メディア工学

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 メディア工学
科目番号 TE506 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報通信エレクトロニクス工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 メディア学入門(飯田仁、近藤邦雄、稲葉竹俊 共著:コロナ社)
担当教員 大木 真

到達目標

「メディア」とは何であるかを理解し、世の中のメディアについて区分しそれぞれの特徴を学んでいく。人間の感覚器官を理解し、人間の感覚に合わせたメディアの構成や、マンマシンインターフェース、デジタルコンテンツの構成、人と人とを結ぶメディアなど、時代背景を交えながら過去のメディアから最新のメディア、未来のメディアまでを幅広く学び理解できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
メディアとは 五感とメディア「メディア」という言葉の意味と定義を参考文献を用いず説明できる。メディアの歴史を参考文献を用いず説明できる。人の五感に合わせたメディアの特徴と利点を参考文献を用いず説明できる。「メディア」という言葉の意味と定義を参考文献を用いて説明できる。メディアの歴史を参考文献を用いて説明できる。人の五感に合わせたメディアの特徴と利点を参考文献を用いて説明できる。「メディア」という言葉の意味と定義を説明できない。メディアの歴史を説明できない。人の五感に合わせたメディアの特徴と利点を説明できない。
ICTとメディア メディアコンテンツICTによるメディアの発展と社会への影響を参考文献を用いず説明できる。 メディアコンテンツについて、それぞれの特徴と活用を参考文献を用いず説明できる。ICTによるメディアの発展と社会への影響を参考文献を用いて説明できる。 メディアコンテンツについて、それぞれの特徴と活用を参考文献を用いて説明できる。ICTによるメディアの発展と社会への影響を説明できない。 メディアコンテンツについて、それぞれの特徴と活用を説明できない。
メディアサービスメディアサービスとして配信・提供されているものの種類、特徴、活用、利益の発生について参考文献を用いず説明できる。 メディアサービスの実現に必須である技術について参考文献を用いず説明できる。メディアサービスとして配信・提供されているものの種類、特徴、活用、利益の発生について参考文献を用いて説明できる。 メディアサービスの実現に必須である技術について参考文献を用いて説明できる。メディアサービスとして配信・提供されているものの種類、特徴、活用、利益の発生について説明できる。 メディアサービスの実現に必須である技術について説明できる。
メディア技術とコミュニケーション能力人の五感それぞれに基づくコミュニケーションの特徴を講義中に全て体験する。対面していない人と人とのコミュニケーションの特徴を参考文献を用いず説明できる。人の五感それぞれに基づくコミュニケーションの特徴を講義中にほとんど体験する。対面していない人と人とのコミュニケーションの特徴を参考文献を用いて説明できる。人の五感それぞれに基づくコミュニケーションの特徴を体験しない。対面していない人と人とのコミュニケーションの特徴を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
4年生までに学んだ専門基礎の応用科目であり、画像処理、ウェブコミュニケーション、コミュニケーション装置学で学ぶ内容を「メディア」という立場での活用・応用を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義を主とするが、グループワークをなるべく多く実施する。それによって、メディアを作成するために必須能力であるコミュニケーション能力(伝える力)を同時に養う。
注意点:
演習を多く実施するので、まず遅刻・欠席をしないことが重要である。グループワークでは積極的に参加しなければ深い学びは得られない。この他、講義には集中し、講義中に出題する課題をこなしていくことが習得の早道である。
質問は講義中はもちろん、講義時間外でも受け付けます。メールでの質問も受け付けるが、FacebookやTwitterなどSNSでの質問は受け付けない。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 初回ガイダンス 科目の概要およびこの科目で学べる内容を理解する。
2週 メディアとは1 (1)「メディア」という言葉の意味と定義を理解し、それを他者に説明できる。(2)文字の発明から現代に至るまでのメディアの歴史を理解し、説明できる。
3週 メディアとは2 (1)「メディア」という言葉の意味と定義を理解し、それを他者に説明できる。(2)文字の発明から現代に至るまでのメディアの歴史を理解し、説明できる。
4週 五感とメディア1 (1)人間の持つ五感の特徴を理解し、説明できる。(2)五感に合わせたメディアの特徴と、それぞれの利点を理解し、説明できる。(3)それぞれの五感に合わせたメディアを設計できる。
5週 五感とメディア2 (1)人間の持つ五感の特徴を理解し、説明できる。(2)五感に合わせたメディアの特徴と、それぞれの利点を理解し、説明できる。(3)それぞれの五感に合わせたメディアを設計できる。
6週 五感とメディア3 (1)人間の持つ五感の特徴を理解し、説明できる。(2)五感に合わせたメディアの特徴と、それぞれの利点を理解し、説明できる。(3)それぞれの五感に合わせたメディアを設計できる。
7週 五感とメディア4 (1)人間の持つ五感の特徴を理解し、説明できる。(2)五感に合わせたメディアの特徴と、それぞれの利点を理解し、説明できる。(3)それぞれの五感に合わせたメディアを設計できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 ICTとメディア1 (1)ICTによるメディアの発展と社会への影響を理解し、説明できる。(2)メディアに対するICTの基盤技術の特徴と利点を理解し、説明できる。
10週 ICTとメディア2 (1)ICTによるメディアの発展と社会への影響を理解し、説明できる。(2)メディアに対するICTの基盤技術の特徴と利点を理解し、説明できる。
11週 ICTとメディア3 (1)ICTによるメディアの発展と社会への影響を理解し、説明できる。(2)メディアに対するICTの基盤技術の特徴と利点を理解し、説明できる。
12週 メディアコンテンツ1 映像コンテンツ、サウンドコンテンツ、インタラクティブメディアコンテンツ、言語・音声メディアコンテンツについて、それぞれの特徴と活用を理解し、説明できる。
13週 メディアコンテンツ2 映像コンテンツ、サウンドコンテンツ、インタラクティブメディアコンテンツ、言語・音声メディアコンテンツについて、それぞれの特徴と活用を理解し、説明できる。
14週 メディアコンテンツ3 映像コンテンツ、サウンドコンテンツ、インタラクティブメディアコンテンツ、言語・音声メディアコンテンツについて、それぞれの特徴と活用を理解し、説明できる。
15週 メディアコンテンツ4 映像コンテンツ、サウンドコンテンツ、インタラクティブメディアコンテンツ、言語・音声メディアコンテンツについて、それぞれの特徴と活用を理解し、説明できる。
16週 答案返却
後期
3rdQ
1週 メディアコンテンツ製作技術1 (1)デジタルコンテンツの製作基礎技術について理解し、説明できる。(2)デジタルコンテンツの製作技術および情報の管理保存方法を理解し、説明できる。(3)インタラクティブメディアコンテンツにおけるユーザーインターフェースの特徴と活用を理解し、説明できる。
2週 メディアコンテンツ製作技術2 (1)デジタルコンテンツの製作基礎技術について理解し、説明できる。(2)デジタルコンテンツの製作技術および情報の管理保存方法を理解し、説明できる。(3)インタラクティブメディアコンテンツにおけるユーザーインターフェースの特徴と活用を理解し、説明できる。
3週 メディアコンテンツ製作技術3 (1)デジタルコンテンツの製作基礎技術について理解し、説明できる。(2)デジタルコンテンツの製作技術および情報の管理保存方法を理解し、説明できる。(3)インタラクティブメディアコンテンツにおけるユーザーインターフェースの特徴と活用を理解し、説明できる。
4週 メディアサービス1 現在、社会のなかで利用されているメディアの中でサービスとして配信・提供されているものの種類、特徴、活用、利益の発生について理解し、説明できる。
5週 メディアサービス2 現在、社会のなかで利用されているメディアの中でサービスとして配信・提供されているものの種類、特徴、活用、利益の発生について理解し、説明できる。
6週 メディアサービス3 現在、社会のなかで利用されているメディアの中でサービスとして配信・提供されているものの種類、特徴、活用、利益の発生について理解し、説明できる。
7週 メディアサービス4 現在、社会のなかで利用されているメディアの中でサービスとして配信・提供されているものの種類、特徴、活用、利益の発生について理解し、説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 メディアサービスの実現技術1 メディアサービスの実現に必須である通信技術、配信技術について理解し、説明できる。
10週 メディアサービスの実現技術2 メディアサービスの実現に必須である通信技術、配信技術について理解し、説明できる。
11週 メディアサービスの実現技術3 メディアサービスの実現に必須である通信技術、配信技術について理解し、説明できる。
12週 コミュニケーション力強化演習1
(シラバスの性質上、後半にまとめて記述したが、上記講義の中で学習が効果的になるよう適宜実施していく)
(1)五感それぞれに基づくコミュニケーションの特徴を体験する。(2)対面していない人と人とのコミュニケーションの特徴を理解し、メディア設計へ応用できる。
13週 コミュニケーション力強化演習2
(シラバスの性質上、後半にまとめて記述したが、上記講義の中で学習が効果的になるよう適宜実施していく)
(1)五感それぞれに基づくコミュニケーションの特徴を体験する。(2)対面していない人と人とのコミュニケーションの特徴を理解し、メディア設計へ応用できる。
14週 コミュニケーション力強化演習3
(シラバスの性質上、後半にまとめて記述したが、上記講義の中で学習が効果的になるよう適宜実施していく)
(1)五感それぞれに基づくコミュニケーションの特徴を体験する。(2)対面していない人と人とのコミュニケーションの特徴を理解し、メディア設計へ応用できる。
15週 コミュニケーション力強化演習4
(シラバスの性質上、後半にまとめて記述したが、上記講義の中で学習が効果的になるよう適宜実施していく)
(1)五感それぞれに基づくコミュニケーションの特徴を体験する。(2)対面していない人と人とのコミュニケーションの特徴を理解し、メディア設計へ応用できる。
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学情報系分野その他の学習内容メディア情報の主要な表現形式や処理技法について説明できる。2

評価割合

試験演習合計
総合評価割合6040100
専門的能力201030
分野横断的能力403070