科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 哲学
科目番号 LK1405 科目区分 一般 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 人間情報システム工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 『変容する社会と人間』、河上正秀・小林秀雄(編著)、北樹出版
担当教員 永野 拓也

到達目標

到達目標1 認識と科学 ①日常の認識のしくみを検討でき、問題点について説明できる。②近代自然科学の世界観、および科学的認識の特徴とその問題について説明できる。 到達目標2 倫理的問題 ①哲学的認識論について説明できる。②哲学・倫理学的問題(価値問題)と自然科学の問題(事実問題)との違いについて説明できる。到達目標3 科学技術と現代社会 ①科学技術と現代社会の問題について説明できる。 ②科学技術とかかわらざるを得ない現代人にとっての、科学技術との関わり方の具体的な方針を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1下記進め方、授業内容・方法の①と②について、教科書で確認する要点の整理と基礎的な問題の理解ができる。その上で、具体的な事例について、論理的に根拠づけられた考察を陳述することができる。下記進め方、授業内容・方法の①と②について、教科書で確認する要点の整理と基礎的な問題の理解ができる。あるいは、具体的な事例について、論理的に根拠づけられた考察を展開するか、自分の意見を示すことができる下記進め方、授業内容・方法の①と②について、教科書で確認する要点の整理と基礎的な問題の理解がおぼつかない。
評価項目2下記進め方、授業内容・方法の①と②について、教科書で確認する要点の整理と基礎的な問題の理解ができる。その上で、具体的な事例について、論理的に根拠づけられた考察を陳述することができる。下記進め方、授業内容・方法の①と②について、教科書で確認する要点の整理と基礎的な問題の理解ができる。あるいは、具体的な事例について、論理的に根拠づけられた考察を展開するか、自分の意見を示すことができる。下記進め方、授業内容・方法の①と②について、教科書で確認する要点の整理と基礎的な問題の理解がおぼつかない。
評価項目3下記進め方、授業内容・方法の①と②について、教科書で確認する要点の整理と基礎的な問題の理解ができる。その上で、具体的な事例について、論理的に根拠づけられた考察を陳述することができる。下記進め方、授業内容・方法の①と②について、教科書で確認する要点の整理と基礎的な問題の理解ができる。あるいは、具体的な事例について、論理的に根拠づけられた考察を展開するか、自分の意見を示すことができる。下記進め方、授業内容・方法の①と②について、教科書で確認する要点の整理と基礎的な問題の理解がおぼつかない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
現代社会が直面している具体的な諸問題をとりあげる。それぞれの問題について、次の三つの事柄を考察し、説明できるようにする。
1.客観-主観構造を分ける近代的・西欧的認識とそれを先鋭化させた科学的認識の特徴と利点・問題点。
2.倫理学的な問題提起と科学的認識の違いと両者の関係。
3.「科学技術」が自然的な・社会的な「環境」に与える影響と、「科学技術」と避けがたく思われる現代人の責任。
授業の進め方・方法:
それぞれの具体的な応用倫理学的問題について、次の三つのステップを踏まえて、講義形式で説明する。1.認識と科学 ①日常の認識と問題点 ②近代自然科学の世界観および科学的認識の特徴とその問題 2.倫理的問題 ①哲学的認識論 ②哲学・倫理学的問題(価値問題)と自然科学の問題(事実問題)との違い 3.科学技術と現代社会 ①科学技術と現代社会の問題 ②科学技術とかかわらざるを得ない現代人にとっての、科学技術との関わり方の具体的な方針
注意点:
2単位 60時間
本科目と関連する科目は2年次開講の「倫理」である。講義内容に関して,理解度を確認するためのワークシートを配付する。また、参照してほしい文献や記事なども適宜指示する。各自で図書館やネット等を利用し,学習内容に関する自学自習をおこなうこと。シートは回収し、評価対象とする。
日々、メディアやネットを通して知る問題について、みなさんはそれなりに意見を持つと思います。本授業はその意見を「概念的に」整理し、視野を広げ、問題の構造についての理解を深めるための授業です。授業を授業でおしまいにせず、日常にフィードバックさせてください。
本科目は、90分の授業に対して放課後・家庭で90分程度の自学自習が求められます。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.認識と科学 2.倫理的問題 3.科学技術と現代社会
学生の要望を踏まえて、教科書の各章を選択して進める。
1 ①日常の認識のしくみを検討でき、問題点について説明できる。②近代自然科学の世界観,および科学的認識の特徴とその問題について説明できる。
2 ①哲学的認識論について説明できる。②哲学・倫理的問題(価値問題)と自然科学の問題(事実問題)との違いについて説明できる。
3 ①科学技術と現代社会の問題の関連について説明できる。②科学技術とかかわらざるを得ないの現代人にとっての、科学技術との関わり方の具体的な方針を説明できる。
2週 同上 同上
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 同上 同上
2ndQ
9週 中間試験
10週 答案返却
1.認識と科学 2.倫理的問題 3.科学技術と現代社会
学生の要望を踏まえて、教科書の各章を選択して進める。
1 ①日常の認識のしくみを検討でき、問題点について説明できる。②近代自然科学の世界観,および科学的認識の特徴とその問題について説明できる。
2 ①哲学的認識論について説明できる。②哲学・倫理的問題(価値問題)と自然科学の問題(事実問題)との違いについて説明できる。
3 ①科学技術と現代社会の問題の関連について説明できる。②科学技術とかかわらざるを得ないの現代人にとっての、科学技術との関わり方の具体的な方針を説明できる。
11週 同上 同上
12週 同上 同上
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 同上 同上
16週 定期試験返却
後期
3rdQ
1週 1.認識と科学 2.倫理的問題 3.科学技術と現代社会
学生の要望を踏まえて、教科書の各章を選択して進める。
1 ①日常の認識のしくみを検討でき、問題点について説明できる。②近代自然科学の世界観,および科学的認識の特徴とその問題について説明できる。
2 ①哲学的認識論について説明できる。②哲学・倫理的問題(価値問題)と自然科学の問題(事実問題)との違いについて説明できる。
3 ①科学技術と現代社会の問題の関連について説明できる。②科学技術とかかわらざるを得ないの現代人にとっての、科学技術との関わり方の具体的な方針を説明できる。
2週 同上 同上
3週 同上 同上
4週 同上 同上
5週 同上 同上
6週 同上 同上
7週 同上 同上
8週 中間試験 中間試験
4thQ
9週 答案返却
1.認識と科学 2.倫理的問題 3.科学技術と現代社会
学生の要望を踏まえて、教科書の各章を選択して進める。
1 ①日常の認識のしくみを検討でき、問題点について説明できる。②近代自然科学の世界観,および科学的認識の特徴とその問題について説明できる。
2 ①哲学的認識論について説明できる。②哲学・倫理的問題(価値問題)と自然科学の問題(事実問題)との違いについて説明できる。
3 ①科学技術と現代社会の問題の関連について説明できる。②科学技術とかかわらざるを得ないの現代人にとっての、科学技術との関わり方の具体的な方針を説明できる。
10週 同上 同上
11週 同上 同上
12週 同上 同上
13週 同上 同上
14週 同上 同上
15週 同上 同上
16週 定期試験返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会公民的分野人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15,後16

評価割合

試験課題相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力80200000100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000