到達目標
1. 組込みシステムの基本構成や特徴について説明できる.
2. A/D変換回路やD/A変換回路を用いたアナログ信号インタフェースをいくつか説明できる.
3. 組込みシステムによく用いられる通信回路,センサ回路,およびアクチュエータ回路の構造・原理や特徴を説明できる.
4. 組込みシステムによく用いられる電源回路の構造・原理や特徴を説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
組み込みシステムのハードウエア構成 | 組込みシステムのハードウエア構成について汎用コンピュータとの違いが説明できる. | 組込みシステムの基本構成や特徴について説明できる. | 組込みシステムの基本構成について説明できない. |
アナログ信号インタフェース回路 | アナログ信号の扱いを理解し,A/D変換回路やD/A変換回路を用いたアナログ信号インタフェースを説明できる. | A/D変換回路やD/A変換回路を用いたアナログ信号インタフェースをいくつか説明できる. | アナログ信号の扱いについて理解および説明できない. |
通信回路,センサ回路,アクチュエータ回路 | 組込みシステムの目的に合わせて,用いる通信回路,センサ回路,およびアクチュエータ回路を考えることができる. | 組込みシステムによく用いられる通信回路,センサ回路,およびアクチュエータ回路の構造・原理や特徴を説明できる. | 通信回路,センサ回路,およびアクチュエータ回路の構造・原理や特徴を理解しておらず,説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
組込みシステムとは様々な機器に組み込まれ,機器の機能を実現するコンピュータシステムである.組み込む相手に依存して,最適な組込みシステムを考える必要がある.最適な組込みいハードウエアがあってこそ,高機能な組み込みソフトウエアが真価を発揮する.本科目は組込みシステムのハードウエアの基礎や原理について理解を深めることを目的とする.
授業の進め方・方法:
授業の進度に合わせ,適宜演習を課し,レポートの提出期限はその都度指定する.期限を過ぎたレポートは0点として評価するので,提出期限は厳守すること.
注意点:
この科目では,調査活動やレポート作成などで年間に30時間の自学自習を課す.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
学習項目、到達目標、授業の進め方を理解する
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2週 |
組込みシステム概要(1) |
組込みシステムの特徴,開発工程,ハードウエア構成について理解し,説明できる.
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3週 |
組込みシステム概要(2) |
同上
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4週 |
MPU回路とメモリ回路(1) |
MPU回路とメモリ回路について理解し,説明できる.
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5週 |
MPU回路とメモリ回路(2) |
同上
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6週 |
I/O回路,バス(1) |
I/O回路とバスについて理解し,説明できる.
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7週 |
I/O回路,バス(2) |
同上
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8週 |
割り込み処理(1) |
割り込み処理について理解し,説明できる.
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2ndQ |
9週 |
中間試験 |
前期中間までの学習内容の理解度を確認する
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10週 |
割り込み処理(2) |
割り込み処理について理解し,説明できる.
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11週 |
割り込み処理(3) |
同上
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12週 |
アナログ信号インターフェース回路(1) |
同上
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13週 |
アナログ信号インターフェース回路(2) |
アナログ信号インターフェース回路について理解し,説明できる.
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14週 |
アナログ信号インターフェース回路(3) |
同上
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15週 |
通信回路 |
通信回路について理解し,説明できる.
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
センサ回路(1) |
センサ回路について理解し,説明できる.
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2週 |
センサ回路(2) |
同上
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3週 |
アクチュエータ回路(1) |
アクチュエータ回路について理解し,説明できる.
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4週 |
アクチュエータ回路(2) |
同上
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5週 |
電源回路(1) |
電源回路について理解し,説明できる.
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6週 |
電源回路(2) |
同上
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7週 |
電源回路(3) |
同上
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8週 |
中間試験 |
後期中間までの学習内容の理解度を確認する
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4thQ |
9週 |
実装技術(1) |
実装技術について理解し,説明できる.
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10週 |
実装技術(2) |
同上
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11週 |
実装技術(3) |
同上
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12週 |
実装技術(4) |
同上
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13週 |
総合演習(1) |
講義内容に関連した演習を適宜実施する.
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14週 |
総合演習(2) |
同上
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15週 |
総合演習(3) |
同上
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16週 |
総合演習(4) |
同上
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | コンピュータシステム | システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを説明できる。 | 2 | |
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。 | 2 | |
プロジェクト管理の必要性について説明できる。 | 1 | |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 70 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 70 | 30 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |