概要:
1年生と2年生で履修する専門科目「基礎電気学」および「計算機工学」に関連する実験や演習を行い,授業で習った知識をより深く理解するとともに,電子情報系の実験を行うための実験機材や計測機器の正しい操作法を習得する.加えて,情報工学系の演習として,情報セキュリティに関する演習と,CMSを活用したWebコンテンツの作成演習を行い,情報ネットワークに関する情報基礎技術を習得する.
授業の進め方・方法:
実験や演習の手順を事前に説明を行う.その内容を十分に理解して実験や演習に取り組んでもらいたい.二人組や三人組になって実験や演習を行う場合には人任せにせず,互いに協力する.
注意点:
中間試験や定期試験は実施せず,実験レポートや演習課題の達成度で評価する.
授業時間内に実験や演習を終了させることができなかった場合は,担当教員に申し出て,放課後などに実施して終了させなければならない.
レポートがある場合には提出期限を守らなければならない.
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス 〔基電〕電流と磁界実験-説明- |
左記の実験について,実験手順を理解できる.
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2週 |
〔基電〕電流と磁界実験 |
磁力・磁界・磁束密度と直流電流との関係を実験によって理解することができる.
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3週 |
〔基電〕電磁力に関する実験-説明- コンデンサ特性実験-説明- クリップモーターの製作-説明- |
左記の実験について,実験手順を理解できる.
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4週 |
〔基電〕電磁力に関する実験 コンデンサ特性実験 |
フレミングの左手の法則を実験で確かめることができる. コンデンサの直流特性を理解することができる.
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5週 |
〔基電〕クリップモーターの製作 |
クリップを用いた簡易モーターを製作し,動作原理を説明することができる.
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6週 |
〔情報〕情報セキュリティ演習 |
情報セキュリティに関する演習の内容を理解できる.
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7週 |
〔情報〕情報セキュリティ演習 |
同上
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8週 |
〔計機〕論理回路演習(1) |
ロジックトレーナーを用いて基礎的な論理回路を構成する方法を理解できる.
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2ndQ |
9週 |
〔計機〕論理回路演習(1) |
同上
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10週 |
〔情報〕CMS演習(1) |
CMS(Contents Management System)を活用したWebコンテンツの作成ができる.
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11週 |
〔情報〕CMS演習(2) |
同上
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12週 |
〔情報〕CMS演習(3) |
同上
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13週 |
〔情報〕CMS演習(4) |
同上
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14週 |
〔計機〕論理回路演習(2) |
ロジックトレーナーを用いて基礎的な論理回路を構成する方法を理解できる.
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15週 |
〔計機〕論理回路演習(2) |
同上
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16週 |
前期実験振り返り |
前期実験で習得した内容について振り返り,知識としても定着することができる.
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後期 |
3rdQ |
1週 |
〔基電〕オシロスコープ実験-説明- |
オシロスコープによる波形観測の方法を理解することができる
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2週 |
〔基電〕オシロスコープ取り扱い実験 |
オシロスコープを適切に操作することができ,正しく波形を観測することができる.
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3週 |
〔基電〕LR直列回路実験-説明- CR直列回路実験-説明- |
左記の実験について,実験手順を理解できる.
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4週 |
〔基電〕LR直列回路実験 |
LR直列回路の特性を実験によって理解することができる.
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5週 |
〔基電〕LR直列回路実験 |
同上
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6週 |
〔基電〕CR直列回路実験 |
CR直列回路の特性を実験によって理解することができる.
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7週 |
〔基電〕CR直列回路実験 |
同上
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8週 |
〔基電〕LCR直列回路実験-説明- |
左記の実験について,実験手順を理解できる.
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4thQ |
9週 |
〔基電〕LCR直列回路実験 |
LCR直列回路の特性を実験によって理解することができる.
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10週 |
〔基電〕LCR直列回路実験 |
同上
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11週 |
〔計機〕論理回路演習(3) |
基本的な論理回路を用いて目的のある回路を設計実装できる.
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12週 |
〔計機〕論理回路演習(3) |
同上
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13週 |
〔計機〕論理回路演習(3) |
同上
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14週 |
〔計機〕論理回路演習(3) |
同上
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15週 |
実験予備日,レポート作成 |
後期実験で習得した内容について振り返り,知識としても定着することができる.
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16週 |
実験予備日・振り返り |
同上
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 2 | |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 1 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 変数の概念を説明できる。 | 2 | |
データ型の概念を説明できる。 | 2 | |
代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 2 | |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 2 | |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 2 | |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 2 | |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 2 | |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 2 | |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 1 | |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。 | 1 | |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。 | 2 | |
ソフトウェア | アルゴリズムの概念を説明できる。 | 1 | |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 1 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 1 | |
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。 | 2 | |