研修旅行

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 研修旅行
科目番号 0015 科目区分 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 : 0
開設学科 制御情報システム工学科 対象学年 4
開設期 集中 週時間数
教科書/教材 電子ファイルを使用
担当教員 教務係 (または非常勤講師),柴里 弘毅

到達目標

経済のグローバル化,国内製造コスト向上による産業の空洞化から,高専卒業生が海外で活躍する場面が急激に拡大しつつある.また,高専卒業後進学する多くの学生は大学院まで進学し,高度な研究開発専門技術者となるための海外での研究成果発表が求められている.このような状況に対応するためには,できるだけ早い時期での海外の企業訪問や海外の学校訪問という経験を通して得られる,広い視野にたち,物事を捉える能力形成が非常に有効なものとなる.制御情報システム工学科では、高専教育の国際化や国際理解教育の一助として,4年次に海外研修旅行を実施し,現地学生との異文化交流や海外の工場見学を通して国際的な視野を広げ,国際的に活躍できる技術者育成を目指す.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
主体性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることが概ねできる。周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることを理解している。
自己管理力日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などが概ねできる。日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などを理解している。
チームワーク力,リーダーシップ当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。適切な方向性に沿った協調行動を促すことが概ねできる。当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。適切な方向性に沿った協調行動を促すことが必要なことを理解している。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
制御情報システム工学科では、高専教育の国際化や国際理解教育の一助として,4年次に海外研修旅行を実施し,現地学生との異文化交流や海外の工場見学を通して国際的な視野を広げ,国際的に活躍できる技術者育成を目指している.シンガポールTemasek Polytechnic の協力を得て,Temasek Polytechnic の学生との交流も含めた研修旅行を実施する.
授業の進め方・方法:
約2週間のシンガポール滞在と技術英語Ⅰの授業,Temasek Polytechnic学生との学生交流,文化交流を通じて,上記の到達目標を達成する.
注意点:
海外旅行における一般的な心得について,外務省の海外安全センターから海外旅行における一般的な心得,訪問国の安全情報などが下記のホームページから入手可能です. できるだけ早い機会の一読,ビデオ視聴をお願いしておきます.
http://www.anzen.mofa.go.jp/

安全な海外旅行のための心得5 箇条1 が掲げられています. 
1. 現地の法律を守り,風俗や習慣を尊重すること.
2. 危険な場所には近づかないこと,夜間の外出は控えること.
3. 多額の現金,貴重品は持ち歩かないこと.
4. 見知らぬ人を安易に信用しないこと.
5. 薬物には絶対に手を出さないこと.

また,関連情報として一般社団法人海外法人安全協会のサイトも書いておきます.旅行前にかならず目を通してください.

http://www.josa.or.jp/index.html

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 13 Sep. Kumamoto airport
Transfer Kumamoto→Haneda → Singapore
check in
transit
2週 14 Sep. Changi airport buying SIM for cellphone
buying Ez-link card
check in at GCV
cultural presentation
3週 15-16 Sep. Cultural Heritage Trail, Sentosa Outing
4週 17-21 Sep. Technical English Programme
5週 22-23 Sep. Free & Easy
6週 24 Sep. Factory Visit Formal Wear
7週 25-26 Sep. Monodzukuri
8週 27 Sep. STEPS Symposium
Changi airport
bye-bye ceremony
check-in
2ndQ
9週 28 Sep. Transfer Singapore → Haneda→Kumamoto
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。3
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3前1
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3前1
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3前1
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3前1
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3
自身の将来のありたい姿(キャリアデザイン)を明確化できる。3
その時々で自らの現状を認識し、将来のありたい姿に向かっていくために現状で必要な学習や活動を考えることができる。3
キャリアの実現に向かって卒業後も継続的に学習する必要性を認識している。3
これからのキャリアの中で、様々な困難があることを認識し、困難に直面したときの対処のありかた(一人で悩まない、優先すべきことを多面的に判断できるなど)を認識している。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業や大学等でどのように活用・応用されるかを説明できる。3
企業等における技術者・研究者等の実務を認識している。3
企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。3
企業における福利厚生面や社員の価値観など多様な要素から自己の進路としての企業を判断することの重要性を認識している。3
企業には社会的責任があることを認識している。3
企業が国内外で他社(他者)とどのような関係性の中で活動しているか説明できる。3
調査、インターンシップ、共同教育等を通して地域社会・産業界の抱える課題を説明できる。3
企業活動には品質、コスト、効率、納期などの視点が重要であることを認識している。3
社会人も継続的に成長していくことが求められていることを認識している。3
技術者として、幅広い人間性と問題解決力、社会貢献などが必要とされることを認識している。3
技術者が知恵や感性、チャレンジ精神などを駆使して実践な活動を行った事例を挙げることができる。3
高専で学んだ専門分野・一般科目の知識が、企業等でどのように活用・応用されているかを認識できる。3
企業人として活躍するために自身に必要な能力を考えることができる。3
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。3

評価割合

現地学生との異文化交流合計
総合評価割合10000100
主体性,自己管理力,チームワーク力,リーダーシップ10000100
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