国語II

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和07年度 (2025年度)
授業科目 国語II
科目番号 LK2201 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 人間情報システム工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『精選 論理国語』(三省堂出版)等、オリジナル教材
担当教員 石川 万里子,中島 哲哉

到達目標

①論理的な文章(評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約することができる。また、筆者の考えに対して、自分の意見を分かりやすく述べることができる。
②文学的な文章(小説、短歌・俳句)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を分かりやすく述べることができる。
③伝統的な言語文化(古文、漢文)への興味・関心を広く持ち、その特徴を正しく説明することができる。
④基礎的な日本語表現(書き言葉、敬語の使い方)について正しく理解し、それらを適切に用いることができる。
⑤高等学校2年生レベル(漢字検定準2級程度)の漢字を読み書きする能力や語彙力を身につけている。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的な文章(評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約することができる。また、筆者の考えに対して、自分の意見を分かりやすく述べることができる。論理的な文章(評論)の構成や展開をとらえ、要約することができる。また、筆者の考えに対して、自分の意見を述べることができる。論理的な文章(評論)の構成や展開をとらえ、要約することができない。また、筆者の考えに対して、自分の意見を述べることができない。
評価項目2文学的な文章(小説、短歌・俳句)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を分かりやすく述べることができる。文学的な文章(小説、短歌・俳句)に描かれた人物やものの見方を読み取り、自分の意見を述べることができる。文学的な文章(小説、短歌・俳句)に描かれた人物やものの見方を読み取ることができない。また、自分の意見を述べることができない。
評価項目3伝統的な言語文化(古文、漢文)への興味・関心を広く持ち、その特徴を正しく説明することができる。伝統的な言語文化(古文、漢文)への興味・関心を持ち、その特徴を説明することができる。伝統的な言語文化(古文、漢文)への興味・関心を持つことができない。また、その特徴を説明することができない。
評価項目4基礎的な日本語表現(書き言葉、敬語の使い方)について正しく理解し、それらを適切に用いることができる。基礎的な日本語表現(書き言葉、敬語の使い方)について理解し、それらを用いることができる。基礎的な日本語表現(書き言葉、敬語の使い方)について理解できない。また、それらを用いることができない。
評価項目5高等学校2年生レベル(漢字検定準2級程度)の漢字を読み書きする能力や語彙力を身につけている。高等学校2年生レベル(漢字検定準2級程度)の漢字を読み書きする能力や語彙力をある程度身につけている。高等学校2年生レベル(漢字検定準2級程度)の漢字を読み書きする能力や語彙力を身につけていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
本授業では、1年次の「国語Ⅰ」よりも高度な文章(近現代の評論や小説、短歌・俳句、古文、漢文など)を主体的に学ぶことを通して、読解力、論理的思考力、豊かな感性を養う。また、技術者・社会人に求められる日本語運用能力(コミュニケーション能力)を身につけるため、定期的に漢字・語彙力テストを実施するとともに、国語表現分野の学習(レポート作成、プレゼンテーション、敬語の使い方など)もあわせて行う。「国語」はすべての科目の基本となるため、授業には積極的に参加し、課題や演習にも真摯に取り組んでほしい。
授業の進め方・方法:
【授業の進め方と授業内容・方法】
授業は教科書を用いた講義形式を基本とするが、教員との質疑応答や受講者間での意見交流の機会を設けることで、理解や思考を深められるよう配慮する。また、コミュニケーションペーパー(あるいはWebClassのアンケート)に感想や質問を記入してもらい、翌週の授業冒頭でフィードバックすることで、受講生と教員との双方向性を確保する。なお、授業計画は学習状況や受講者の理解度を踏まえて、事前に周知を行ったうえで変更する場合がある。

【成績評価方法】
①試験(中間・定期):80%
②小テスト・レポート・演習:20%
の割合で算出し、総合評価60%以上を合格とする。

【合格の対象としない欠席条件】
3分の1以上の欠課
注意点:
【準備物】
教科書、ノート、辞書(電子辞書も可)、A4クリアファイル(配付資料、返却された小テスト・レポートなどを保管するため)

【受講上の注意点・アドバイスなど】
①配付されたプリント類を整理すること。
②必ず予習・復習を行うこと。また、漢字・語彙の学習を継続して行うこと。
③自分なりの考えや問題意識を持ち、それを積極的に表明しようと努めること。
④疑問は放置せず、辞書や情報機器で調べたり、教員に質問したりして解決すること。
⑤授業内容に関連する参考図書を紹介するので、興味・関心を持って触れてみること。
⑥「リベラルアーツ」関連科目で学んだこと、身につけた力を積極的に活用すること。

【教員とのコミュニケーション方法】
コミュニケーションペーパー、WebClass、メール(アドレスは別途通知)、直接対話(授業、オフィスアワーなど)

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 前期ガイダンス
評論読解の基礎知識
前期の授業内容について理解し、学習計画・目標を立てることができる。
評論を論理的に読解する方法について理解することができる。
2週 評論「手の変幻」(清岡卓行)① 文章中に出てくる難解な語句の意味を調べ、理解することができる。
文章を読み、全体の構成や論理の展開を的確にとらえることができる。
3週 評論「手の変幻」(清岡卓行)② 筆者の主張を正しく読み取り、文章を要約することができる。
4週 評論「手の変幻」(清岡卓行)③ 筆者の主張を批判的に検討し、自分の考えを他者に分かりやすく伝えることができる。
5週 小説「美神」(三島由紀夫)①※
文章中に出てくる難解な語句の意味を調べ、理解することができる。
文章を読み、全体の構成や場面の展開を的確にとらえることができる。
6週 小説「美神」(三島由紀夫)②※ 文章の描写から登場人物の心情を読み取ることができる。
小説の表現技法とその効果について理解することができる。
7週 小説「美神」(三島由紀夫)③※ 時代背景を踏まえて作品の主題を考察し、自分の考えを他者に分かりやすく伝えることができる。
8週 中間試験 1~7週までの授業内容を網羅した試験を行い、到達目標に対する達成度を確認する。
2ndQ
9週 答案返却・解説
古文読解の基礎知識
試験を振り返り、不正解だった箇所はその理由を説明することができる。
古文を読むための基礎知識(文学史など)について理解することができる。
10週 古文『伊勢物語』①※ 文章を読み、登場人物の関係を理解することができる。また、登場人物の心情や人間像をとらえることができる。
11週 古文『伊勢物語』②※ 和歌の修辞技法について理解し、文章中に出てくる和歌を正しく解釈することができる。
12週 短歌・俳句鑑賞の基礎知識
短歌・俳句①
短歌・俳句を鑑賞するための基礎知識(文学史、表現技法など)ついて理解することができる。
13週 短歌・俳句② 短歌・俳句を鑑賞し、その特徴や表現技法・効果について指摘することができる。また、歌意や主題をとらえることができる。
14週 短歌・俳句③ 学習した短歌・俳句の特徴や表現技法を踏まえて、自ら創作することができる。
各自が創作した作品を発表し合い、互いに感想を述べることができる。
15週 定期試験 9~14週までの授業内容を網羅した試験を行い、到達目標に対する達成度を確認する。
16週 答案返却・解説
前期のまとめ
試験を振り返り、不正解だった箇所はその理由を説明することができる。
前期の授業内容を振り返り、自分の目標到達度を把握することができる。
後期
3rdQ
1週 後期ガイダンス
プレゼンテーションの基礎知識
後期の授業内容について理解し、学習計画・目標を立てることができる。
プレゼンテーションの方法について理解することができる。
2週 国語表現「プレゼンテーション」 プレゼンテーションによって自分の思いや考えを分かりやすく他者に伝えることができる。
3週 評論「日本語は非論理的か」(野矢茂樹)① 文章中に出てくる難解な語句の意味を調べ、理解することができる。
文章を読み、全体の構成や論理の展開を的確にとらえることができる。
4週 評論「日本語は非論理的か」(野矢茂樹)② 筆者の主張を正しく読み取り、文章を要約することができる。
5週 評論「日本語は非論理的か」(野矢茂樹)③ 筆者の主張を批判的に検討し、自分の考えを他者に分かりやすく伝えることができる。
6週 漢文『論語』① 『論語』に関する基礎知識(文学史など)について理解することができる。
漢文を正しく書き下し文にし、それをもとに現代語訳することができる。
7週 漢文『論語』② 白文に正しく訓点を施すことができる。
内容を正しく把握し、文章の意味を考えることができる。
8週 中間試験 1~7週までの授業内容を網羅した試験を行い、到達目標に対する達成度を確認する。
4thQ
9週 答案返却・解説
国語表現「話し言葉と書き言葉」
試験を振り返り、不正解だった箇所はその理由を説明することができる。
話し言葉と書き言葉の違いを理解し、書き言葉を適切に用いることができる。
10週 国語表現「敬語の使い方」① 敬語の種類と用法について理解することができる。
11週 国語表現「敬語の使い方」② 場面に応じた適切な敬語を用いることができる。
12週 小説「果汁」(小川洋子)① 文章中に出てくる難解な語句の意味を調べ、理解することができる。
文章を読み、全体の構成や場面の展開を的確にとらえることができる。
13週 小説「果汁」(小川洋子)② 文章の描写から登場人物の心情を読み取ることができる。
小説の表現技法とその効果について理解することができる。
14週 小説「果汁」(小川洋子)③ 時代背景を踏まえて作品の主題を考察し、自分の考えを他者に分かりやすく伝えることができる。
15週 定期試験 9~14週までの授業内容を網羅した試験を行い、到達目標に対する達成度を確認する。
16週 答案返却・解説
後期のまとめ
1年間の振り返り
試験を振り返り、不正解だった箇所はその理由を説明することができる。
後期の授業内容を振り返り、自分の目標到達度を把握することができる。
1年間の学びを踏まえて、次年度の目標を立てることができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験小テスト・レポート・演習合計
総合評価割合8020100
基礎的能力801090
専門的能力000
分野横断的能力01010