C言語を用いて,基本的なプログラムを作成・実行できる.具体的には,変数,演算,入出力,分岐,繰返し,配列,関数,文字列,ポインタ,構造体を用いたC言語のプログラムを作成・実行できる.また,作成したプログラムの処理の流れを説明できる.
概要:
C言語を用いてプログラミングの基礎を学習する.
変数,演算,入出力,分岐,繰返し,配列,関数,文字列,ポインタ,構造体等を用いたプログラムの作成方法を,演習を主体として実践的に学ぶ.
授業の進め方・方法:
各トピックについて,クラスルームでの講義・議論と,コンピュータを用いた演習を繰り返す形で授業を進める.
定期試験(50%),演習課題(30%),理解度確認クイズ(20%)を総合して評価し,60%以上の得点率で合格とする.
注意点:
規定授業時数(単位時間)は120である.
3年次以降にプログラミングの知識が求められる科目が多数設けられているため,本科目でプログラミングの基礎をしっかりと習得することが重要である.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 2 | |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 2 | |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 2 | 前1,前2,前3 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 2 | 後1,後2,後3,後4 |
変数の概念を説明できる。 | 2 | |
データ型の概念を説明できる。 | 2 | |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 2 | |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 2 | |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 2 | 前1,前2,前3,後11 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | 前1,前2,前3 |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 2 | |
主要な言語処理プロセッサの種類と特徴を説明できる。 | 2 | 前1,前2,前3 |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 2 | 前1,前2,前3 |
プログラミング言語は計算モデルによって分類されることを説明できる。 | 1 | |
主要な計算モデルを説明できる。 | 1 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを設計できる。 | 2 | |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを設計することができる。 | 1 | |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。 | 1 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。 | 2 | |
ソフトウェア | アルゴリズムの概念を説明できる。 | 1 | 後14,後15 |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 1 | 後14,後15 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 1 | 後14,後15 |
整列、探索など、基本的なアルゴリズムについて説明できる。 | 1 | |
時間計算量によってアルゴリズムを比較・評価できることを説明できる。 | 1 | |
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前9,前10,前11,前12,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13 |