電子通信基礎演習II

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 電子通信基礎演習II
科目番号 TE1205 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報通信エレクトロニクス工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 プリント準備
担当教員 西山 英治

到達目標

本演習では4半期ごと1つのテーマを準備してる。①UNIXの取扱いおよびC言語の基礎を理解できる。②電気数学の基礎を理解できる。③一陸特資格試験の無線工学の基礎に合格できる。④オシロスコープを取扱いができる。の4つのテーマですすめていく。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1UNIXの取扱い特にコマンドプロンプトを使った命令を使って入出力まで含めた簡単なC言語のプログラムを動作させることができる。 UNIXの取扱い特にコマンドプロンプトを使った命令を使って簡単なC言語のプログラムを動作させることができる。 UNIXの取扱い特にコマンドプロンプトを使った命令を使って簡単なC言語のプログラムを動作させることができない。
評価項目2電気・電子工学の基礎で必要な数学関数の基礎(三角関数)の展開などがストレスなく計算できる。 電気・電子工学の基礎で必要な数学関数の基礎(三角関数)の展開などが計算できる。 電気・電子工学の基礎で必要な数学関数の基礎(三角関数)の展開などが計算できない。
評価項目3無線従事者国家試験(一陸特)に合格できる。 無線従事者国家試験(一陸特)に合格できるレベルの無線工学の基礎を身につける。 無線従事者国家試験(一陸特)に合格できるレベルの無線工学の基礎を身につけていない。
評価項目4オシロスコープをもちいて波形を適切に表示させてその値を有効数字などを考慮して読むことができる。 オシロスコープをもちいて波形を表示させその値を読むことができる。 オシロスコープをもちいて波形を表示させその値を読むことができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電子通信基礎演習では、本学科の基礎である①情報処理、②数的計算能力、③無線従事者資格のプロの初級レベルである第1級陸上特殊無線技士(一陸特)に合格するレベル、および④上級生で必要なオシロスコープの取扱いについて理解する。
授業の進め方・方法:
4半期ごとにテーマがわるので原理的というより、演習により計算能力、取扱い能力を上達させることを目的としている。③の無線従事者については2年生レベルでは、理解が難しいところもあるかもしれないが演習の数をこなすことによって理解できると考えられる。
注意点:
本科目は、演習を主とするため、数をこなして慣れることが必要であるのでできるだけ自分の力で行うことが大切である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
本演習の概要、学習の進め方、評価法などを理解できる。
2週 UNIXの取扱い
sshを用いて簡単なコマンドプロンプトを実行できる。
3週 UNIXの取扱い
ディレクトリ構造を作り、ファイルの移動ができる。
4週 UNIXの取扱い
英文を作成できる。
5週 プログラム実行
C言語でつくった簡単なプログラムを実行できる
6週 プログラム実行
C言語でつくったNESTが入った簡単なプログラムを実行できる
7週 プログラム実行
C言語でつくった入出力が入った簡単なプログラムを実行できる
8週 中間試験
UNIXのディレクトリ作成、ファイル移動などの簡単なコマンドおよびC言語で作った簡単なプログラムの実行ができる。
2ndQ
9週 電気数学の基礎
exp, logなどの関数の基礎を理解できる。
10週 電気数学の基礎
dB表示をチャートを使って説明できる。
11週 電気数学の基礎
三角関数で使われる度とラジアン、時間などの変換ができる。
12週 電気数学の基礎
三角関数の加法定理について計算できる。
13週 電気数学の基礎
複雑な加法定理を計算できる。
14週 電気数学の基礎
部分分数分解について理解できる。
15週 電気数学の基礎
複雑な部分分数分解について理解できる。
16週 期末試験
電気数学の基礎を理解でき、ストレスなく計算できる。
後期
3rdQ
1週 一陸特無線工学演習
演習を解ける。(解説はマイクロ波、衛星通信)
2週 一陸特無線工学演習
演習を解ける。(解説はデジタル通信方式)
3週 一陸特無線工学演習
演習を解ける。(解説は半導体・電子回路)
4週 一陸特無線工学演習
演習を解ける。(解説はレーダー)
5週 一陸特無線工学演習
演習を解ける。(解説は混信・干渉)
6週 一陸特無線工学演習
演習を解ける。(解説は中継方式・測定)
7週 一陸特無線工学演習
演習を解ける。(解説は無線測定)
8週 一陸特法規演習
演習を解ける。
4thQ
9週 一陸特法規演習
演習を解ける。
10週 一陸特無線工学演習
演習を解ける。
11週 オシロスコープの取扱い
波形を適切な大きさに表示できる。
12週 オシロスコープの取扱い
波形の周期、絶対値を読むことができる。
13週 オシロスコープの取扱い
2つの波形の位相差、大きさを読むことができる。
14週 オシロスコープの取扱い
位相差から、時間・角度(度、ラジアン)を読むことができる。
15週 オシロスコープの取扱い
リサージュ図形について表示させ、位相差を求めることができる。
16週 オシロスコープの取扱い
一人づつ試験をおこない任意の波形を表示し、その値、位相差を有効数字などを含めて説明できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合246000030
基礎的能力82000010
専門的能力82000010
分野横断的能力82000010