オブジェクト指向プログラム

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 オブジェクト指向プログラム
科目番号 CI514 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 制御情報システム工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 結城浩著「Java言語プログラミングレッスン 第3版 (下)」ソフトバンククリエイティブ
担当教員 寺田 晋也

到達目標

1.Javaによって,プログラムを作成することができる.2.オブジェクト指向の基本的な概念について理解し,説明するができる.3.オブジェクト指向の概念を用いたプログラムを作成することができる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
JavaプログラミングJavaの基本的事項を説明することができ,応用したプログラムを,実用的なレベルで作成することができるJavaの基本的事項を理解し,プログラミングを行う事ができるJavaのプログラミングを行う事ができない
オブジェクト指向オブジェクト指向の概念を理解し,応用したプログラムを効率よく作成することができるオブジェクト指向の概念を理解しているオブジェクト指向を理解していない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
オブジェクト指向プログラミングでは,抽象的にプログラムを扱うの特性を有し,システム開発のプログラミングだけでなく,要件/分析フェーズではないだけに利用されている.本授業では,「オブジェクト指向」に向いているJavaを通して学修する.
授業の進め方・方法:
Javaによるプログラム作成を通して,プログラムで必要なアルゴリズムやデータ構造をの概念や文法を学んでいく.具体的には,各自でプログラムを作成し,動作を確認しながらプログラミング技術を習得していく.
注意点:
この科目では,1単位あたり15時間の自学自習が求められる.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス・Java開発環境について 本授業の概要,進め方,評価方法を把握する.また,Java開発環境について理解し,画面に文字を表示できるプログラムができる
2週 変数の扱い 変数の扱い方のついて理解し,キーボードから値を入力できるようなプログラムができる.
3週 プログラムのアルゴリズムの基本(1) if文, switch文, while文, do while文, for文について理解し,それぞれの命令文を使ったプログラムをすることができる.
4週 プログラムのアルゴリズムの基本(2) if文, switch文, while文, do while文, for文について理解し,それぞれの命令文を使ったプログラムをすることができる.
5週 配列 配列について理解し,配列を使ったプログラムを書くことができる
6週 メソッド(1) メソッドについて理解し,メソッドを使ったプログラムを書くことができる.
7週 メソッド(2) メソッドについて理解し,メソッドを使ったプログラムを書くことができる.
8週 中間試験 JAVAの基本的な命令文などを中間試験を通して,理解度を確認し,内容を理解する.
2ndQ
9週 中間試験テスト返却 JAVAの基本的な命令文などを中間試験を通して,理解度を確認し,内容を理解する.
10週 クラスの基本(1) クラスとオブジェクトの概念を理解し,クラスを意識したプログラムを書くことができる.
11週 クラスの基本(2) クラスとオブジェクトの概念を理解し,クラスを意識したプログラムを書くことができる.
12週 クラスの基本(3) クラスとオブジェクトの概念を理解し,クラスを意識したプログラムを書くことができる.
13週 日付クラスの作成(1) 日付クラスを作成することによって,クラスについてより理解を深める.
14週 日付クラスの作成(2) 日付クラスを作成することによって,クラスについてより理解を深める.
15週 定期試験 クラスとオブジェクトの概念を定期試験を通して,理解度を確認し,内容を理解する.
16週 定期試験テスト返却 クラスとオブジェクトの概念を定期試験を通して,理解度を確認し,内容を理解する.
後期
3rdQ
1週 クラス変数とクラスメソッド(1) クラス変数について理解し,プログラムを書くことができる.
2週 クラス変数とクラスメソッド(2) クラスメソッドについて理解し,プログラムを書くことができる.
3週 クラス変数とクラスメソッド(3) クラス初期化子とインスタンス初期化子について理解し,プログラムを書くことができる.
4週 パッケージ(1) パッケージの概念とパッケージのインポートを理解し,パッケージを考慮したプログラムが書くことができる.
5週 パッケージ(2) パッケージの宣言を理解し,パッケージを考慮したプログラムが書くことができる.
6週 パッケージ(3) クラスとメンバのアクセス性を理解し,パッケージを考慮したプログラムが書くことができる.
7週 クラスの派生と多様性(1) 継承を理解し,クラスの派生と多様性を考慮したプログラムが書くことができる.
8週 中間試験 クラスメソッド・パッケージなどを中間試験を通して,理解度を確認し,内容を理解する.
4thQ
9週 中間試験テスト返却 クラスメソッド・パッケージなどを中間試験を通して,理解度を確認し,内容を理解する.
10週 クラスの派生と多様性(3) 多様性を理解し,クラスの派生と多様性を考慮したプログラムが書くことができる.
11週 クラスの派生と多様性(4) 継承とアクセス性を理解し,クラスの派生と多様性を考慮したプログラムが書くことができる.
12週 抽象クラス(1) 抽象クラスを理解し,抽象クラスを考慮したプログラムが書くことができる.
13週 抽象クラス(2) 抽象メソッドと非抽象メソッドとが入り組んだ複雑なプログラムが書くことができる.
14週 抽象クラス(3) 抽象メソッドと非抽象メソッドとが入り組んだ複雑なプログラムが書くことができる.
15週 定期試験 JAVAを用いたオブジェクト指向プログラミングについて,理解度を確認して,内容を理解する.
16週 定期試験テスト返却 JAVAを用いたオブジェクト指向プログラミングについて,理解度を確認して,内容を理解する.

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験レポート合計
総合評価割合70300100
評価70300100