C言語を用いて,基本的なプログラムを作成・実行できる.具体的には,変数,演算,入出力,分岐,繰返し,配列,関数,文字列,ポインタ,構造体を用いたC言語のプログラムを作成・実行できる.また,作成したプログラムの処理の流れを説明できる.
概要:
C言語を用いてプログラミングの基礎を学習する.
変数,演算,入出力,分岐,繰返し,配列,関数,文字列,ポインタ,構造体等を用いたプログラムの作成方法を,演習を主体として実践的に学ぶ.
授業の進め方・方法:
各トピックについて,(1) 要点を説明する5分間講義,(2) Webワーク(Webフォームによる確認問題),(3) プログラミング演習,(4) 提出されたプログラムのレビュー,の4項目を行う形で授業を進める.また,理解度を確認するためのWebテスト(小テスト)や定期試験を実施する.
各クォーターで演習課題の成果40点,定期試験(実技または筆記試験)40点.Webテスト20点の割合で評価を行う.総合評価(全クォーターの平均)が60点以上の場合,目標達成とみなす.
注意点:
規定授業時数は120時間である.
3年次以降にプログラミングの知識が求められる科目が多数設けられているため,本科目でプログラミングの基礎をしっかりと習得することが重要である.
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 2 | 前13,前14,後13,後14 |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 1 | 前13,前14,後13,後14 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | プログラミング | 代入や演算子の概念を理解し、式を記述できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4 |
プロシージャ(または、関数、サブルーチンなど)の概念を理解し、これらを含むプログラムを記述できる。 | 2 | 後1,後2,後3 |
変数の概念を説明できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4,前14,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12 |
データ型の概念を説明できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,前12,前14,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12 |
制御構造の概念を理解し、条件分岐を記述できる。 | 2 | 前5,前6,前7 |
制御構造の概念を理解し、反復処理を記述できる。 | 2 | 前5,前6,前7 |
与えられた問題に対して、それを解決するためのソースプログラムを記述できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4 |
ソフトウェア生成に必要なツールを使い、ソースプログラムをロードモジュールに変換して実行できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4 |
与えられたソースプログラムを解析し、プログラムの動作を予測することができる。 | 2 | 前8,前15,後8,後15 |
ソフトウェア開発に利用する標準的なツールの種類と機能を説明できる。 | 1 | 前1,前2,前3 |
要求仕様に従って、いずれかの手法により動作するプログラムを実装することができる。 | 1 | 前13,前14,後13,後14 |
要求仕様に従って、標準的な手法により実行効率を考慮したプログラムを実装できる。 | 2 | 前13,前14,後13,後14 |
ソフトウェア | アルゴリズムの概念を説明できる。 | 1 | 前13,前14,後13,後14 |
与えられたアルゴリズムが問題を解決していく過程を説明できる。 | 1 | 前13,前14,後13,後14 |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを説明できる。 | 1 | 前13,前14,後13,後14 |
コンピュータ内部でデータを表現する方法(データ構造)にはバリエーションがあることを説明できる。 | 2 | 前1,前2,前3,前4,前9,前10,前11,前12,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12 |