。
8週 自己紹介書・履歴書② 自分史を振り返り、自分の長所/短所、得意/不得意などについて、なるべく多く書き出して、それらを整理することができる。
4thQ
9週 議論する① 自分の意見を述べるために必要な情報を収集し、活用し、的確な表現で意見を述べることができる。相手の意見を聞き入れ、それに対する意見を適切な言葉で表現することができる。
10週 議論する② 自分の意見を述べるために必要な情報を収集し、活用し、的確な表現で意見を述べることができる。相手の意見を聞き入れ、それに対する意見を適切な言葉で表現することができる。
11週 「働くこと」について① 社会で働くことの意義を考えることができる。
自分自身の意見を持ち、他者に伝えることができる。
12週 「働くこと」について② これからの時代のキャリアについて考えることができる。
自分自身の意見を持ち、他者に伝えることができる。
13週 面接練習① 「面接」の目的や種類、実施時の注意点や面接官の着眼ポイントを理解することができる。
14週 面接練習② 就職活動・進学活動における面接試験について理解したうえで模擬面接を実施することができる。
15週 SPI問題演習① 問題演習
16週 SPI問題演習② 問題演習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

レポート試験講義・課題等合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000