知的生産学

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成28年度 (2016年度)
授業科目 知的生産学
科目番号 0022 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 制御情報システム工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 1
教科書/教材 プリント,電子データの配布/「ヒット商品はこうして生まれた」日本弁理士会
担当教員 松尾 憲一郎,古城 耕一,本夛 伸介,宇都宮 将之,下田 正寛

到達目標

1. 知的財産権の重要性を理解する.
2. 特許の検索法を理解し,具体的な例を検索し調べることができる.
3. 特許出願に必要な書類作成に必要な事項を理解し,基礎的な書類を作成できる.

ルーブリック

評価項目理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1知的財産権の重要性知的財産権の重要性を完全に理解できている.知的財産権の重要性を理解できている.知的財産権の重要性を殆ど理解できない.
評価項目2特許の検索法と具体的例の検索特許の検索法を完全に理解し,具体的な例を正確に検索し調べることができる.特許の検索法を理解し,具体的な例を検索し調べることができる.特許の検索法を殆ど理解できなく,具体的な例を検索し調べることができない.
評価項目3特許出願に必要な書類作成特許出願に必要な書類作成に関する事項を完全に理解し,基礎的な書類を正確に作成できる.特許出願に必要な書類作成に関する事項を理解し,基礎的な書類を作成できる.特許出願に必要な書類作成に関する事項を殆ど理解できなく,基礎的な書類を作成できない.

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)での学習・教育到達目標 5-1 説明 閉じる
本科(準学士課程)での学習・教育到達目標 5-2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
弁理士を講師に迎え,知的財産,特に特許に関する講義を行う.次に,PCを用いた特許検索方法を説明し,演習により理解を深める.その後,特許出願に必要な書類の作成について学び,具体的に書類作成演習を行い,全体を通して知的財産の重要性を学ぶ.
授業の進め方・方法:
後期の火曜日の8週で講義とパソコンを使った演習を行う.残りは課題レポートを各自が行う.
注意点:
卒業研究など,研究開発を行う上で,知的財産権や特許に関する理解を深め,今後の研究開発を行う中で,その必要性と重要性を身に付けさせる科目である.
本科目は学修単位である.調査・レポート作成など,放課後・家庭でのべ30時間の自学学習が課せられる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 知的財産権について 知的財産権の重要性を理解し,説明できる.
2週 知的財産権について 知的財産権の重要性を理解し,説明できる.
3週 特許検索法 PCを用いた特許の検索法について理解し,説明できる.
4週 特許検索法 PCを用いた特許の検索法について理解し,説明できる.
5週 特許出願書類の作成 特許出願書類の作成の基本を理解し,簡単な書類を作成することができる.
6週 特許出願書類の作成 特許出願書類の作成の基本を理解し,簡単な書類を作成することができる.
7週 レポート作成 特許検索法や特許出願書類に関するレポートを作成できる.
8週 技術者の心得 研究を実施する際の技術者の心得を理解し,説明できる.
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能相手の意見を聞き、自分の意見を伝えることで、円滑なコミュニケーションを図ることができる。2
相手を理解した上で、説明の方法を工夫しながら、自分の意見や考えをわかりやすく伝え、十分な理解を得ている。2
集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。2
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。2
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。3
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。3
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。3
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。3
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。3

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合5050100
基礎的能力303060
専門的能力101020
分野横断的能力101020