プログラミングII

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和08年度 (2026年度)
授業科目 プログラミングII
科目番号 HI1305 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 人間情報システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 ①新・明解C言語入門編 第2版,柴田望洋,ソフトバンククリエイティブ社,ISBN978-4-8156-0979-5
②詳細! Python 3 入門ノート,大重美幸,ソーテック社, ISBN978-4-8007-1167-0
担当教員 大隈 千春,島川 学

到達目標

プログラミングⅠで学習したC言語をさらに習熟することができ,さらにPython言語の基礎を習得することができる.
C言語については構造化プログラミング技法に心がけ,可読しやすく効率的なプログラムを書くことができる.
ライブラリ関数の挙動や制御構造の概念を理解し,与えられた問題を解決する方法を設計してプログラムで実現できる.
基本的なアルゴリズムとして探索や整列に関するアルゴリズムについても学び,効率も考慮したプログラムの作成に配慮できる.
Python言語についてはC言語で学習した内容を踏まえて,新しいプログラミング言語を習得し,データ処理等に必要となる基本手法を活用できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
基本的なプログラミング技術プログラミング言語の文法規則やデータ構造を理解して効率に配慮したプログラムを作成できる.プログラミング言語の文法規則やデータ構造を理解し、動作可能なプログラムを作成できる.プログラミング言語の文法規則やデータ構造を理解できず、動作可能なプログラムを作成できない.
ファイル処理テキストファイル,バイナリファイルを利用した,実用的なプログラムを作成できる.テキストファイル,バイナリファイルに対して適切な入出力を行うプログラムを作成できる.テキストファイル,バイナリファイルを用いたプログラムを理解できない.
構造体構造体の宣言や変数の種々の宣言方法,それぞれの初期化や入出力,メンバの参照について理解してプログラムに応用できる.構造体の宣言や構造体型の変数の基本的な宣言方法,構造体の初期化と入出力とメンバの参照について理解できる.構造体の宣言や構造体型の変数の基本的な宣言方法,構造体の初期化と入出力とメンバの参照について理解できない.
Python言語の基礎Python言語での数値や変数の取り扱いや制御構造などの基礎を理解し,基本的なプログラムを作成できる.さらに,Python言語の特徴を活かした効率的なプログラム記述ができる.Python言語での数値や変数の取り扱いや制御構造などの基礎を理解し,基本的なプログラムを作成できる.Python言語の基礎が理解できず,プログラムを作成できない.
Python言語の活用Python言語でテキストファイルの入出力,グラフ描画,数値データ処理ができる.さらに,Python言語の特徴を活かした効率的なプログラム記述ができる.Python言語でテキストファイルの入出力,グラフ描画,数値データ処理ができる.Python言語でテキストファイルの入出力,グラフ描画,数値データ処理ができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
前期までは2年次「プログラミングⅠ」で学習したC言語についてさらに習熟する.ファイル操作や構造体などのデータ構造の仕組みを理解し,構造的プログラミング技法の習得にも心がけ,よりよいプログラムが書けるようになる.
後期はPython言語について学習する.新しいプログラミング言語を学習することで,言語処理系の違いを理解するとともに,プログラミング言語に依存しない論理的な処理手順やアルゴリズム,データ処理等に必要となる基本手法を学ぶ.
授業の進め方・方法:
本科目は,2年生「プログラミングⅠ」に続く科目である.
前期はプログラミング言語をC言語とし,二年次に学習したことの定着を図りながら,ファイルの取り扱い,構造体などを学ぶ.プログラミングは主にUNIX環境で行う.
後期はプログラミング言語をPython言語とし,基本データや変数,制御構造などの基本から学習する.プログラミングは主にWindows環境で行う.
本科目では講義だけでなく,演習を通じて実際のプログラムの挙動を確認しながら内容理解を深める.
注意点:
本科目は4単位であり規定授業時数は120時間である.
成績評価は,筆記試験,プログラミング実技試験,演習課題・小テストによって行う.
授業内で行う演習については,期限内に報告書を提出する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
プログラミング言語をC言語としてプログラミング学習を行う.
プログラミングの基本,データ型
データ型の内部表現や演算規則を理解できる.
2週 入出力処理 標準入出力関数を適切に利用できる
3週 関数 関数の概念を理解して,適切に関数を記述できる.
4週 文字列とポインタ(1) ポインタと配列の関係を理解し,文字列処理に応用できる.
5週 文字列とポインタ(2) 前週に同じ
6週 コマンドライン引数 コマンドライン引数を利用したプログラムを作成できる.
7週 ファイル処理(テキストファイル) (1) テキストファイルの扱いについて理解する.
ファイルを処理するプログラムを作成できる.
8週 中間試験
2ndQ
9週 ファイル処理(テキストファイル) (2) テキストファイルの扱いについて理解する.
ファイルを処理するプログラムを作成できる.
10週 ファイル処理(バイナリファイル) (1) バイナリファイルの扱いについて理解する.
ファイルを処理するプログラムを作成できる.
11週 ファイル処理(バイナリファイル) (2) 前週に同じ
12週 構造体(1) 構造体の構造や性質を理解できる.
構造体を利用したプログラムを作成できる.
13週 構造体(2) 前週に同じ
14週 構造体(3) 前週に同じ
15週 定期試験
16週 定期試験の答案返却・解説
後期
3rdQ
1週 プログラミング言語をPythonとしてプログラミング学習を行う
プログラムの基本(1)
基本データ,変数,基本文法を理解できる.
2週 プログラムの基本(2) 前週に同じ
3週 標準ライブラリ 標準ライブラリを利用できる.
4週 制御構造(1) 制御構造を理解し,プログラムを記述できる.
5週 制御構造(2) 前週に同じ
6週 テキストファイル入出力 テキストファイル入出力ができる.
7週 グラフ描画(1) グラフ描画ができる.
8週 中間試験
4thQ
9週 中間試験の答案返却・解説
10週 グラフ描画(2) グラフ描画ができる.
11週 画像処理基礎(1) 画像処理の基本処理ができる.
12週 画像処理基礎(2) 前週に同じ
13週 機械学習入門(1) これまでに学習した内容を用いて、機械学習を題材とした応用的なプログラムを作成することができる.
14週 機械学習入門(2) 前週に同じ
15週 定期試験
16週 定期試験の答案返却・解説

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

筆記試験実技試験演習課題・小テスト合計
総合評価割合303040100
基礎的能力20203070
専門的能力10101030