制御工学基礎

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 制御工学基礎
科目番号 CI1102 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 配布プリント
担当教員 野尻 紘聖

到達目標

・技術者に必要とされる創造力の自覚を促し,図表を含むレポート作成の意義および基礎技術を理解できる.
・図学製図の読み書き,機械の簡単な機構設計ができる.
・実験装置や回路素子の特性および使い方を理解し,電子回路の作製と検証ができる.
・ものづくり実習により,解決法が⼀意に決まらない課題に対して自由な発想により課題を解決できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
制御情報システム工学科教員による研究紹介制御情報システム工学科で実施する授業の概要,教員の関連研究の概要およびその基礎技術について,自分の言葉で要点を押さえて簡潔に説明することができる.制御情報システム工学科で実施する授業の概要,教員の関連研究の概要およびその基礎技術について,授業を聞いた内容をそのまま説明することができる.制御情報システム工学科で実施する授業の概要,教員の関連研究の概要およびその基礎技術について,説明することができない.
技術レポート作成の基礎技術レポートの⼀般的な構成,作成のマナーや考察の意義とまとめ方を理解し,図表の作成法を含めた正しい報告書が書ける.技術レポートの⼀般的な構成,作成のマナーや考察の意義とまとめ方を理解し,図表の作成法を含めた報告書が書ける.技術レポートの⼀般的な構成,作成のマナーや考察の意義とまとめ方を理解しておらず,図表の作成法を含めた正しい報告書が書けな い.
図学製図・機械設計の基礎図面製作のために必要な基礎事項について説明でき,複雑な図学製図の読解および製作ができる. 授業で取り上げる以外にも,機械要素や機械の運動を理解し,機械系CADを使用した機械の設計および検証ができる.図面製作のために必要な基礎事項について説明でき,図学製図の読解および製作ができる. 機械要素や機械の運動を理解し,機械系CADを使用をした機構部品の設計および検証ができる.図面製作のために必要な基礎事項について説明できず,図学製図の読解および製作ができない. 機械要素や機械の運動を理解しておらず,機械系CADを使用をした機構部品の設計および検証ができない.
電子回路設計・製作の基礎受動・能動素子の基本的特性や電子回路作製に必要な基礎的技術を理解し,自らのアイデアで回路を製作・評価できる.受動・能動素子の基本的特性や電子回路作製に必要な基礎的技術を理解し,提示された回路を製作・評価できる.受動・能動素子の基本的特性や電子回路作製に必要な基礎的技術を理解できていない.
ものづくり実習制約条件下での技術課題について,多角的な視点での製作物の構造決定,効率的なものづくり手順の立案・実践と製作物の評価結果に対する深い考察ができる.制約条件下での技術課題について,複数の製作物案の検討,ものづくり手順の立案・実践と製作物の評価結果に対する考察ができる.制約条件下での技術課題について,製作物案の検討が不⼗分で,ものづくり手順が立案できず,製作物の評価結果に対する考察ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・技術者に必要とされる創造力の自覚を促し,図表を含むレポート作成の意義および基礎技術を理解.
・図学製図の読み書き,機械の簡単な機構設計力の育成.
・実験装置や回路素子の特性および使い方を理解し,電子回路の作製と検証能力の育成.
・ものづくり実習により,解決法が⼀意に決まらない課題に対して自由な発想により課題解決能力を育成.基礎電気学Ⅰの学習内容を理解した上で,基本的な実験とレポート作成能力の育成.
授業の進め方・方法:
授業時に配布する資料や基礎電気学Ⅰで学習する内容について理解する.
図書館などで,授業で取り上げたテーマに関連する文献を調査する.
注意点:
学修単位への対応:該当なし.

随時,質問を受け付ける.
2年次以降で学習する専門科目や学生実験と密接に関連しており,⼗分な理解が求められる.
レポートには読み⼿に伝わる⽂章を記述する必要があるため,国語⼒を鍛えておくことが求められる.
⽇頃から科学技術についての興味・関⼼を持ち,それらについて調査・検討することが求められる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 本授業で習得を目指す内容や評価方法,授業に関しての心構えなどを理解できる.
2週 制御情報システム工学科教員による研究紹介(1) 制御情報システム工学科で実施する授業の概要,教員の関連研究の概要およびその基礎技術を理解できる.
3週 制御情報システム工学科教員による研究紹介(2) 同上
4週 制御情報システム工学科教員による研究紹介(3) 同上
5週 制御情報システム工学科教員による研究紹介(4) 同上
6週 制御情報システム工学科教員による研究紹介(5) 同上
7週 制御情報システム工学科教員による研究紹介(6) 同上
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 技術レポート作成の基礎(1) 技術レポートの⼀般的な構成や作成のマナーを理解し,正しい報告書が書くことができる.図表の作成法,考察の意義とまとめ方を理解できる.
10週 技術レポート作成の基礎(2) 同上
11週 技術レポート作成の基礎(3) 同上
12週 図学製図の基礎(1) 図学製図を読解し,図面製作のために必要な基礎事項について説明できる.
13週 図学製図の基礎(2) 同上
14週 図学製図の基礎(3) 同上
15週 前期期末試験 図学製図における語句,各種製図についての演習問題を解くことができる.
16週 定期試験答案返却
後期
3rdQ
1週 機械設計の基礎(1) 機械要素や機械の運動を理解し,簡単な機械の設計ができる.機械系CADを使⽤をして,簡単な機械の設計と検証ができる.工作用具,工作機械の使用法を理解できる.
2週 機械設計の基礎(2) 同上
3週 機械設計の基礎(3) 同上
4週 機械設計の基礎(4) 同上
5週 機械設計の基礎(5) 同上
6週 ものづくり実習(1) 制約条件下での技術課題解決の実習を行う.具体的な技術課題は実施時に示す.制約条件は,技術課題を克服するための材料を限定することを意味する.製作物の発表ができる.
7週 ものづくり実習(2) 同上
8週 後期中間試験 機械設計についての演習問題を解くことができる.
4thQ
9週 ものづくり実習(3) 同上
10週 ものづくり実習(4) 同上
11週 電子工作の基礎(1) 静電容量・ダイオード・トランジスタの基本的特性を理解し説明および,それらの素子を用いた回路を作製できる.
回路作製に必要な基礎的技術を理解し説明できる.
12週 電子工作の基礎(2) 同上
13週 電子工作の基礎(3) 同上
14週 電子工作の基礎(4) 同上
15週 後期期末試験 電子工作についての演習問題を解くことができる.
16週 定期試験答案返却
電子工作の基礎課題の評価

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート実習の成果物合計
総合評価割合504010100
基礎的能力0000
専門的能力504010100
分野横断的能力0000