到達目標1 認識と科学 ①日常の認識のしくみを検討でき、問題点について説明できる。②近代自然科学の世界観、および科学的認識の特徴とその問題について説明できる。 到達目標2 倫理的問題 ①哲学的認識論について説明できる。②哲学・倫理学的問題(価値問題)と自然科学の問題(事実問題)との違いについて説明できる。到達目標3 科学技術と現代社会 ①科学技術と現代社会の問題について説明できる。 ②科学技術とかかわらざるを得ない現代人にとっての、科学技術との関わり方の具体的な方針を説明できる。
概要:
現代社会が直面している具体的な諸問題をとりあげる。それぞれの問題について、次の三つの事柄を考察し、説明できるようにする。
1.客観-主観構造を分ける近代的・西欧的認識とそれを先鋭化させた科学的認識の特徴と利点・問題点。
2.倫理学的な問題提起と科学的認識の違いと両者の関係。
3.「科学技術」が自然的な・社会的な「環境」に与える影響と、「科学技術」と避けがたく思われる現代人の責任。
授業の進め方・方法:
それぞれの具体的な応用倫理学的問題について、次の三つのステップを踏まえて、講義形式で説明する。1.認識と科学 ①日常の認識と問題点 ②近代自然科学の世界観および科学的認識の特徴とその問題 2.倫理的問題 ①哲学的認識論 ②哲学・倫理学的問題(価値問題)と自然科学の問題(事実問題)との違い 3.科学技術と現代社会 ①科学技術と現代社会の問題 ②科学技術とかかわらざるを得ない現代人にとっての、科学技術との関わり方の具体的な方針
注意点:
2単位 60時間
本科目と関連する科目は2年次開講の「倫理」である。講義内容に関して,理解度を確認するためのワークシートを配付する。また、参照してほしい文献や記事なども適宜指示する。各自で図書館やネット等を利用し,学習内容に関する自学自習をおこなうこと。シートは回収し、評価対象とする。
日々、メディアやネットを通して知る問題について、みなさんはそれなりに意見を持つと思います。本授業はその意見を「概念的に」整理し、視野を広げ、問題の構造についての理解を深めるための授業です。授業を授業でおしまいにせず、日常にフィードバックさせてください。
本科目は、90分の授業に対して放課後・家庭で90分程度の自学自習が求められます。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | 前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16 |