政治・経済

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 政治・経済
科目番号 LK1102 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『政治・経済』 東京書籍
担当教員 永野 拓也

到達目標

評価項目1 民主主義の政治体制とその諸原則、日本国憲法の原理と基本的人権の尊重といった政治学について基礎を理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
評価項目2 資本主義の仕組みや市場経済、国民所得や貨幣・金融にかんする経済学について基礎を理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
評価項目3 統治機構の仕組みや国際社会、そして近過去の政治の歴史について基礎を理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。
評価項目4 財政や経済史、貿易や国際経済体制といった経済学について基礎を理解し、説明のための必要な語句として正しいものを判別でき、文章として説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1民主主義の政治体制とその諸原則、日本国憲法の原理と基本的人権の尊重といった政治学の基礎的語句を概ね判別でき、文章による説明や、それを用いた論述ができる。民主主義の政治体制とその諸原則、日本国憲法の原理と基本的人権の尊重といった政治学の基礎的語句の半数強を判別でき、文章による説明ができる。民主主義の政治体制とその諸原則、日本国憲法の原理と基本的人権の尊重といった政治学の基礎的語句の半数弱を判別できるとしても、文章による説明は困難である。
評価項目2資本主義の仕組みや市場経済、国民所得や貨幣・金融にかんする経済学の基礎的語句を概ね判別でき、文章による説明や、それを用いた論述ができる。資本主義の仕組みや市場経済、国民所得や貨幣・金融にかんする経済学の基礎的語句の半数強を判別でき、文章による説明ができる。資本主義の仕組みや市場経済、国民所得や貨幣・金融にかんする経済学の基礎的語句の半数弱を判別できるとしても、文章による説明は困難である。
評価項目3統治機構の仕組みや国際社会、そして近過去の政治の歴史にかんする基礎的語句を概ね判別でき、文章による説明や、それを用いた論述ができる。統治機構の仕組みや国際社会、そして近過去の政治の歴史にかんする基礎的語句の半数強を判別でき、文章による説明ができる。統治機構の仕組みや国際社会、そして近過去の政治の歴史にかんする基礎的語句半数弱を判別できるとしても、文章による説明は困難である。
評価項目4財政や経済史、貿易や国際経済体制といった経済学の基礎的語句を概ね判別でき、文章による説明や、それを用いた論述ができる。財政や経済史、貿易や国際経済体制といった経済学の基礎的語句を概ね判別でき、文章による説明や、それを用いた論述ができる。財政や経済史、貿易や国際経済体制といった経済学の基礎的語句の半数弱を判別できるとしても、文章による説明は困難である。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
政治分野・経済分野それぞれの基礎的な内容を解説する。とりわけ、民主主義、憲法、統治機構、国際政治(以上政治分野)、資本主義経済、貨幣・金融、財政、国際経済(以上経済分野)を教科書にそって解説し、適宜論述課題を与え、小論文・作文を作成させる。
授業の進め方・方法:
教科書に従い講義を中心に進める。新聞を中心とした主に印刷された報道・情報を収集し、教科書にない時事的な内容も織り交ぜて興味・関心を引くようにする。今日の日本の政治と経済についての基礎的な知識を獲得すると共に、有権者となったとき、積極的に選挙に参加する公民としての意欲を育てたい。また論述課題を通して、与えられたテーマについて、偏見なく他人に伝わるように論じられる論述力を養いたい。
注意点:
2単位科目 60時間。
2年以降の社会系科目の基礎となる。関連科目は世界史、倫理、日本史、4年の選択社会科科目。
授業項目1~9から出題する定期筆記試験(80%)と論述課題(20%)で総合評価し、60%以上の得点で合格とする。未提出の論述課題は0点とする。
プリントなどの配布物はきちんととっておくこと。居眠り、私語厳禁。教科書を何度も読みこむこと。そして大事なところにアンダーラインを引く。次に授業の板書事項や説明事項をよくメモして、自分なりのノートを作成して欲しい。
また授業の際は時々、意見を問うので自分の考えを述べる習慣をつけてほしい。試験の前は教科書とノートを良く見返し、復習すること。寮生はテレビを見る機会は少ないが、新聞やラジオによるニュースにはふれることができる。できるだけニュースを見る・聞く・読むそして考えるクセをつけてほしい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 政治・経済とは何かについて理解し説明できる
2週 民主主義と基本的人権 民主政治の基本原理や諸原則について説明するための必要な語句として正しいものを理解し、説明できる。
3週 民主政治の諸原則 同上
4週 主要国の政治制度 同上
5週 憲法の原理と政治機構 同上
6週 基本的人権の尊重 同上
7週 日本国憲法 同上
8週 小論文・作文
2ndQ
9週 中間試験
10週 試験答案返却と試験解説
11週 資本主義の発展と経済学 資本主義の仕組みや市場経済、国民所得や貨幣・金融にかんする経済学について基礎を理解し、説明説明するための必要な語句として正しいものを理解し、説明できる。
12週 市場と経済 同上
13週 国民所得と経済成長 同上
14週 貨幣と金融 同上
15週 定期試験
16週 試験答案返却と試験解説
後期
3rdQ
1週 国会と内閣 統治機構の仕組みや国際社会、そして近過去の政治の歴史について説明するための必要な語句として正しいものを理解し、説明できる。
2週 裁判所と地方自治 同上
3週 民主政治の諸問題 同上
4週 国際社会と国際連盟 同上
5週 国際連合と国連による平和維持活動 同上
6週 冷戦の展開とその終焉 同上
7週 国際平和と日本の役割 同上
8週 中間試験
4thQ
9週 試験答案返却と試験解説
10週 財政 財政や経済史、貿易や国際経済体制といった経済学について基礎を説明するための必要な語句として正しいものを理解し、説明できる。
11週 日本経済史、産業構造の変化 同上
12週 貿易、国際収支、外国為替 同上
13週 IMF体制、地域統合経済 同上
14週 国際経済の諸問題 同上
15週 定期試験
16週 定期試験答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3

評価割合

試験小論文・作文相互評価態度合計
総合評価割合802000100
基礎的能力802000100
専門的能力00000
分野横断的能力00000