到達目標
到達目標1 1.青年期の課題 ①青年期の位置づけと課題 ②共存の重要性と生きがいを探る必要に関する発達心理学の基本的な事項を理解できる。
到達目標2 2-1 明治初期から国民国家の確立までの民衆の倫理思想、および国学や報徳思想に始まり、自由民権運動を経て国家主義に至るまでの中間層の倫理思想について、①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。2-2 江戸期までの日本の倫理思想、およびそのモデルとなったインドや中国の倫理思想について、①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。2-3 16世紀のプロテスタント運動に始まる19世紀中ごろまでの西欧近代社会思想、およびこれを理解するために必要なキリスト教思想、ギリシャやヘレニズムの倫理思想について、 ①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。2-4 19世紀のマルクスやアナキストの社会主義思想について、①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。2-5 明治以降の民俗学と日本の社会主義思想について、①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。
到達目標3 科学技術と人間 近代科学の誕生とともに現れた機械論的自然観・人間観と、それに対立する19世紀以後の全体論的自然観・人間観、また両者にとっての科学技術の役割を説明する上で必要となる、基本的概念を理解し、意味を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 青年期の特徴と課題について、基礎的な語句を概ね判別でき、文章による説明や、それを用いた論述ができる。 | 青年期の特徴と課題について、基礎的な語句の半数強を判別でき、文章による説明ができる。 | 青年期の特徴と課題について、基礎的な語句の半数弱を判別できるとしても、文章による説明は困難である。 |
評価項目2 | 西欧、中国、インド、日本の倫理思想について、基礎的な語句を概ね判別でき、文章による説明や、それを用いた論述ができる。 | 西欧、中国、インド、日本の倫理思想について、基礎的な語句の半数強を判別でき、文章による説明ができる。 | 西欧、中国、インド、日本の倫理思想ついて、基礎的な語句の半数弱を判別できるとしても、文章による説明は困難である。 |
評価項目3 | 科学技術をめぐる機械論的な理解と全体論的な理解について、基礎的な語句を概ね判別でき、文章による説明や、それを用いた論述ができる。 | 科学技術をめぐる機械論的な理解と全体論的な理解について、基礎的な語句の半数強を判別でき、文章による説明ができる。 | 科学技術をめぐる機械論的な理解と全体論的な理解について、基礎的な語句の半数弱を判別できるとしても、文章による説明は困難である。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この授業では、共存と生きがいの重要さという観点から、次の事柄を解説する。
1.青年期の課題 青年期における共存と生きがいの重要さについて
2.さまざまな倫理思想 共存と生きがいの重要さを説くさまざまな考え方
授業の進め方・方法:
1.青年期の課題 ①青年期の位置づけと課題 ②共存の重要性と生きがいを探る必要 これらに関する発達心理学の基本的な考え方について、講義形式で説明する。
2.さまざまな倫理思想 それぞれの思想において、①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を説明する上で基本的な事項について、講義形式で説明する。
注意点:
2単位科目 60時間
次々年度における哲学の基礎科目と位置付けられる。
試験問題は、板書した内容と、教科書をもとに作成する。対策として、まず講義を聴きもらさないようにする。板書のノートを整理してとる。これを通読して、講義の内容を理解する。教科書の対応箇所は必ず一読し、ノートと照合すると理解を促すと思われる箇所にはアンダーラインを引く。
この授業は、日常生活、さまざまな人間関係の問題についてみなさんが持つ意見を、きちんと理屈だてて整理し、視野を広げ、問題の根を探るための授業です。「そのために」一定のことがらを覚える必要はありますが、覚えること自体が目的ではありません。授業で知ったことについて、日常的な具体例を自分で考え、考えたことを伝えようとしてみてください。試験で得点できるということは、こういう主体的な応用ができるということを意味します。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.青年期の課題① |
①青年期の位置づけと課題 ②共存の重要性と生きがいを探る必要に関する発達心理学の基本的な事項を理解し、説明できる。
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2週 |
1.青年期の課題② |
同上
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3週 |
2-1 明治初期の日本思想① |
明治の初期の庶民思想、中間クラスの思想(自由民権思想を含む)、国家主義について、それらが①共存の重要性 ②生きがいの重要性 をどう理解していたかを説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。
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4週 |
2-1 明治初期の日本思想② |
同上
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5週 |
2-1 明治初期の日本思想③ |
同上
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6週 |
2-1 明治初期の日本思想④ |
同上
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7週 |
2-2 江戸時代までの日本思想とアジアの諸思想① |
奈良時代から江戸時代までの日本思想と、それらに影響を与えたインド・中国の諸思想について、それらが①共存の重要性 ②生きがいの重要性 をどう理解したかを説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。
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8週 |
2-2 江戸時代までの日本思想とアジアの諸思想② |
同上
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2ndQ |
9週 |
中間試験 |
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10週 |
2-2 江戸時代までの日本思想とアジアの諸思想③ |
奈良時代から江戸時代までの日本思想と、それらに影響を与えたインド・中国の諸思想について、それらが①共存の重要性 ②生きがいの重要性 をどう理解したかを説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。
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11週 |
2-2 江戸時代までの日本思想とアジアの諸思想④ |
同上
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12週 |
2-2 江戸時代までの日本思想とアジアの諸思想⑤ |
同上
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13週 |
2-3 西欧近代社会思想① |
17世紀の社会契約思想から、カントの道徳論、ヘーゲルの人倫論、およびこれらの理解のために前提とされるプロテスタントの思想と、プラトンやアリストテレスの思想について、 ①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を、これらの思想がどのように理解するかを説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。
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14週 |
2-3 西欧近代社会思想② |
同上
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15週 |
2-3 西欧近代社会思想③ |
同上
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16週 |
定期試験答案返却 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
2-3 西欧近代社会思想④ |
17世紀の社会契約思想から、カントの道徳論、ヘーゲルの人倫論、およびこれらの理解のために前提とされるプロテスタントの思想と、プラトンやアリストテレスの思想について、 ①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を、これらの思想がどのように理解するかを説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。
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2週 |
2-3 西欧近代社会思想⑤ |
同上
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3週 |
2-3 西欧近代社会思想⑥ |
同上
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4週 |
2-4 19世紀西欧社会思想① |
マルクス、およびアナキストの思想について、①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を、これらの思想がどのように理解するかを説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。
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5週 |
2-4 19世紀西欧社会思想② |
同上
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6週 |
2-4 19世紀西欧社会思想③ |
同上
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7週 |
2-4 19世紀西欧社会思想④ |
同上
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
2-4 19世紀西欧社会思想⑤ |
マルクス、およびアナキストの思想について、①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を、これらの思想がどのように理解するかを説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。
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10週 |
2-5 明治・大正の日本の民俗学と社会思想① |
柳田国男と折口信夫の思想、およびプロテスタントにはじまる日本の社会思想について、①共存の重要性 ②生きがいの重要性 を、これらの思想がどのように理解するかを説明するための基本的概念を理解し、意味を説明できる。
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11週 |
2-5 明治・大正の日本の民俗学と社会思想② |
同上
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12週 |
2-5 明治・大正の日本の民俗学と社会思想③ |
同上
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13週 |
3 科学技術と人間① |
近代科学の誕生とともに現れた機械論的自然観・人間観と、それに対立する19世紀以後の全体論的自然観・人間観、また両者にとっての科学技術の役割を説明する上で必要となる、基本的概念を理解し、意味を説明できる。
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14週 |
3 科学技術と人間② |
同上
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15週 |
3 科学技術と人間③ |
同上
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16週 |
定期試験答案返却 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 2 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 1 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 1 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 2 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 2 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | その他の学習内容 | 少なくとも一つの具体的なコンピュータシステムについて、起動・終了やファイル操作など、基本的操作が行える。 | 4 | |
少なくとも一つの具体的なオフィススイート等を使って、文書作成や図表作成ができ、報告書やプレゼンテーション資料を作成できる。 | 4 | |
少なくとも一つのメールツールとWebブラウザを使って、メールの送受信とWebブラウジングを行うことができる。 | 4 | |
コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 2 | |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 2 | |
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 1 | |
評価割合
| レポート | | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |