われわれが「当たり前」のものとして暮らしている「民主的な」「国民国家」がどのように形成されてきたのか、それが歴史的にいかに特殊なものなのかに関する知識を獲得してほしい。具体的な内容は次の通り。
1.古典古代(ギリシアおよびローマ)の政治共同体であった都市国家の特質と歴史を理解する。
2.キリスト教会の特徴と中世ヨーロッパにおけるその影響について理解できる。
3.宗教(改革)と近代主権国家の成立との関係について理解できる。
4.近代国民国家形成の歴史とそのしくみについて近代イギリスならびにアメリカ、フランスの歴史を概観することによって理解する。
5.国民国家同士が対立し帝国主義化していく様相について、19世紀の西洋史を概観することによって理解する。
概要:
われわれが生きる現代の「民主的な」「国民国家」がどのように形成されてきたのかというテーマに着目して、キリスト教など西欧思想の解説に重点をおきながら、西洋(欧米)の歴史を概観する。
授業の進め方・方法:
本講義では、配付プリントを中心に教科書を補足的に使用して、国(国家)の形成・変遷に着目しながら西洋史のおおまかな流れの把握をめざして「講義」を進める。
注意点:
・配付のプリントに沿って講義を進めます。しかし、テストに出るのは、プリントに書かれているものだけではなく、口頭で伝えるもののありますので、講義のポイントや論理的な展開を押さえながら、きちんとメモをとること。
・西洋の人名や事項名は、なじみのないものばかりなので、毎回復習をして用語をおぼえこむこと。講義中にテスト問題のヒント(テストに出やすい箇所などについて)などを話すこともあるので、教員の話をしっかりと聞くこと。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
| 前期 |
| 1stQ |
| 1週 |
イントロダクション
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・講義全体の進め方ならびに、歴史的相対性の意味を理解できる。
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| 2週 |
古代ギリシアの歴史① |
古代民主政の観点から古代ギリシアの歴史について理解する。
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| 3週 |
古代ギリシアの歴史② |
古代民主政の観点から古代ギリシアの歴史について理解する。
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| 4週 |
古代ギリシアの歴史③
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古代民主政の観点から古代ギリシアの歴史について理解する。
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| 5週 |
古代ローマの歴史① |
古代ローマの内政と外交(対外的発展ならびに帝国化)について理解する。
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| 6週 |
古代ローマの歴史② |
貴族と平民の対立の中で展開する古代ローマの内政と外交(対外的発展ならびに帝国化)について理解する。
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| 7週 |
古代ローマの歴史③ |
貴族と平民の対立の中で展開する古代ローマの内政と外交(対外的発展ならびに帝国化)について理解する。原始キリスト教の歴史と思想を理解する。
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| 8週 |
前期中間試験 |
それまでの学習の理解度を問う。
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| 2ndQ |
| 9週 |
キリスト教の成立① |
原始キリスト教の歴史と思想を理解する。
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| 10週 |
キリスト教の歴史②
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使徒後時代以降のキリスト教の展開ならびに組織化について理解する。
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| 11週 |
「キリスト教共同体」としての中世ヨーロッパ① |
封建国家とカトリック教会の関係ならびにこの関係が影響を与えた中世ヨーロッパの歴史について理解する。
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| 12週 |
「キリスト教共同体」としての中世ヨーロッパ② |
封建国家とカトリック教会の関係ならびにこの関係が影響を与えた中世ヨーロッパの歴史について理解する。
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| 13週 |
「キリスト教共同体」としての中世ヨーロッパ③
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封建国家とカトリック教会の関係ならびにこの関係が影響を与えた中世ヨーロッパの歴史について理解する。
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| 14週 |
ルネサンス① |
ルネサンス期に生じた思想的変化を理解し、その文化的成果を学ぶ。
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| 15週 |
ルネサンス②大交易時代とグローバル・ヒストリー |
ルネサンス期に生じた思想的変化を理解し、その文化的成果を学ぶ。大交易時代の進展を「グローバル・ヒストリー」の観点から理解する。
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| 16週 |
前期定期試験の返却と解説 |
それまでの学習の理解度を問う。
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| 後期 |
| 3rdQ |
| 1週 |
大交易時代とグローバル・ヒストリー宗教改革① |
大交易時代の進展を「グローバル・ヒストリー」の観点から理解する。
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| 2週 |
宗教改革① |
宗教改革の思想ならびにその歴史的展開を理解する。
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| 3週 |
宗教改革② |
宗教改革の思想ならびにその歴史的展開を理解する。
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| 4週 |
宗教戦争と主権国家の成立① |
中世キリスト教世界の解体を主権国家の成立との関連で理解し、主権国家の特質を学ぶ。
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| 5週 |
宗教戦争と主権国家の成立② |
英仏独蘭を中心に、中世キリスト教世界の解体を主権国家の成立との関連で理解し、主権国家の特質を学ぶ。
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| 6週 |
宗教戦争と主権国家の成立③二つの革命とイギリス議院内閣制の成立① |
英仏独蘭を中心に、中世キリスト教世界の解体を主権国家の成立との関連で理解し、主権国家の特質を学ぶ。
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| 7週 |
絶対王政の時代
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いわゆる「絶対王政」期の政治体制と社会体制(アンシャン・レジーム)の特徴を理解する。
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| 8週 |
後期中間試験 |
それまでの学習の理解度を問う。
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| 4thQ |
| 9週 |
二つの革命とイギリス議院内閣制の成立① |
二つの革命(「ピューリタン革命」、「名誉革命」)を通じたイギリス議院内閣制の成立について理解する。
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| 10週 |
二つの革命とイギリス議院内閣制の成立② |
二つの革命(「ピューリタン革命」、「名誉革命」)を通じたイギリス議院内閣制の成立について理解する。
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| 11週 |
アメリカの独立① |
アメリカ合衆国成立の経緯について理解する。
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| 12週 |
アメリカの独立② |
アメリカ合衆国成立の経緯について理解する。
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| 13週 |
フランス革命① |
フランス革命による国民国家の成立と民主主義を定着させることの難しさについて理解する。
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| 14週 |
フランス革命② |
フランス革命による国民国家の成立と民主主義を定着させることの難しさについて理解する。
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| 15週 |
19世紀のヨーロッパ |
イタリアやドイツなどの国民国家成立の経緯と国際関係の展開について理解する。
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| 16週 |
後期定期試験の返却と解説 |
それまでの学習の理解度を問う。
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| 分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
| 基礎的能力 | 人文社会科学 | 社会 | 社会 | 世界各地の人口、資源、産業の分布や動向、並びにそれらをめぐる地域相互の結びつき等について理解し、現代社会を地理的観点から説明できる。 | 3 | 前5,前7,前8,前14,前15,前16,後16 |
| 人間と自然環境との相互作用を前提としつつ、民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
| 近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | 前7,前8,前14,前15,前16,後16 |
| これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにしつつ、より良いキャリア構築を含む生涯にわたる多様な自己形成に関する考え方、他者と共に生きていくことの重要性、及び望ましい社会や世界のあり方について考察できる。 | 3 | 前1,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前16,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13,後15,後16 |
| 分野横断的能力 | 汎用的技能 | 思考力 | 思考力 | 複合的な事象や出来事を分析できる。 | 2 | |
| 情報や主張を説得的に提示するための方法を考えることができる。 | 2 | |
| 基盤的資質・能力 | 倫理観 | 倫理観 | 自分の判断や行動、及びそれらがもたらす結果や影響について、倫理的観点から検討、評価できる。 | 2 | |
| 自分の判断や行動の基盤となる倫理観を振り返り、表現できる。 | 2 | |