保健体育I(保健)

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 保健体育I(保健)
科目番号 LK1106B 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 人間情報システム工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 現代高等保健体育
担当教員 髙橋 恭平

到達目標

個人及び社会生活における健康・安全について理解を深めるようにし,生涯を通じて自らの健康を適切に管理し,改善していく資質や能力を育てる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
健康現代の健康に関する課題を認識した上で自身の心身と向き合うことはもちろん,他者の心身にも配慮することが出来る。現代の健康に関する課題を認識した上で自身の心身と向き合うことが出来る。現代の健康に関する課題を認識するのみで,自身の心身の健康に落とし込むことが出来ない。
交通安全現代の交通社会に関する課題を認識した上で,これからは自身が加害者にもなり得ることを想定し,それを説明することが出来る。現代の交通社会に関する課題を認識した上で,これからは自身が加害者にもなり得ることを想定することが出来る。現代の交通社会に関する課題を認識するのみに留まり,これからは自身が加害者にもなり得ることを想定することが出来ない。
応急手当身近で起こり得る様々な緊急事態を想定することが出来,それに備え,臨機応変に適切な対応が出来る。身近で起こり得る様々な緊急事態を想定することが出来る。身近で起こり得る様々な緊急事態を想定することが出来ない。
思春期・結婚生活現在,自身が思春期であることを認識した上で心身の変化と向き合い,また,家族計画の意義や人工妊娠中絶の心身への影響も理解・想像出来る。現在,自身が思春期であることを認識,また,家族計画の意義や人工妊娠中絶の心身への影響も理解出来る。現在,自身が思春期であることを認識出来ず,また,家族計画の意義や人工妊娠中絶の心身への影響も理解出来ない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「保健」は,健康・安全に関する基礎的・基本的な内容を体系的に学習することにより,健康問題を認識し,これを科学的に思考・判断し,適切に対処できるようにすることをねらいとしており,生涯を通じて健康で安全な生活を送るための基礎を培う上で中心的な役割を担っている。したがって,実生活において,「保健」で身に付けた知識及び資質や能力を生かして課題解決などに取り組むことが出来るよう努めて欲しい。そのために,健康に関する興味・関心や課題解決への意欲を高めるとともに,知識を活用する学習活動も取り入れ,思考力・判断力等を育成していく。
授業の進め方・方法:
教科書を網羅した上で,学習する単元と関連したトピックスを紹介したりして,学習内容を身近に感じてもらうよう努める。その他,人体模型及びAEDのトレーニングキットを用いた心肺蘇生の実習や人工妊娠中絶について考えるグループワーク課題を準備している。
注意点:
学生参加型の授業形態です。全体に対して問い掛けることが多いので、積極的な発言(態度)を心掛けて下さい。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 授業内容や評価方法を把握し,次回以降の授業に備える。
2週 国民の健康水準と疾病構造の変化
3週 健康の考え方と成り立ち
4週 健康に関する意志決定や行動選択
5週 健康に関する環境づくり
6週 生活習慣病と日常の生活行動
7週 喫煙,飲酒と健康
8週 前期中間試験(筆記試験)
2ndQ
9週 薬物乱用と健康
10週 感染症とその予防
11週 欲求と適応機制
12週 心身の相関
13週 ストレスへの対処
14週 自己実現
15週 交通事故の現状
16週 前期期末試験(筆記試験)
後期
3rdQ
1週 交通社会で必要な資質と責任
2週 安全な社会づくり
3週 応急手当の意義
4週 日常的な応急手当
5週 心肺蘇生法
6週 心肺蘇生法(実技講習)
7週 心肺蘇生法(実技試験)
8週 後期中間試験(筆記試験)
4thQ
9週 思春期と健康
10週 結婚生活と健康
11週 人工妊娠中絶(課題提供)
12週 人工妊娠中絶(レポート作成)
13週 人工妊娠中絶(グループワーク)
14週 人工妊娠中絶(発表会1)
15週 人工妊娠中絶(発表会2)
16週 後期期末試験(筆記試験)

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験合計
総合評価割合100100
基礎的能力8080
専門的能力1010
分野横断的能力1010