リベラルアーツ実践II

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 リベラルアーツ実践II
科目番号 0065 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 人間情報システム工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 中野 光臣,合志 和洋

到達目標

①一般科目・専門科目の複数の分野に渡る知識を総合し、問題解決に向けた方策を検討することができる。
②社会協働やグループ活動・ディスカッションで求められるコミュニケーションスキルの基礎を身に着けたうえで、自分の特性を発揮することができる。
③批判的思考(クリティカル・シンキング)と分析的思考について理解し,自分の問題に置き換えて応用することができる。また、そのような思考に基づいた文章作成ができる。
④分野横断的能力(リテラシー・コンピテンシー)に関する自分の特性の経年的変化を把握することができ、その開発に向けて目標を立てることができる。
⑤「セルフ・リーダーシップ」、「チーム・リーダーシップ」を理解し、「セルフ・リーダーシップ」を発揮できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目①複数の分野に渡る知識の統合一般科目・専門科目の複数の分野に渡る知識を総合し、問題解決に向けた方策を検討することができる。一般科目・専門科目の複数の分野に渡る知識を組み合わせることができる。一般科目・専門科目の複数の分野に渡る知識を組み合わせることができない。
評価項目②コミュニケーションスキルの基礎社会協働やグループ活動・ディスカッションで求められるコミュニケーションスキルの基礎を身に着けたうえで、自分の特性を発揮することができる。社会協働やグループ活動・ディスカッションで求められるコミュニケーションスキルの基礎を理解することができる。社会協働やグループ活動・ディスカッションで求められるコミュニケーションスキルの基礎を理解することができない。
評価項目③批判的思考と分析的思考批判的思考(クリティカル・シンキング)と分析的思考について理解し、自分の問題に置き換えて応用することができる。また、そのような思考に基づいた文章作成ができる。批判的思考(クリティカル・シンキング)と分析的思考について理解することができる。また、そのような思考に基づいた文章作成ができる。批判的思考(クリティカル・シンキング)と分析的思考について理解することができない。
評価項目④分野横断的能力の把握分野横断的能力(リテラシー・コンピテンシー)に関する自分の特性の経年的変化を把握することができ、その開発に向けて目標を立てることができる。分野横断的能力(リテラシー・コンピテンシー)に関する自分の特性の経年的変化を把握することができる。分野横断的能力(リテラシー・コンピテンシー)に関する自分の特性の経年的変化を把握することができない。
評価項目⑤リーダーシップの理解と実践「セルフ・リーダーシップ」、「チーム・リーダーシップ」を理解し、「セルフ・リーダーシップ」を発揮できる。「セルフ・リーダーシップ」、「チーム・リーダーシップ」を理解できる。「セルフ・リーダーシップ」、「チーム・リーダーシップ」を理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「リベラルアーツ」関連科目においては、答えが与えられていない問いに対して、新たな解を探求する力を育成する。そのためには、アカデミックスキルやジェネリックスキルに関する知識を有している必要があり、また、必要な情報を組み合わせて利活用する能力、ものごとを分析して論理的・批判的に考察する能力、解を得る過程や解を共有する際に必要な表現力・協働力・コミュニケーション力が求められる。これらの能力を開発し実践的に定着させていくために、当科目では現代社会が抱える具体的な課題を題材として、複数の分野の知識を統合し具体的な解決策を提案する体験学習を行う。また、グローバルエンジニアに求められる国際的・共生的な視点や態度を身に着けるため、外国語を用いての講座受講やディスカッションも実施する。
授業の進め方・方法:
授業の内容とその方法は、各担当者のシラバスによって実施される。評価の方法は、「学習内容の振り返り」の時間に記入する振り返りシートの記入内容により評価する。また、授業中の取り組み状況を評価に加える場合もある。
注意点:
学生諸君の主体的な活動を前提とした科目です。難しく考えずに積極的な授業参加をお願いします。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス 実践Ⅱで何を学ぶかを理解する・役割分担決める。
2週 科学的思考とは何か いくつかの題材を用いて、先入観や個人的体験、誤った分析に基づかず、客観的で再現可能な事実によって論理を組み立てていくことを学ぶ
3週 情報収集・文献探索方法 学内外の文献探索方法など情報の収集方法を学ぶ
4週 情報分析方法 文献・資料・グラフ・表から情報を読み解く方法を学ぶ。さらに情報を批判的、多角的に分析する方法を学ぶ。
5週 学校生活の反省と今後の生活設計1 学校生活の半ばで勉学面や生活面などを振り返り、自分の課題を整理し、自己推薦書を書けるように今後の生活設計を描く
6週 学校生活の反省と今後の生活設計2 学校生活の半ばでの総括を踏まえた今後の生活設計をまとめて5分程度でグループで発表し、計画性や表現力など自己評価・相互評価する
7週 討議による合意形成方法 話し合いにより、グループ内の合意形成方法を学ぶ。併せて会議を運営する方法を学ぶ。
8週 SDGs(Sustainable Development Goals)など外部機関主催プロジェクトへの取り組み1 コンテストの趣旨・ルールについて説明する。テーマ設定とスケジュール表作成
4thQ
9週 SDGs(Sustainable Development Goals)など外部機関主催プロジェクトへの取り組み2 調査活動とグループ討議。課題発見
10週 SDGs(Sustainable Development Goals)など外部機関主催プロジェクトへの取り組み3 調査活動とグループ討議。課題解決に向けた計画設計
11週 SDGs(Sustainable Development Goals)やJSTSプロジェクトなどへの取り組み4 調査活動とグループ討議
12週 SDGs(Sustainable Development Goals)やJSTSプロジェクトなどへの取り組み5 調査活動とグループ討議
13週 SDGs(Sustainable Development Goals)やJSTSプロジェクトなどへの取り組み6 作品のプレゼン作成
14週 SDGs(Sustainable Development Goals)など外部機関主催プロジェクトへの取り組み7 作品発表とグループ活動及び個人の活動の評価を行う
15週 学習内容の振り返り 実践Ⅱを振り返り、相互評価・自己評価を通じて、課題発見能力を養う。
16週 学習内容の振り返り(成果発表・相互評価) 本時までの学習内容をまとめ、自分の取り組みを振り返る。
4年生での学習内容をあらかじめ知っておく。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0202020400100
基礎的能力0202020400100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000