国際・異文化理解

科目基礎情報

学校 熊本高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 国際・異文化理解
科目番号 0028 科目区分 一般 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械知能システム工学科 対象学年 2
開設期 集中 週時間数
教科書/教材
担当教員 時松 雅史,池田 翼

到達目標

異文化理解とその活用力について知るために次の3項目を具体的な目標とする。
(1)多様な文化、多様な価値観の存在を理解し、説明できる。
(2)上記の「差異」について柔軟な対応とは何かを説明できる。
(3)「差異」を認識し、相乗効果を引き出すことの重要性を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1体験を通して異なる文化や価値観が存在することを理解し、説明できる。知識として異なる文化や価値観が存在することを理解している。多様な文化、価値観の存在に気づけない。
評価項目2「差異」について柔軟な対応とは何かを説明でき、対応例を挙げられる。「差異」について柔軟な対応とは何かを説明できる。「差異」について柔軟な対応とは何かを説明できない。
評価項目3「差異」を認識し、相乗効果を引き出すことの重要性を説明でき、相乗効果を引き出す例やアイデアについて説明できる。「差異」を認識し、相乗効果を引き出すことの重要性を説明できる。「差異」を認識し、相乗効果を引き出すことの重要性を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
世界の諸地域の人々との相互依存関係にあることを認識し、共生・共存のために文化の多様性を豊かさを肯定的に捉えることと、世界における日本、日本における世界の関係を考える。
1)集中講義形式による座学を通して知識を得る。
2)協定校等海外学生受け入れプログラムに参加することで、体験を通して異文化理解に努める。
授業の進め方・方法:
1)課題発表とレポートにより評価する。評価の比率は課題発表が50%、レポートが50%とする。総合評価の得点率が60%以上を合格とする。
2)準備を含め、海外学生受け入れプログラムへの貢献度(役割など)が20%、参加時間(80%)によって評価する。事前研修・準備に参加した時間及び受け入れプログラム参加時間が30時間以上で合格とする。
注意点:
この講義はPBL方式で行うため、チーム内の協調や課題解決に関する発表などが必要である。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 国際的な活動を行っている講師を招聘し、講演を聴く。 講演内容を理解し、海外の社会情勢及び文化等についての知識に基づいて行動することができる。
2週 以降、開講期間に合わせた活動を行う。
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力自然科学化学(一般)化学(一般)代表的な金属やプラスチックなど有機材料について、その性質、用途、また、その再利用など生活とのかかわりについて説明できる。3
洗剤や食品添加物等の化学物質の有効性、環境へのリスクについて説明できる。3
物質が原子からできていることを説明できる。3
単体と化合物がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3
同素体がどのようなものか具体例を挙げて説明できる。3
純物質と混合物の区別が説明できる。3
混合物の分離法について理解でき、分離操作を行う場合、適切な分離法を選択できる。3
物質を構成する分子・原子が常に運動していることが説明できる。3
水の状態変化が説明できる。3
物質の三態とその状態変化を説明できる。3
ボイルの法則、シャルルの法則、ボイル-シャルルの法則を説明でき、必要な計算ができる。3
気体の状態方程式を説明でき、気体の状態方程式を使った計算ができる。3
原子の構造(原子核・陽子・中性子・電子)や原子番号、質量数を説明できる。3
同位体について説明できる。3
放射性同位体とその代表的な用途について説明できる。3
原子の電子配置について電子殻を用い書き表すことができる。3
価電子の働きについて説明できる。3
原子のイオン化について説明できる。3
代表的なイオンを化学式で表すことができる。3
原子番号から価電子の数を見積もることができ、価電子から原子の性質について考えることができる。3
元素の性質を周期表(周期と族)と周期律から考えることができる。3
イオン式とイオンの名称を説明できる。3
イオン結合について説明できる。3
イオン結合性物質の性質を説明できる。3
イオン性結晶がどのようなものか説明できる。3
共有結合について説明できる。3
構造式や電子式により分子を書き表すことができる。3
自由電子と金属結合がどのようなものか説明できる。3
金属の性質を説明できる。3
原子の相対質量が説明できる。3
天然に存在する原子が同位体の混合物であり、その相対質量の平均値として原子量を用いることを説明できる。3
アボガドロ定数を理解し、物質量(mol)を用い物質の量を表すことができる。3
分子量・式量がどのような意味をもつか説明できる。3
気体の体積と物質量の関係を説明できる。3
化学反応を反応物、生成物、係数を理解して組み立てることができる。3
化学反応を用いて化学量論的な計算ができる。3
電離について説明でき、電解質と非電解質の区別ができる。3
質量パーセント濃度の説明ができ、質量パーセント濃度の計算ができる。3
モル濃度の説明ができ、モル濃度の計算ができる。3
酸・塩基の定義(ブレンステッドまで)を説明できる。3
酸・塩基の化学式から酸・塩基の価数をつけることができる。3
電離度から酸・塩基の強弱を説明できる。3
pHを説明でき、pHから水素イオン濃度を計算できる。また、水素イオン濃度をpHに変換できる。3
中和反応がどのような反応であるか説明できる。3
中和滴定の計算ができる。3
酸化還元反応について説明できる。3
イオン化傾向について説明できる。3
金属の反応性についてイオン化傾向に基づき説明できる。3
ダニエル電池についてその反応を説明できる。3
鉛蓄電池についてその反応を説明できる。3
一次電池の種類を説明できる。3
二次電池の種類を説明できる。3
電気分解反応を説明できる。3
電気分解の利用として、例えば電解めっき、銅の精錬、金属のリサイクルへの適用など、実社会における技術の利用例を説明できる。3
ファラデーの法則による計算ができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000