1. 確率の基本性質を理解し,いろいろな確率の計算ができる
2. データの整理ができ,散布図や回帰直線などを求めることができる
3. 確率分布を理解し,各種統計量と標本分布を理解できる
4. 推定と検定を理解し,様々な仮説に関する検定を行うことができる
概要:
確率の数学的定義から出発し,次に確率の性質および様々な確率の計算や確率分布を取り扱う.二項分布,ポアソン分布,正規分布が大事であり,さらに2変数の確率分布を取り扱う.平均と分散の他に2変数特有の共分散,相関関数も一般的に扱う.統計では母集団の各母数について推定,検定を行えるようになることを目指す.
授業の進め方・方法:
講義と演習を組み合わせて行う.講義前日までに予習を行い,次回講義までに理解を深めるよう努力すること.
注意点:
本科目は90分の授業に対して放課後,家庭で90分程度の自学自習が求められる
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 積の法則と和の法則を利用して、簡単な事象の場合の数を数えることができる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前9,前11,前12,前14,前15,前16 |
簡単な場合について、順列と組合せの計算ができる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前9,前11,前12,前14,前15,前16 |
独立試行の確率、余事象の確率、確率の加法定理、排反事象の確率を理解し、簡単な場合について、確率を求めることができる。 | 3 | 前3,前4,前5,前9,前11,前12,前14,前15,前16 |
条件付き確率、確率の乗法定理、独立事象の確率を理解し、簡単な場合について確率を求めることができる。 | 3 | 前3,前4,前5,前9,前15,前16 |
1次元のデータを整理して、平均・分散・標準偏差を求めることができる。 | 3 | 前6,前7,前8,前9,前11,前12,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。 | 3 | 前7,前8,前9,前15,前16,後14,後15,後16 |